IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

漢検の正式名称と主催団体・資格欄への書き方・何級から書くのか

更新日:2023年12月08日

暮らしの知恵

「漢検」という資格、聞き覚えはありませんか。正式名称は「日本漢字能力検定」です。文字を書く機会が減っている現代こそ、漢検の級を保持していることは、就活のときにも強みになるでしょう。今回は漢検の受験案内と正式名称や主催団体、履歴書の資格欄への書き方を紹介します。

日本ビジネス技能検定協会の漢検とは?

日ビとよく省略されますが、正式名称を日本ビジネス技能検定協会といいます。は1989年(平成元年)に創立しました。検定試験をとおして、ビジネスに関係のある能力の向上、実社会に貢献できる人材の育成を目指しています。簿記検定やワープロ検定をはじめに、ブライダルや福祉に関わる資格など、多種多様な検定試験を行っています。 日本ビジネス技能検定協会の漢検は1級~3級があります。それぞれ常用漢字の中から出題されます。年3回、6月、9月、1月に試験があります。 合格実績は履歴書の資格欄にも書くことができます。 検定料は以下のとおりです。 ・1級:2000円 ・2級:1700円 ・3級:1500円

日本漢字能力検定の漢検と日ビの漢検の違いは?

「日本漢字能力検定の漢検」は常用漢字以外からの出題も多く、「日本ビジネス技能検定の漢検」よりも出題範囲が広いです。同じ漢検1級合格でも、日本漢字能力検定の1級の方が合格率も低いので希少価値も高いです。 どちらも資格欄に書くことができますが、職場などで漢字能力をアピールポイントにしたい、と考えるのなら、日本漢字能力検定の漢検を受験した方がより良いでしょう。正式名称を確認して、ぜひ日本漢字能力検定を受験してみてください。

漢検の資格欄への書き方の例

漢検を評価して受験の参考にする学校や企業が多数あります。480を超す企業が漢検を採用の指標にしたり、社員教育に活用しています。三省堂印刷(株)、凸版印刷(株)などの印刷会社や大修館書店など書物を扱う企業が多いですが、文字や書籍には直接関係のない、銀行やテレビ局でも漢検の評価は高いです。 ここからは、漢検の取得級を履歴書や願書にはどのように書けばよいか紹介していきます。

漢検の履歴書への書き方は?

履歴書の二面には、免許と資格を記入する欄があります。この欄に「平成○年・○月・日本漢字能力検定○級合格」とあなたが漢検に合格した年月と漢検の名称、級を書いてください。 記入するときには略称の漢検でなく、正式名称の日本漢字能力検定と書きましょう。合格した日付は合格証に記載されています。正式名称をきちんと書けることも、書類選考では大切です。また、年月を書く欄は、受験した年月でなく合格した年月を書きましょう。 自動車免許や教員免許など、あなたが持っている免許があれば免許を先に記入します。こちらも正式名称で書きます。漢検は資格です。免許を記載した後に記入しましょう。

漢検の願書への書き方は?

入学願書に資格欄がある場合は、履歴書と同じ書き方でいいでしょう。「平成○年・○月・日本漢字能力検定○級」と記入してください。こちらも正式名称の「日本漢字能力検定」と省略せずに書きましょう。

資格欄への漢検の書き方のポイント

取得月の書き方は?

先ほどもふれましたが、漢検の取得日は合格証に記載されています。その年月を履歴書に書きましょう。漢検を受験したのは学生時代になので合格証が手元にない。合格した年月を忘れてしまった。などという場合もあるでしょう。 日本漢字能力検定協会では、「受験履歴の照会」と「合格証の再発行」をしてくれます。どうしても合格した時が思い出せないときは、利用してみましょう。詳細はこちらです。

何級から書く?

履歴書の資格欄には、漢検2級から書きましょう。漢検に限らず履歴書に資格を記入するときは、2級以上のものを書くといいです。日本漢字能力検定協会の資格は履歴書に書くことができる資格ですが、社会人のアピールポイントとしては、常用漢字を使いこなせる力がある。とされる2級以上を記載したほうがいいでしょう。 これから漢検を受験しようと考えている方は、ぜひ2級以上を目指してみてください。

次のページ:その他の資格の正式名称と資格欄への書き方
初回公開日:2018年01月23日

記載されている内容は2018年01月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

関連タグ

アクセスランキング