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「職責」の意味と使い方を解説|類語や対義語もあわせて紹介

更新日:2024年10月15日

言葉の意味・例文

「職責」という言葉の意味や使い方はご存知でしょうか。本記事では、「職責」という言葉の意味や読み方から類義語など幅広く紹介しています。「職権」という言葉の意味や使用方法に不安、疑問がある方は、是非チェックしてみてください。

職務上の責任を全うする際に、伴う業務の実行時には「職責を遂行する」とは表現せずに、「職務を遂行する」「業務を遂行する」と表現します。 また遂行とは、物事を成し遂げる、最後までやりきることを意味しています。職務上の責任に伴う、業務は遂行しますが、責任を遂行するわけではないので注意が必要です。

「職責」をかけるとは使わない

「職責をかける」という表現はしません。「職をかける」など、書けるという言葉を使うシーンはありますが、「職責」に対しては使用しません。 命懸けで物事に取り組む際に、かけるという表現は使用することがありますが、「職をかける」などは職を失う覚悟で物事に取り組む際に使用されるため、「職責」はこれには該当しません。

「職責」がつく言葉

「職責」がつく言葉は、多数あります。ここまでは職務上の責任という意味で取り扱ってきましたが、その他の意味を含む名詞を紹介します。 「職責」の使い方を把握し、その他の用法に興味がある方は違った表現を身につけ、「職責」という言葉をマスターしましょう。

職責者

「職責者」は「職責」に人を表す「者」をつけて表す表現であり、意味としては責任を有する人を指す言葉です。 これは外部の人に対して、誰が責任を負っているか説明するときなどに使用される言葉です。外部向けの資料などに、掲載する際は「職責者」という表現を使用するケースが多いです。

職責手当(職責給)

「職責手当」は、給料明細などに記載されているケースが多く、これは職務上の責任に対して支払われる手当金を指す名詞です。 会社により異なりますが、一般的には役職者の中でも職位が高い人が責任のある仕事を行った際などに支給される手当です。

職責印

「職責印」とは公的な立場を指し示す印鑑であり、会社の部長や課長などと役職が刻印されています。 この印鑑を作成する義務はなく、必要に応じて社内で誰が承認したかを確認するために用いられるのが一般的です。

職責証明書

「職責証明書」とは、自治体などにおける職責を認証し、電子署名に職責証明書を使用することで送達される電磁的記録が職責者によるものであることを証明するものであり、その内容の改ざんが行われていないことを証明するための電磁的な記録です。 これは各自治体によって定義が異なるケースがあります。

職責欄

「職責欄」とは代表印という意味です。別名は「丸印」とも言われており、円上の中心に役職名、その周りに会社名が入るケースが一般的です。 会社の代表や役職者が他社との契約などの場面で使用するものであり、「職責印」と呼ばれています。

「職責」と似ているが意味が違う言葉

ここまで「職責」の意味から、「職責」がついた名刺など様々な言葉を紹介してきました。ここまでで「職責」について様々な知識を得られたことでしょう。 しかし「職責」という言葉を使用する上で、似ているが意味が違う言葉も存在します、誤用しないように意味が違う言葉も把握しましょう。

職制

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初回公開日:2017年05月31日

記載されている内容は2017年05月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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