接点復活剤の代用品はこれ！非推奨のアイテムや注意する点も紹介

代用品を使う場合は、どうしても故障のリスクがあります。接点復活剤であれば本来の用途で使うことになるので、間違った使い方をしない限りリスクを減らせます。 絶対に壊したくないという人は試してみてはどうでしょうか。

発売元の呉工業株式会社は潤滑剤や洗浄剤を扱うメーカーで、中でも「5-56シリーズ」は錆を取る商品としてよく知られています。コストパフォーマンスが高い接点復活剤が多いと言われ、シェアが高く信頼できる製品とされています。 「KURE 接点復活スプレー」は、接点部に付着したカーボンや汚れを除去し接点を復活させる製品です。スイッチ、配電盤、コンピューター、テレビ、コピー機、通信電話機器など、幅広く使用できます。 皮膜が形成され接点部の摩耗を防ぐ効果があり、腐食からも保護されます。また、ゴムやプラスチックにも使えるタイプです。

サンハヤトは電子基板や接点復活剤を製造・販売しているメーカーで、スプレータイプやペンタイプ、液状タイプなどのさまざまな種類が揃っています。 特に、しつこい汚れに対応した製品が評価されており、汚れをしっかり落とすと同時に接点の保護効果も兼ねています。 こちらの接点復活剤はペンタイプで付けやすい点が特徴です。ごく少量で、スライド式電気接点やジャック、コネクターに付着したカーボンや汚れを除去します。 また、接点の酸化・硫化を防ぐ働きがあるため、接点の寿命を伸ばす効果があります。合成油ベースでシリコンは入っていないため、シリコンが使えない場所に使えるのも便利です。

WAKO'S（ワコーズ）は品質が高いことで知られているメーカーです。専門の技術者が自社工場で商品の効果を確かめており、 高い品質を保っています。 ドライタイプという、接点復活剤が付くと困る場所にも使えるタイプが販売されています。 こちらは、速乾性のドライタイプです。接触不良の原因となる金属表面の汚れを強力に除去します。乾燥後に成分が残らない洗浄専用の接点復活剤です。 比較的高価ですが、ドライタイプが欲しい人や高い品質を求めている人におすすめです。

筆塗りタイプでピンポイントで塗ることができる接点復活剤です。 電子機器の酸化皮膜を除去し接点の不具合を改善します。主な使用対象は、スイッチやコネクター、オーディオ機器、パソコン、モバイル機器などです。 石油系溶剤が主な成分で、 金属接点部分の洗浄とともに腐食防止の働きもあります。低臭タイプなので屋内で使用しても臭いが残りません。 12mlと少量でかさばらない容器のため、収納しやすいのもポイントです。 充電器の接触不良など、少量のみ使いたい場合などには低価格なので購入しやすいと言えるでしょう。

こちらはオーディオ機器専用の接点復活剤です。オーディオ機器やアンプ、エレキギターなど電気楽器の各種スイッチやボリューム、プラグジャックなど、楽器周辺機器全般に対応しています。 接触不良やガリノイズを軽減させる働きがあります。主成分は化学合成油と防錆剤で、硫化・酸化を防止します。 オーディオ機器専用ですが、 カセットタイプのゲームソフトやレトロゲーム機に使うこともできます。 使用の際は、綿棒に染み込ませてから付けます。オーディオ機器の音質を改善したい場合などにおすすめです。

出典: スマホのドッグコネクタ部分(充電)の写真素材 - ぱくたそ

ここまで、接点復活剤の代用品には、どのようなものがあるかについて解説してきました。接点復活剤は、汚れを落としたり被膜を形成したりすることで、電子機器の接触不良を改善させます。接点復活剤が手元になく、すぐに使いたい場合は、身近にあるもので代用できることがわかりました。 接点部分の汚れを落とすという基本的な働きがあれば、接触不良を改善させる可能性はあります。しかし、水分やシリコンなど、使うことで故障の原因になってしまう成分が含まれているものは注意が必要です。 さらに、接触不良の原因を見極めること、原因に適した成分の代用品を選ぶことも、大切なポイントです。原因がよく分からなかったり、明らかに故障である場合などは、専門家に任せた方がよいでしょう。 代用品に比べ、接点復活剤は性能が高く安心でもあるので、手元に常備しておくというのも選択肢の一つと言えます。