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【退職】感謝が伝わる「お礼の手紙」の書き方・例文

更新日:2024年09月12日

退職ノウハウ

転職が決まり、お世話になった会社を去ることになったら、感謝を伝える手紙を書きましょう。退職の挨拶は、上司や同僚、取引先などに向けて、心を込めての感謝と、今後の幸福を願う手紙がおすすめです。円満に退職して、お互いの関係を良好にしておきましょう!

退職挨拶は、手紙文の基本構成を守った書き方

退職が決まったら、お世話になった方々へ丁寧な手紙を用意することをおすすめします。 お礼の手紙は、送る時期を逃さないことが大切。「その日のうちか遅くとも2~3日以内」が基本です。退職の場合は、社内なら最後の日に渡すのが最も良いでしょう。 手紙の書き方は、定型的なスタイルをまず取ります。その上で、相手の方に対する思いを、あなたにしか伝えられない具体的な事柄を挙げて、書いていきましょう。

退職時の「お礼の手紙」の基本の書き方

1. 「拝啓」「時候の挨拶」 2. 退職の概要を伝える 3. お礼を述べる 4. 今後の展望を述べる 5. 締めの挨拶、結びの「敬具」

時候の挨拶の例

「拝啓 秋麗の候 皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます」

「拝啓 春光うららかな季節となりました。皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます」

「拝啓 梅の便りもきこえる今日この頃、皆様方にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます」

手紙文の形式にのっとり、退職の要点を簡潔に伝える

時候の挨拶のあとに、退職について概略をつたえます。日付や理由、勤続年数などです。 手紙ではマナーとして、自分のことを冒頭に書き出すのは避けるので、前の行の文尾から続けて、横書きの場合は右端に、縦書きの場合は右下に 「さて 私こと」「さて 私儀」等と記してから始めます。

退職の概要を伝える例文

「拝啓 〇〇〇〇・・・・〇〇〇〇時候の挨拶〇〇〇〇・・・・〇〇〇〇 さて 私事ではありますが、 このたび一身上の都合により、退職させていただくことになりました」

退職の手紙では、感謝の気持ちを詳しく伝える

3番目の段が、感謝を伝える部分。退職の手紙でかなめとなります。1、2段目から1行あけて書き始めるのが良いでしょう。 もし、退職祝いや餞別を頂いたり、送別会を開いてもらったときは、まず始めにそのお礼を述べます。これは、退職に際して、手紙の相手との関係性で内容は変わってくる部分です。それに続けて在職中お世話になったことへのお礼となります。 定型的な例文をまず紹介します。 型どおりのお礼の言葉のあとには、相手の方とあなたとの、具体的な事例を挙げて感謝を伝えると良いですよ。何があったのか、その時どんなことを感じたのかを書きます。 膨らませた例文を参考にしてあなたらしいアレンジの手紙にしてください。

退職の手紙で感謝を伝える例文

 「このたびは、私の退職に際しまして、お心のこもったメッセージを頂戴し、心より御礼申し上げます。  在職中は、公私にわたり格別のご厚情を賜り、心より感謝いたしております」

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初回公開日:2016年11月18日

記載されている内容は2016年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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