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面接の質問で「学生時代に頑張ったことは?」と聞かれたときの対処法

更新日:2024年11月17日

面接

面接や履歴書の欄の「学生時代に頑張ったこと」に対して学生時代頑張ったことはない、または思い浮かばないという方は多いです。実際学生時代に頑張ったことがないという場合、合否に影響はあるのでしょうか?また、ない場合はどの様に対処すればいいのでしょうか?

「学生時代に頑張ったこと」を答える上で重要なポイントは、その経験談だけではなく、その質問への答えの文章力・文章の構成も重要となってきます。そこで、文章を作る上でのポイントを解説します。ポイントがわかれば、頑張ってきたことをまとめるのも難しい事ではありません。

基本的に良いとされる文章の構成は「概要→動機→課題→行動→結果→成長」概要は何をやったのか?という部分になります。動機は何故その事に夢中になったのか?課題はどんな課題、どんな問題に取り組んだか?行動はその課題に対してどの様な行動、対処をしたか?結果はその対処した結果どの様な結果になったのか?そして、成長はその経験からどんな事を学ぶ事が出来たのか?という部分です。この文章構成のポイントをおさえながら自分の頑張った経験を伝えれば、文章の構成力としても良いアピールになります。どこが一番大事という事もなく、どこかの部分だけが偏って長くなってしまうという事も避けましょう。

アルバイトの話はNG

学生時代に頑張ったこととしてアルバイトの経験を話す学生も多いですが、実はアルバイトの話は学生時代に頑張ったこととして、面接ではあまり使わない方が良いのです。最近の面接のマニュアル本ではアルバイトの話はしない方が良いとも書かれている事が多いです。その理由を解説します。

アルバイト経験を話す学生が多い

学生時代に頑張ったこととして、アルバイト経験を話す学生はかなり多くいます。実は昔はアルバイト経験を話す事で、受かりやすくなるといった事もありましたが、そのせいで学生時代に頑張ったこととしてアルバイト経験を話す学生があまりにも多くなりすぎてしまったのです。なので、今では学生時代に頑張ったこととしてアルバイトの経験を話すとオリジナリティがない、みんなと同じ、マニュアルの通りと思われてしまいます。

アルバイトで学んだ事に説得力がない

学生生活の片手間のアルバイトではアルバイトの中のリーダーや大事な役職につく事はほとんどありません。なので、学生時代のアルバイトでは飲食店のホール業務などが多いです。そうなると、学生時代のアルバイトで学んだ事の多くは「コミュニケーション能力」となりますが、コミュニケーション能力などは面接官からするとアバウトな能力と受け取られてしまいます。

本業の学生生活を頑張ってないと受け止められてしまう

あくまで質問の内容は「学生時代に頑張ったこと」なので、本来学生生活の中で頑張ったことを話すのが良いですが、アルバイトとなると学生生活ではなく、フリーターでも経験できる事なので、本来の質問の趣旨から少し脱線してしまいます。学生時代には多くの事を学び、経験できるはずですが、その中でアルバイトの経験談を話してしまうと、本来の学生生活をしっかり行ってきていないんじゃないか?と思われてしまいます。

「学生時代に頑張ったこと」ない場合の対処法は?

もしも学生時代に頑張ったことがないという場合どの様に対処すればいいのか?また、事前の対策としてどの様な事をすればいいのでしょうか?

学生時代の思い出をノートに書く

「学生時代に頑張ったこと」として浮かばない場合はありますが、「学生時代の思い出」と考えると様々な思い出が沢山出てくるはずです。その思い出を一度全部ノートなどに書いてみましょう。そうする事で、色んな経験、色んな学びや苦労なども思い出せます。その中から自分の中で特に勉強になった事などをピックアップしましょう。その思い出が地味な思い出でも関係ありません。むしろ小さな経験の中からどれ程の事を考え、行動し、学んだのか?という点をしっかりと説明できるなら、それはプラスのアピールとなります。

経験した事を1から順に並べる

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初回公開日:2017年04月07日

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