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労いの言葉の例文・読み方・類語・敬語での目上の人への使い方

更新日:2024年01月28日

敬語表現

上司に労いの言葉を掛けたいけど、迷ってしまう事があります。そもそも労いとはどういう意味なのか分からない人もいるでしょう。そこで今回はそんな労いの言葉の読み方や意味・労いの言葉の類語や敬語での目上の人への使い方について説明していきます。

目上の方に使う場合は「お疲れ様です」と表現する

目上の方に使用する場合は、敬語表現の「お疲れ様です」と表現します。なぜなら「お疲れ様」はそのままだと敬意を伝える事ができないからです。そのため「お疲れ様です」と表現しなくてはいけません。 もしそのまま「お疲れ様」と上司に労いの挨拶をしてしまった場合、上司の機嫌を損ねてしまう可能性があります。なので目上の方に労いの挨拶を掛ける際は「お疲れ様です」と敬語表現に直してから挨拶をしましょう。そうすれば上司の機嫌を損ねることなく気持ちよく帰れます。

ご苦労様の使い方と注意点

ご苦労様もお疲れ様と同じように「ご苦労様です」と敬語にすれば問題ないと思っている方は要注意です。先ほどの「ご苦労様」の意味でも解説しましたが、「ご苦労様」は目上に対して使用する言葉ではありません。 いくら丁寧な敬語表現に直しても上司を怒らせてしまう可能性が高いでしょう。「ご苦労様」は自分のよりも立場が下の人に対して使用する挨拶なので使い方には注意が必要です。

労いの類語

労いの類語にはどんな言葉があるのでしょうか。労いの類語を紹介していきます。

①慰労

労いの類語には「慰労」があります。慰労は「慰労」と読みます。慰労は「骨折りを労う事や慰め労る事」や「相手の働きへの感謝や励ましの気持ちを伝える事」を意味しています。慰めるは「心を落ち着ける事」や「憂さを晴らす事」の意味があります。活用例は「山田君を慰労する」「部下を慰労する」のように使用可能です。

②労り

労いの類語には労りがあります。労りと書いて「いたわり」と読みます。労りは労るの連用形で労りとは「思いやりを持って扱う事」「労う事」の意味があります。活用例には「部下に労りの言葉を掛ける」などがあります。

③労る

労いの類語には「労る」があります。労ると書いて「いたわる」と読みます。労るは「困っている人や病人を労り、大事にする事」を意味しています。活用例は「病人を労る」「お年寄りを労る」のように使う事が可能です。

労いの労の意味

労いという単語には漢字の「労」が使われていますが、この「労」という漢字にはどのような意味が込められているのでしょうか。労いの労は「ろう」と読みます。労の意味は骨折りや功績・手柄などの意味があります。 骨折りとは「肉体を使った労働の事」や「努力して尽くす事」の意味があります。功績の意味は「優れた成果や結果の事」です。手柄の意味は「目覚ましい働き」の意味があります。つまり労とは苦労したり努力して働くという意味が込められています。

労をねぎらうとはどういう意味?

労いの「労」を使った言葉に「労をねぎらう」という言葉があります。労をねぎらうの意味を知らない人もいると思いますので説明していきます。まずはそれぞれの単語の説明からです。 「労をねぎらう」の「ねぎらう」は漢字で書くと「労う」です。労と労うは同じ漢字の労が使われています。読みやすさを考えあえて片方の言葉をひらがな表記のねぎらうと表現されています。このねぎらうの意味は「働きを慰め労る事」の意味があります。 労の意味は先ほどの説明していますので、意味を合わせてみると「肉体労働や努力をがんばりを丁寧に扱うことで落ち付かせる」の意味です。

労をねぎらうは重複言葉じゃないの?

この労をねぎらうという言葉は同じ漢字の「労」を使用しているため、重複言葉ではないのかと思われる方も多いでしょう。一般的に話し言葉として労をねぎらうは使用されるため重複言葉ではありません。そのため問題なく使用可能です。

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初回公開日:2018年03月05日

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