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かっこいいラテン語をジャンル別に紹介!単語や名言の意味も解説

更新日:2023年12月07日

雑学・歴史

ラテン語にはかっこいい言葉があることをご存じでしょうか。本記事では、かっこいいラテン語の単語について、ジャンルごとに分けて紹介しています。ラテン語には何かの名前になるようなかっこいい単語が多くあることがわかりますので、ぜひ参考にしてください。

ラテン語のかっこいい単語・名言の意味を一覧で紹介

世界には6,900ほどの言語があると言われています。数多ある言語の中でもラテン語の存在を知っている方は多いと思います。しかし、「ラテン語の単語を一つ言ってみて」と言われても思いつかない方がほとんどではないかと思います。 それもそのはず、現在ラテン語を公用語としている国はローマ教皇庁があるバチカン市国のみで、日常生活でラテン語を話している人はほとんどいません。日本人である私たちがラテン語を意識して耳にする機会はそうそうないでしょう。 この記事では、かっこいいラテン語をジャンル別に紹介します。この記事を読めば、ラテン語の歴史からあいさつ、ネーミングに使えそうなかっこいいラテン語の単語を知ることができます。ラテン語に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

ラテン語の歴史

ラテン語はイタリック語派という言語系統に属します。元々イタリア半島の古代ラテン人によって使用されていたと考えられており、イタリック語派の話者がイタリア半島に現れたのは、紀元前2千年期後半と言われています。 時代は下り、紀元前8世紀にはラテン語の話者がラティウム地方(現在のイタリア、ラツィオ州)に定住を開始しました。この頃から紀元前2世紀頃までのラテン語はのちのラテン語と区別するために「古ラテン語」と呼ばれ、イタリアの先住民の言語であるエトルリア語に語彙などの面で影響を受けています。 紀元前1世紀頃以降にラテン語は「古典ラテン語」と呼ばれるようになり、のちの中世や現代におけるラテン語はこの時代のものを指します。 現在、ラテン語を公用語として採用しているのはバチカン市国のみです。しかし、バチカン市国でもラテン語が用いられるのは公文書や典礼文のみで、日常生活ではイタリア語が使われています。 また、キリスト教の聖書は本来ラテン語で書かれており、キリスト教の聖歌もラテン語で書かれています。クリスマスの時期に伝統的なクリスマスソングに耳を傾けてみると、ラテン語で歌われているなんてことがあるかもしれません。

ラテン語の読み方

ラテン語を読む際、「ローマ字読み」をすることが原則です。 例えばrose(バラ)は英語の発音では「ローズ」ですが、ラテン語ではローマ字読みが原則なので、読み方は「ロサ」となります。難しそうなラテン語ですが、ローマ字読みだと考えれば少しハードルが下がりますよね。 また、ラテン語には長母音と短母音の区別があります。 例えば、liber(リベル)とlīber(リーベル)は綴りこそ同じですが、母音の長さによって意味が異なります。前者は「本」、後者は「自由な」を意味します。 さらに、ラテン語には基本母音が6つあります。 a、i、u、e、oの5つに加え、y(ユ)も母音のひとつです。例えば、symbolus(シュンボルス;印)やtypus(テュプス;典型)などです。これらの単語を見ると、ラテン語が英語に影響を与えていることがわかりますね。

ラテン語のかっこいい単語【挨拶】

ここからはラテン語のかっこいい単語を紹介します。まずは挨拶編です。 言語を学ぶ上で最初に覚えるフレーズは挨拶ですよね。覚えておけば旅行で役に立つことがあるかもしれません。

gratias tibi ago

「gratias tibi ago」はラテン語で「ありがとう」という意味です。 「グラーティアス ティビ アゴー」と発音します。ラテン語で「ありがとう」を表す言葉はいくつかあるようですが、正式な表現は「gratias tibi ago」となります。

mihi ignoscas

「mihi ignoscas」はラテン語で「ごめんなさい」を意味します。 「ミヒ イグノースケ」と発音します。「mihi」はラテン語で「自分」を意味する言葉で、「ignoscas」のみでも「ごめんなさい」の意味になります。 「すみません、失礼します(英語で言う「excuse me」)」の意味でも使えます。「ありがとう」とあわせて覚えておくと旅行の際に役立つかもしれませんね。

salve

「salve」はラテン語で「こんにちは、こんばんは」を意味する言葉です。 「サルウェー」と発音します。挨拶の中でも基本中の基本である「こんにちは、こんばんは」は覚えておいて損はないでしょう。時間を気にせず使える挨拶表現です。

gratulor felicitati tuae

「gratulor felicitati tuae」は、ラテン語で「おめでとう(成功)」を意味する言葉です。 「ゲレトゥア フェリチタティ トゥアレ」と発音します。何かのお祝いの際に「おめでとう!」や「Conglaturations!」の代わりにカードなどに書いて渡すとかっこいい雰囲気を演出できるのではないでしょうか。

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初回公開日:2022年07月15日

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