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面接の質問で「学生時代に頑張ったことは?」と聞かれたときの対処法

更新日:2024年11月17日

面接

面接や履歴書の欄の「学生時代に頑張ったこと」に対して学生時代頑張ったことはない、または思い浮かばないという方は多いです。実際学生時代に頑張ったことがないという場合、合否に影響はあるのでしょうか?また、ない場合はどの様に対処すればいいのでしょうか?

サークル・部活

学生時代に頑張ったこととして浮かびやすい経験がサークルや部活ではないでしょうか?所属していなかったという人もいますが、ほとんどの人はサークルや部活に所属していた経験があるので、学生時代に頑張ったことの経験として使いやすいです。特に部活などは試合や合宿などもあり、頑張った経験も思い出しやすいです。

アルバイト

学生時代に頑張ったこととしてアルバイトの経験を話す学生は多くいます。アルバイトは学生だからこその活動というよりも、お金を稼ぐ経験なので、就職の際の面接にも話しやすいです。どの様な事に苦労して、どんな動きが出来たのか、お金を稼ぐ意識がどの様に変わったか?などアピールできる点も多いです。

勉強

もちろん学生の本業、勉強を頑張ったという経験談も有りです。しかし、学生の本業だからこそ、勉強をするのは当たり前と思われてしまっている為、頑張った部分をアピールするには難しい経験でもあります。それでも納得させる事が出来る様な経験や、文章の構成を作る事が出来ればかなり良いアピールになるでしょう。

「学生時代に頑張ったこと」回答例

ではここで学生時代に頑張ったことの良い回答例とポイントを見ていきます。いくつかの経験に分けた回答例を用意しました。

部活

男子ラクロス部のマネージャを頑張り、中でもテーピング技術の習得に力を入れました。テーピングが苦手だった私は選手に練習台になってもらい、またテーピング講習を受けるなど、毎日猛特訓をしました。その結果、後輩の指導をするほどテーピングが得意になり、苦手なことを得意なことに変える力を身に付けました。

この回答例のポイントは部活の中でもどこに対して頑張り、どこに対して苦労したのか?また、その困難を乗り越える為にどんな対策をしたか?それを乗り越えた上で何を学んだのかがハッキリと伝える事が出来ている部分です。部活に対しての回答をする場合は、ただただ優勝に向かって頑張ったなどでは良い印象を与える事が出来ません。自分がどんな役職で、その役職だからこそこんな困難があった、など自分の経験をしっかりと伝える事が重要です。

勉強

私が学業への取り組みとして行なったのは、自らを律し、決して妥協せず、常に向上心を持って努力した事です。具体的には、講義のスケジュール管理を行い、予習と復習に費やす時間の確保を心掛けました。また、難解な問題への対処として、積極的な教授への質問と、関連する文献や参考資料を図書館で調べ、問題解決に努めました。

学生時代に頑張ったこととしてアピールするのが難しいとされる勉強の経験ですが、この例文はとても良い印象を与えられる文章になっています。ただただ試験の為に頑張った、などではなく、どの様な気持ちで取り組み、実際にどの様な対策をしたのか?また、学校以外で出来る動きとしてどの様な行動をしたかなども伝わるので、仕事に対しても真面目に取り組む姿勢が伝わります。

ゼミ

私が学生時代に「頑張った」と自信を持って言えることは、ゼミ活動です。話し合いを重ねる中で、自分の意見を相手に伝わるように表現すること、人の意見を柔軟に受け入れること、が出来るようになったと思います。御社でも周りと力をあわせて成果をあげていきたいと思っています。

この例文で重要なポイントは「ゼミで何をしたか?」ではない部分です。ゼミという活動を通す事で、何を思い何を学ぶ事が出来たのかというのを伝えられている点が非常に良いポイントです。学生時代に頑張ったことの質問に対して、「そこで何をした」というのはあまり重要なポイントではなく、「そこで何を思ったか」が重要になってきます。

「学生時代に頑張ったこと」話す上でのポイント

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初回公開日:2017年04月07日

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