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履歴書の退職理由の書き方と例文|結婚/出産/転職・会社都合

更新日:2024年09月13日

退職ノウハウ

転職する際、履歴書を書かなければなりません。前職の退職理由はなかなか書きづらいことも多いのではないでしょうか。ここでは、履歴書に退職理由を書いた方が良い理由や意味、色々な状況に応じた退職理由の使い分けを説明していきます。

履歴書の退職した理由ってどう書けばいいの?

退職の理由は人それぞれ、書き方も様々あります。履歴書を書くときになって書き方の分からない人は1人ではないでしょう。 ここでは、そもそも何故書かなければいけないのか、どの様に書けばよいのかを具体例を出しながら説明します。

履歴書に退職理由は必要?

履歴書に退職理由を書くと有利になったり、特別な理由がない限りは具体的な退職理由を書く必要はありません。特別に履歴書に書かなくとも、退職理由の詳細は職務経歴書や面接で伝えることが出来ます。 ただし、採用担当者は志望者の人となりや転職の理由を知りたいものです。特に「自己都合」で同業界や同業種へ転職する方で、転職する理由が思いつかないような状況の場合は、やはり退職理由が気になるものです。余計な疑念を持たれないためには履歴書に退職理由を書く必要があります。

どういった時に書くべき?

では、どういった場合に具体的な退職理由を書けばよいのか判断に困る方も多いのではないでしょうか。具体的な退職理由を書いた方が良いと思われるケースを例に挙げます。 ・転職回数が多い ・職歴に一貫性がない ・職歴に長期間のブランクがある 例に挙げた件の他にも具体的に書いた方が有利になる場合は書きましょう。

どう書いたら分りやすい?

特別具体的に書く必要がない場合は、「一身上の都合により」もしくは「会社都合により」など簡潔に書きましょう。また、具体的な退職理由を書く必要がある場合は、履歴書の職歴欄に簡潔に分かりやすくポジティブな印象を与えるように書きましょう。 ネガティブな理由しか思い当たらない場合は、あえて履歴書や職務経歴書には具体的に書かないことをお勧めします。ただし、正当な理由がある場合は疑われないためにも正直にきちんと伝えましょう。

履歴書に退職理由を書くコツ

まず初めに、履歴書に退職理由を書きたくない場合は退職理由欄のない履歴書を選ぶと良いでしょう。次に、自分にとって不利になる場合は「一身上の都合により」と書くことをお勧めします。そして、本当は自己都合退職でありながら「会社都合により」と書いたり、逆に会社都合なのに「一身上の都合により」と事実と異なる内容を書いた場合は経歴詐称に当たります。 退職理由は志望動機と対となっております。職歴欄に書いた内容と志望動機欄に書いた内容に矛盾が生じないように注意が必要です。また、ネガティブな理由は書かない方が良いです。ネガティブな事情で辞めてしまっていても、「キャリアアップのため」といったようなポジティブな理由に言い方を変換して次の仕事への熱意をアピールしましょう。

退職理由の書き方を参考にしてみよう

ここからは実際の記入方法を例を上げて説明します。自分の退職理由にあった内容を書きましょう。

結婚した時は?

履歴書に多く書かれる退職理由には「一身上の都合」というものがあり、結婚においても書くことが出来る理由です。しかし、結婚のタイミングで退職することは悪いことではありませんし、結婚とは人生におけるターニングポイントであり、マイナスに捉えられることはありませんので、結婚という明確な理由があるのであれば「結婚に伴い退職」と書きましょう。 また、結婚にはポジティブなイメージがあり、前職をあまり良い形で辞めていない場合や再就職までに多少の空白期間があっても「新生活に慣れるため」と説明すれば問題視されることはありません。

出産や妊娠した時は?

履歴書に「一身上の都合」と書くこともできますが、会社都合以外のすべての退職理由に使用することが出来る書き方ですので、出産や妊娠という正当な退職理由も書いた方が良いでしょう。「出産(妊娠)により退職」や「出産準備(育児)のため退職」、「一身上の都合により退職(出産、妊娠)のため」と書きましょう。 出産や妊娠を明確に書けば、再就職までの空白期間は育児のためと説明し、納得してもらいやすくなります。 ただし、志望動機の書き方には注意しましょう。再就職する際の志望動機として「子供が大きくなったから」や「お金が必要になったから」では志望動機としては弱く、志望先の会社でないとならないという積極性が感じられません。よりプラスに感じられる志望動機を書きましょう。

体調不良や病気の時は?

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初回公開日:2018年02月16日

記載されている内容は2018年02月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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