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履歴書の退職理由の書き方と例文|結婚/出産/転職・会社都合

更新日:2024年03月29日

退職ノウハウ

転職する際、履歴書を書かなければなりません。前職の退職理由はなかなか書きづらいことも多いのではないでしょうか。ここでは、履歴書に退職理由を書いた方が良い理由や意味、色々な状況に応じた退職理由の使い分けを説明していきます。

履歴書に退職理由を必ず書く必要はありませんので、不利になる内容であれば「一身上の都合により」と書き、詳細を書く必要はありません。しかしながら、面接担当者は前職の退職理由や病気治療のための空白期間の理由を知りたいので、面接で質問されるでしょう。面接担当者に良い印象を持たれる理由を考えておきましょう。 例えば、「体調不良(病気)のため退職し、完治させるため治療に専念し、その時間を使ってスキルアップの勉強をした。完治したので再就職を希望している。」といったように治療のためのブランクはマイナスイメージになりかねませんが、スキルアップの勉強によりプラスイメージになります。また、完治しているという事実を確実に伝えることが重要です。

会社都合の時は?

会社都合とは、続けたかったのに会社側の都合によって仕方がなく辞めなくてはならなかった場合のことを言います。例えば、倒産・事業所における大量雇用変動・事業所の廃止・解雇による退職が会社都合に当たります。この場合は履歴書には「会社都合により」と書いてください。 会社都合退職とは、最後まで自分から辞めようとしなかったかどうかがポイントになります。退職しなければならない状況になりそうだから、という理由により自分から辞めたのであれば自己都合による退職とみなされます。

転職する時は?

履歴書に退職理由を書く場合は「キャリアアップのため」や「他業界へ挑戦するため」など再就職への熱意をアピールしましょう。特に面接担当者は、同様の理由で短期間で辞めるのではないかと疑います。その不安や誤解を与えないように、よりポジティブに分かりやすい理由を書きましょう。 また、キャリアアップや他業種への挑戦はそのまま志望動機へ繋がります。志望動機へ繋げて再就職への熱意をアピール出来れば、面接担当者にプラスの印象を与えます。

人間関係が上手くいかなかった時は?

人間関係の問題による退職は正直に履歴書に書くと不利になりますので、書かない方が良いです。何故なら同様の理由で辞めるかもしれないという不安を面接担当者に抱かせてしまいます。では、どう書けば良いのでしょうか。 まず、人間関係の問題により退職して転職を決意した理由を思い返してみましょう。そして、自分の長所を考えます。自分の長所と転職を決意した理由を上手くアピールしましょう。

一身上の都合を伝えたい時は?

「一身上の都合により」と書くのは、退職理由では典型的な書き方です。ただし、「一身上の都合により」とは会社都合以外の全ての理由が含まれてしまいます。簡潔に退職理由を書くには都合が良いですが、ほとんど何も伝わりません。 必ず面接担当者に前職の退職理由を聞かれますので、正直に伝えたいことがあって一言では伝えきらないのであれば履歴書の退職理由には「一身上の都合により」と書いて、職務経歴書や面接にて詳細を説明しましょう。

履歴書に退職理由は書かない方が得になる?

履歴書の退職理由は、必ず書かなければならないものではありません。そして、正直に書くと得になる退職理由もあれば、書くと損になる場合もあります。退職理由が書かれているかどうかで書類審査に影響が出るものではありません。どちらにしても、面接まで進めば面接担当者に退職理由は聞かれます。 履歴書に書く退職理由は、正当であるならば面接担当者が疑念を抱かないためにも簡潔に分かりやすく書くべきでしょう。

実際に書いて、再就職につなげよう!

まず、自分をよく顧みてください。そして、退職した理由と再就職しようと決意した理由、自分のセールスポイントをよく考えてみてください。 履歴書に書く退職理由は決して嘘にならないよう正直に自分に合った退職理由を書きましょう。志望動機と矛盾がないことも重要です。書くと不利になると思われる退職理由については「一身上の都合により」とし、職務経歴書や面接で説明するためにプラスの印象になる様に考えましょう。 退職をマイナスではなくプラスのイメージにして、再就職へ繋がる方法をご紹介させていただきました。

初回公開日:2018年02月16日

記載されている内容は2018年02月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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