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面接の質問で「学生時代に頑張ったことは?」と聞かれたときの対処法

就活の面接

面接や履歴書の欄の「学生時代に頑張ったこと」に対して学生時代頑張ったことはない、または思い浮かばないという方は多いです。実際学生時代に頑張ったことがないという場合、合否に影響はあるのでしょうか?また、ない場合はどの様に対処すればいいのでしょうか?

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面接での仕事内容に関係のない質問

就職やアルバイトなどの面接において、仕事内容に関しての質問はもちろんですが、中には仕事内容に関係のない様な質問をされる事もあります。仕事内容に関係のない質問とは、どんな物なのか?主な質問をいくつか紹介します。

趣味はありますか?

面接時に趣味を聞かれる事は多くあります。趣味を聞かれるというのはその人自身に関心を持ち始めている証拠でもあります。また、もし共通の趣味がある場合は話題もあい、話が膨らむ事もあります。しかし、趣味が多すぎてしまうと、仕事よりも趣味に集中してしまうと思われてしまうので、趣味を多く語りすぎてしまうのはNGです。しかし、採用したいからこそその人に対して詳しく知りたいと思ってくれているので、しっかりと答えましょう。

長所・短所について

仕事内容と関係のない質問で代表的なのが長所と短所。履歴書にも長所や短所を書く欄がある程なので、とても重要な部分です。長所と短所を受け答えできる事で、どれだけ自分という人間を理解できているか?自分を客観視できているか?という事がわかります。もちろん長所や短所の内容次第でその職種に合っているかという部分も見られます。例えば、長時間マメな作業をする職業での面接で、短所として集中力が続かないというのはマイナスなイメージを与えてしまいます。

仕事以外で関心のあるニュース

こちらも面接において比較的質問される事が多いです。この質問は、普段からどれだけ外の世界に目を向けているか?どれだけ視野が広いか?という部分を見ています。特に面接先の企業と関連のあるビジネスニュースなどを知っていると良いアピールになります。関心のあるニュースがないと答えてしまうと、仕事に対しても感心が薄い人間だと思われてしまいます。

最近感銘を受けた本

この質問に関しても関心のあるニュースと似た意味を持ちますが、ニュースはテレビを見ていれば流れてくるもの、本に関しては読もうと思わなければ読まない物なので、その人の探究心、研究心、積極性などわかります。自ら本を読んで勉強する人は企業にとっては、仕事に関しても、積極的に自分から学んでくれる人というイメージに繋がります。

仕事内容に関係ない質問をする意図とは?

面接官は様々な内容の質問をしてきます。上記で紹介した様な質問の様に、どの質問にも裏に隠された意図があるわけですが、中には本当に意味があるのか?と思ってしまう質問も多々あります。

対応力を見られている

仕事内容に関係ない質問の中には、本当に仕事に関係のない質問もあります。ですが、その質問をする事で、その人の対応力を見ているのです。仕事に関係のない質問というのはどのマニュアル本にも載っていません。面接官もある程度、マニュアルなどを研究して面接に望んでいる事を前提として面接をしています。なので、マニュアル本には載っていない様な不意の質問をいくつか準備しているのです。マニュアルなどで載っていない質問をされた際に、どれだけすぐ答えられるか?どれだけ対応する事が出来るか?頭がまわるか?など、そういった点を見ているのです。

意味のない質問はない

仕事内容に関係のない質問は多くありますが、そのどれもが意味を持つ質問です。仕事内容に関係のない質問だからと言って全く意味のない質問というのはありません。どんな質問にも裏に隠された意味があり、性格や精神性などを見る為の物になっています。

「学生時代に頑張ったこと」を聞く理由は精神性を見ている

仕事内容と関係のない質問として「学生時代に頑張ったこと」を聞かれる事もあります。果たしてこの質問をする意図とはどういった意図なのでしょうか?

この質問をする事によって学生時代という経験を積む時期に、どれだけの事に取り組み、どんな能力を育んできたのかがわかります。それがわかる事により、その経験が入社後にどんな事に役に立つか?どの様に仕事に取り組むか?その能力をどう活かす事が出来るか?を面接官は知る事、考える事が出来ます。他にも、どういった理由で頑張れたのか?頑張る上でどんな困難があり、その困難をどんな風に乗り越えたか?その結果自分にとって何を手に入れたか?という事も聞かれます。ここで面接官が重要視しているのは、結果ではなく、経緯から見るその人の精神性です。また、こういった質問をする事で、質問の意味を理解して答えることができているか?答えるまでの考える時間、文章の構成がしっかりと出来ているか?などそういった部分もチェックしています。

「学生時代に頑張ったこと」に、ないと答える人は多い

「学生時代に頑張ったこと」の質問に対して、「ない」と答える人は実際多いです。ないと答えてしまう人はどの様な理由でないと答えてしまうのでしょうか?

事前準備をしていなかった

ほとんどの人は面接の練習、勉強の際に事前にこの質問の準備をしていなかったという理由が多いです。面接に対しての受け答えの練習や勉強では、その企業に関する事をメインに考えてしまう人が多い為、この様な仕事内容や企業と関係ない質問の部分をおろそかにしてしまいます。その中でも趣味や長所短所に関しては最近では面接のマニュアル本などにも書かれていたりもするので、予測している方も多いですが、学生時代の事に関しての質問をされるという予測が出来ている人は少ないのです。

本当に頑張ったことがない

中には本当に学生時代に頑張ったことがないというケースもあります。しかし、学生経験の中で頑張ったことが一つもないなんて人はいません。これは頑張ったことがないのではなく、思い出が薄かったり、思い出せなかったり、もしくは自分に謙虚すぎる事が理由でしょう。面接官はこの質問をする事で、自分をどれだけ客観視できているかという部分も見ている為、頑張ったことがないと答えてしまえば、自分の事を自分で把握できていないという印象になってしまいます。

仕事に関係ないと思った

仕事に関係ないと思ったからないと答えたという人もいます。しかし、上記でも説明した通り、面接の際の質問は無意味な質問は一つもありません。どんな質問にもその人を知る為の隠された意図があります。もちろん面接の際に、その質問って仕事に関係ありますか?と聞くのはNGです。

「学生時代に頑張ったこと」経験例

どうしても答えなければいけないとわかっていても、学生時代に頑張ったことが浮かばないという人もいます。では、例えばどんな経験を学生時代に頑張ったこととして話す事があるのか?いくつかの例を見ていきます。

ゼミ

最近の学生はゼミなどに所属している人も多いです。ゼミなどでは専門的な内容を学び、プロジェクトに向けての活動などをする事がある為、頑張ったこととして伝えやすい経験の一つです。また、一つの事に対して積極的に取り組む事が出来るという点もアピール出来ます。

サークル・部活

学生時代に頑張ったこととして浮かびやすい経験がサークルや部活ではないでしょうか?所属していなかったという人もいますが、ほとんどの人はサークルや部活に所属していた経験があるので、学生時代に頑張ったことの経験として使いやすいです。特に部活などは試合や合宿などもあり、頑張った経験も思い出しやすいです。

アルバイト

学生時代に頑張ったこととしてアルバイトの経験を話す学生は多くいます。アルバイトは学生だからこその活動というよりも、お金を稼ぐ経験なので、就職の際の面接にも話しやすいです。どの様な事に苦労して、どんな動きが出来たのか、お金を稼ぐ意識がどの様に変わったか?などアピールできる点も多いです。

勉強

もちろん学生の本業、勉強を頑張ったという経験談も有りです。しかし、学生の本業だからこそ、勉強をするのは当たり前と思われてしまっている為、頑張った部分をアピールするには難しい経験でもあります。それでも納得させる事が出来る様な経験や、文章の構成を作る事が出来ればかなり良いアピールになるでしょう。

「学生時代に頑張ったこと」回答例

ではここで学生時代に頑張ったことの良い回答例とポイントを見ていきます。いくつかの経験に分けた回答例を用意しました。

部活

男子ラクロス部のマネージャを頑張り、中でもテーピング技術の習得に力を入れました。テーピングが苦手だった私は選手に練習台になってもらい、またテーピング講習を受けるなど、毎日猛特訓をしました。その結果、後輩の指導をするほどテーピングが得意になり、苦手なことを得意なことに変える力を身に付けました。

この回答例のポイントは部活の中でもどこに対して頑張り、どこに対して苦労したのか?また、その困難を乗り越える為にどんな対策をしたか?それを乗り越えた上で何を学んだのかがハッキリと伝える事が出来ている部分です。部活に対しての回答をする場合は、ただただ優勝に向かって頑張ったなどでは良い印象を与える事が出来ません。自分がどんな役職で、その役職だからこそこんな困難があった、など自分の経験をしっかりと伝える事が重要です。

勉強

私が学業への取り組みとして行なったのは、自らを律し、決して妥協せず、常に向上心を持って努力した事です。具体的には、講義のスケジュール管理を行い、予習と復習に費やす時間の確保を心掛けました。また、難解な問題への対処として、積極的な教授への質問と、関連する文献や参考資料を図書館で調べ、問題解決に努めました。

学生時代に頑張ったこととしてアピールするのが難しいとされる勉強の経験ですが、この例文はとても良い印象を与えられる文章になっています。ただただ試験の為に頑張った、などではなく、どの様な気持ちで取り組み、実際にどの様な対策をしたのか?また、学校以外で出来る動きとしてどの様な行動をしたかなども伝わるので、仕事に対しても真面目に取り組む姿勢が伝わります。

ゼミ

私が学生時代に「頑張った」と自信を持って言えることは、ゼミ活動です。話し合いを重ねる中で、自分の意見を相手に伝わるように表現すること、人の意見を柔軟に受け入れること、が出来るようになったと思います。御社でも周りと力をあわせて成果をあげていきたいと思っています。

この例文で重要なポイントは「ゼミで何をしたか?」ではない部分です。ゼミという活動を通す事で、何を思い何を学ぶ事が出来たのかというのを伝えられている点が非常に良いポイントです。学生時代に頑張ったことの質問に対して、「そこで何をした」というのはあまり重要なポイントではなく、「そこで何を思ったか」が重要になってきます。

「学生時代に頑張ったこと」話す上でのポイント

「学生時代に頑張ったこと」を答える上で重要なポイントは、その経験談だけではなく、その質問への答えの文章力・文章の構成も重要となってきます。そこで、文章を作る上でのポイントを解説します。ポイントがわかれば、頑張ってきたことをまとめるのも難しい事ではありません。

基本的に良いとされる文章の構成は「概要→動機→課題→行動→結果→成長」概要は何をやったのか?という部分になります。動機は何故その事に夢中になったのか?課題はどんな課題、どんな問題に取り組んだか?行動はその課題に対してどの様な行動、対処をしたか?結果はその対処した結果どの様な結果になったのか?そして、成長はその経験からどんな事を学ぶ事が出来たのか?という部分です。この文章構成のポイントをおさえながら自分の頑張った経験を伝えれば、文章の構成力としても良いアピールになります。どこが一番大事という事もなく、どこかの部分だけが偏って長くなってしまうという事も避けましょう。

アルバイトの話はNG

学生時代に頑張ったこととしてアルバイトの経験を話す学生も多いですが、実はアルバイトの話は学生時代に頑張ったこととして、面接ではあまり使わない方が良いのです。最近の面接のマニュアル本ではアルバイトの話はしない方が良いとも書かれている事が多いです。その理由を解説します。

アルバイト経験を話す学生が多い

学生時代に頑張ったこととして、アルバイト経験を話す学生はかなり多くいます。実は昔はアルバイト経験を話す事で、受かりやすくなるといった事もありましたが、そのせいで学生時代に頑張ったこととしてアルバイト経験を話す学生があまりにも多くなりすぎてしまったのです。なので、今では学生時代に頑張ったこととしてアルバイトの経験を話すとオリジナリティがない、みんなと同じ、マニュアルの通りと思われてしまいます。

アルバイトで学んだ事に説得力がない

学生生活の片手間のアルバイトではアルバイトの中のリーダーや大事な役職につく事はほとんどありません。なので、学生時代のアルバイトでは飲食店のホール業務などが多いです。そうなると、学生時代のアルバイトで学んだ事の多くは「コミュニケーション能力」となりますが、コミュニケーション能力などは面接官からするとアバウトな能力と受け取られてしまいます。

本業の学生生活を頑張ってないと受け止められてしまう

あくまで質問の内容は「学生時代に頑張ったこと」なので、本来学生生活の中で頑張ったことを話すのが良いですが、アルバイトとなると学生生活ではなく、フリーターでも経験できる事なので、本来の質問の趣旨から少し脱線してしまいます。学生時代には多くの事を学び、経験できるはずですが、その中でアルバイトの経験談を話してしまうと、本来の学生生活をしっかり行ってきていないんじゃないか?と思われてしまいます。

「学生時代に頑張ったこと」ない場合の対処法は?

もしも学生時代に頑張ったことがないという場合どの様に対処すればいいのか?また、事前の対策としてどの様な事をすればいいのでしょうか?

学生時代の思い出をノートに書く

「学生時代に頑張ったこと」として浮かばない場合はありますが、「学生時代の思い出」と考えると様々な思い出が沢山出てくるはずです。その思い出を一度全部ノートなどに書いてみましょう。そうする事で、色んな経験、色んな学びや苦労なども思い出せます。その中から自分の中で特に勉強になった事などをピックアップしましょう。その思い出が地味な思い出でも関係ありません。むしろ小さな経験の中からどれ程の事を考え、行動し、学んだのか?という点をしっかりと説明できるなら、それはプラスのアピールとなります。

経験した事を1から順に並べる

自分の中で印象的な思い出があれば、その経験を1から順に並べて考えてみましょう。例えば自分の中ではただ資格を取得しただけだとしても、何故資格をとろうとしたのか?資格をとる為にこんな部分で苦労した、どんな風にしてその苦労を克服したのか?資格をとる事が出来たのか?資格をとる流れの中でどんな事を感じたのか?ただその流れを説明するだけでも良いのです。学生時代に頑張ったことがないという人の中には自分の中では頑張ったという意識ではないという理由で浮かばない人も多いですが、周りから見れば結果的に頑張っている経験になっている事もあります。なので、自分の経験した事を話すだけでも「学生時代に頑張ったこと」の答えとしては問題ありません。

「学生時代に頑張ったこと」は合否に影響は?

この「学生時代に頑張ったこと」上手く話せるか話せないか?果たして合否に対して影響はどれ程なのでしょうか?また、企業と全く関連性のない経験でもありなのでしょうか?

人間性においては重要

「学生時代に頑張ったこと」を質問する上で、面接官が見ているのはその人の性格や人間性です。例えば、学生時代に部活やコンクールで優勝をしたなどと話しても、それは人間性に関しての部分ではないので、あまり意味がないのです。つまり人間性を見る質問の上でかなり重要な部分なので、サービス業など、人間性に重きを置いている企業に関しては重要な質問です。

仕事内容によっては影響は大

例えばゼミや研究室での経験を事務作業の多い企業でアピールしてもあまり影響はありませんが、商品開発などプレゼンの多い企業においてはその経験は大きく影響してくると言えます。自分の経験してきた事、頑張ってきたことが面接先の企業と関連する経験なら合否の影響に大きく関わってくると言えます。なので、もしも自分の頑張ってきた経験がいくつかあるのであれば、出来るだけ企業と関連した経験を選び話すのが有利となります。しかし、あくまで人間性を見る為の質問ではあるので、企業と全く関連性のない経験でも良いです。

どんな質問も受け答えが出来る準備を!

今回は「学生時代に頑張ったこと」に関しての解説でしたが、基本的に面接官の質問にはどれにも意図があり、意味のない質問というのはありません。どんな質問にもすぐ答える事が出来るように事前の対策が必要です。予想していなかった質問などで反応を見ている面接官もあるので、面接の練習をする際には関係ない質問などに対しても対応出来る様にしておくのがベストです。

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