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接点復活剤の代用品はこれ！非推奨のアイテムや注意する点も紹介

更新日：2024年05月12日

接点復活剤に代用品は使えるのでしょうか。この記事では、電子機器類の接触不良など、すぐに使いたいけれど手元に接点復活剤がない場合に使える代用品を紹介します。代用品を使う際の注意点や、使わない方がよいアイテムも解説しているので、ぜひチェックしてください。

ここでは、よく使われている代用品を紹介します。あくまでも代用品なので、接点復活剤のような高い性能があるわけではなく、汚れを落とすことが主な目的です。 家にあるもので試す場合、使えるものかどうか成分をよく確認しましょう。

1：パーツクリーナー

車やバイクのメンテナンスで使われるパーツクリーナーは、メーカーによってさまざまな種類があります。バイクのブレーキなどの、金属パーツについた汚れを落とすために使われます。 特に、主成分がアルコールなため、油分の汚れに効果的で揮発性が高いというメリットがあります。接点部分の汚れが接触不良の原因の場合には、汚れをとることで改善される可能性があります。製品によっては、プラスチック、塗装された金属部分、樹脂、ゴムには使用できないため、成分や注意書きをよく読んでから使用しましょう。

2：KURE 5-56

KURE 5-56はさまざまな金属電気系統に使用できる防錆・潤滑剤です。家電製品や精密機器、車やバイク、自転車、計器類など幅広い用途があります。バリエーションが豊富で、プラスチックや樹脂に使えるタイプや無香料タイプもあります。金属の錆を取るとともに動きを良くし、強い浸透力で金属表面に薄い皮膜を作ります。代用品として使う場合、例えば5-56ペンタイプを電池ボックスの端子に軽く塗るだけで、汚れや錆が落ち通電性が良くなります。また、シリコンや研磨剤が入っていないため、これらが使えない機器にも付けることができます。スマートフォンなどに使う場合は布や綿棒にスプレーしてから接点の金属部分に使いましょう。

3：コンタクトスプレー

コンタクトスプレーは接点復活剤とほとんど同じとも言える製品です。精密機器の接点や、車、バイクにもに使えます。樹脂やプラスチックにも使える成分なので、幅広い用途で使えるという特徴があります。接点の接触不良を回復するという点では、接点復活剤と同等の効果があると言えるでしょう。接点復活剤もコンタクトスプレーも、故障を直すのが目的ではなく、汚れを落としたり被膜を形成したりすることで通電をよくする応急処置であることを忘れずに使いましょう。

4：無水エタノール

無水エタノールは掃除や除菌などの目的で使用されています。99.5％以上がエタノールであり純度が高いという特徴があります。消毒用エタノールは7％程度水分が含まれているため、金属が錆びる原因になります。間違えないように注意してください。無水エタノールが汚れを落とすことで、接点を回復させることができると言われています。揮発性が高いため、水拭きできない電子機器にも使えますが、付けすぎないように注意しましょう。綿棒の先などに染み込ませてから、汚れを落としたい部分に少量ずつ付けるとよいでしょう。

5：マイクロファイバークロス

マイクロファイバークロスは、髪の毛の100分の1程度しかない極細の合成繊維から作られています。断面がエッジのある三角形が集まっているような形になっており、吸水力が高く、汚れを絡めとることができます。掃除用品としてフローリングの床や窓拭きによく使われていますが、水や洗剤がなくても汚れが落ちるため、水が使えない電子機器にも使用できます。また、ほつれがなく繊維が残らずに済むので、接点復活剤の代用として使えます。繊維が細く柔らかいため、金属面に使っても傷つける心配がありません。コツは一気に汚れを拭き取るのではなく、動作確認をしながら少しずつ拭き取っていくことです。

6：シルバー磨きクロス

シルバー磨きクロスは銀製品を磨くための専用クロスです。シルバーは酸化作用によって黒ずみができるため、それを取り除く効果があります。銀製品が傷つかないように、専用の研磨剤と洗浄液が含まれているのが特徴です。金属面を傷つけずに汚れを落とすことができるので、接点復活剤の代用にできると言われています。 注意点は、メッキが剥がれると通電が悪化することがあるので、メッキが施されている部分には強く擦らないようにすることです。動作確認をしながら少しずつ金属面を拭くようにしましょう。

7：除光液

マニュキュアを落とすための除光液も代用として使うことができると言われています。除光液の主成分は有機溶剤アセトンという、独特な臭いのもとになっている成分です。アセトンは水と油、両方に溶ける性質を持っているため、さまざまな用途に用いられています。アセトンは気化しやすいため、除光液には水分も入っていますが、割合では大半がアセトンなので代用として使えます。油脂を拭くだけで落とせ、すぐに揮発するので錆の心配もありません。使用する際は、綿棒に除光液を染み込ませたもので、少しずつ汚れを落としていきましょう。アセトンは揮発性が高く常温でも引火するので、使用する際は火気に注意し、換気する必要があります。

8：歯磨き粉

歯磨き粉には研磨剤が入っており、電子機器の汚れを落とすことができると言われています。研磨剤無添加の歯磨き粉もありますが、市販のものには研磨剤が入っていることがほとんどです。使う前に成分を確認してみてください。研磨剤として使われている成分は主に、炭酸ナトリウムやケイ素という表記がしてあります。ほかにも、リン酸カルシウムや粒状炭酸カルシウム、塩などが研磨剤です。代用として歯磨き粉を使う場合は、効果が強いので一度にたくさん付けないようにし、残らないようにしっかりと拭き取りましょう。