IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

BCCメールの送り方のマナー|TO・CC・BCCの特徴と違い

更新日:2024年07月14日

ビジネスマナー

メールを使う頻度の高い社会人なら知っておきたいBCC一斉送信ですが、具体的な使い分け方法など、答えられない人は意外と多いです。既にBCC一斉送信を使ったことがある人でも今後ビジネスメールで失敗しないようにBCCメールの送り方のマナーをマスターしていきましょう。

BCCメールの送り方でよくある失敗2:相手側のメールサーバーの問題

BCCメールの送り方でよくある失敗の2つ目として、「相手側のメールサーバーの問題」があります。 BCCを受信しないようにする設定のとりあえずTOで送った時正常に送信できなかったなら、もう一度メールアドレスを確認してみましょう。 もともと登録してあるアドレスが間違っていたり、相手がメールアドレスを変更していて、連絡をし忘れていたり、こちらが確認していない場合もあります。 何をしても送信できない場合はメールアドレスに戻ってみると案外簡単に解決することもあります。

よくある間違った使用例3選

BCCメールでは、どのような内容で誤った使用方法が発生しているのでしょうか。気を利かせたつもりが大きなミスにつながっていることがあります。 ここでは、「よくある間違った使用例3選」として3つの例をご紹介していきます。BCCメールは使い方を誤ってしまうと情報流出や信用失墜などを誘発させてしまう可能性があります。 宛名やメールの本文などのビジネスマナーと併せて、BCCメールの正しい使用方法を把握してきましょう。

よくある間違った使用例1

「取引先へ送信したメールを上司に共有するために取引先に確認をせず、CCを使って上司に一斉送信でメールを送った。」

取引先に情報共有のため上司にもCCを用いてメールを送っている旨を伝えていれば問題ありませんが、伝えてない場合や上司が取引先と面識が無い場合は問題ありです。 取引先からすれば、知らない人にメールの内容を知られていることになるので信用を失いかねないです。了承を得られていない場合は、BCCを用いて上司にメールを送るのが適切です。

よくある間違った使用例2

「仕事の一部をA社にいつも外部委託していたが、予算を抑えるためにA社のライバルであるB社にも見積もり依頼をしたく、A社とB社にCCで見積もり依頼のメールを一斉送信した。」

CCで一斉送信をしてしまうとメールアドレスが他の人にも見られてしまうので、ライバル社であるB社にも見積もり依頼をしていることはバレバレです。 ライバル社でなくとも、他の企業にも見積もりを依頼していることは知られないほうがよい場合が多いのでBCCを使うのが最適でしょう。

よくある間違った使用例3

「退職する同僚から仕事を引き継ぎ、取引先に担当者が変わることを伝えるためメールをCCで取引先に一斉送信した。」

メールアドレスは大事な情報ですので、CCを使って一斉送信してしまうと他の知らない会社にメールアドレスが知られてしまいます。これは情報漏えいという重大なミスになります。 信用を失うと言うことは利益を失うと同等ですので、損害になってしまいます。ちょっとしたミスに見えますが、深刻なミスなのでしっかりとBCCを使用しているか確認してから送信しましょう。

一般メーラーによるBCCメール一斉配信の3つのデメリット

一般メーラーによるBCCメール一斉配信メールを使用すると、「年齢」・「性別」・「住居地域」などカスタマイズした条件でグループ配信をすることができます。 そのため、送信先のメールアドレスを個別にピックアップする手間がなくなります。また、一斉配信メールはアフィリエイトに役立つなど業務改善をすることができるツールとして注目されています。 今回は、一般メーラーによるBCCメール一斉配信のデメリットについて解説していきます。

一般メーラーによるBCCメール一斉配信のデメリット1:メルマガの開封率の把握ができない

一般メーラーによるBCCメール一斉配信のデメリットの1つ目として、「メルマガの開封率の把握ができない」があります。 メルマガを送信した効果を出すためには、読者にメールを開封してもらうことが重要な部分で、メルマガ施策を改善する場合、メール開封率を高めることが必須になってきます。 メールの件名や、配信時間といった部分をトライ&エラーを繰り返し行い、前回配信分と比べて開封率がどう変化したのかを分析し、PDCAを回し続けることがメルマガ施策においては重要なポイントです。

一般メーラーによるBCCメール一斉配信のデメリット2:BCCメールの送り方次第で罰金もある

一般メーラーによるBCCメール一斉配信のデメリットの2つ目として、「BCCメールの送り方次第で罰金もある」です。 メルマガ施策として何も考慮せずメールの一斉配信を行ってしまうと、特定電子メール法に抵触してしまう可能性があります。 特定電子メール法に違反した場合は、個人の場合「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」、法人の場合「3000万円以下の罰金」に処せられます。 メルマガ施策などをする際は、特定電子メール法の内容を理解したうえで対応してください。

送信者情報を偽って送信した場合や、送信者が総務大臣及び消費者庁長官の命令に従わない場合には、1年以下の懲役または100万円以下の罰金(法人の場合は、行為者を罰するほか、法人に対して3000万円以下の罰金)

一般メーラーによるBCCメール一斉配信のデメリット3:初期費用がかかる

次のページ:BCCメールの送り方をマスターしましょう!
初回公開日:2017年03月19日

記載されている内容は2017年03月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

関連タグ

アクセスランキング