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「父兄」の意味と使い方・違い・言い方|保護者/放送禁止

更新日:2024年01月26日

言葉の意味・例文

いつのまにか、使われなくなった「父兄」という言葉。なぜ使われなくなったのでしょう。父兄という言葉が生まれた背景とともに考察してみました。現在、「父兄」の代わりに使われている言葉や、「父兄」以外にも姿を消しつつある言葉についても調べています。

「父兄」の意味と使い方

父兄の意味は2つあります。ひとつは漢字の読みの通り「父」と「兄」で、もうひとつは、学校などの児童の保護者という意味です。今回は、この2つ目の意味が使われなくなったことに関して説明していきます。

卒業式での父兄向けの服装

晴れやかな卒業式。おめでたい気持ちの反面、保護者の着る服装に悩んでしまう人もいるでしょう。マナーを知らずに華やかな服を着て行って、なんだか浮いてしまったとならないように、卒業式向けの服装について男女別にご紹介します。

スーツ

父親、母親問わず、スーツの着用がマナーとされています。入学式や入園式は、お祝いの式なので、多少普段でも着まわせるようなスタイルでもかまいません。しかし、卒園式や卒業式は、共に過ごした友人とのお別れや、先生方への感謝、これからの旅立ちを厳かに祝うという式典です。そのためフォーマルを意識した服装を選びを心がけなえればなりません。

母親

卒業式の服装は、出会いの入学式に比べて、華やかでも格式と厳粛さに配慮した服装がマナーです。具体的には、黒いスーツ、ダークな色のスーツといわれています。学校行事なので上着・ジャケットは必須、ジャケットを合わせたスーツが一般的です。ロングスカートやミニ丈はNGです。 指輪は結婚指輪だけ、アクセサリーは華美なゴールドやシルバーを避け、パールなどを使用しましょう。コサージュをつける場合は左胸の鎖骨あたりにつけましょう。コサージュの色は淡い色を選びます。ストッキングは黒や柄物を避け、ヌードカラーにしましょう。

父親

礼服(ブラックスーツ)か略礼服(ダークスーツ)に、白いカッターシャツ、地味なネクタイがベストです。シャツはブルーなどの薄い色でも構いません。ネクタイは白黒のストライプがフォーマル感がありますが、色柄のネクタイも大丈夫です。アクセサリーは母親同様に結婚指輪だけにしましょう。黒の革靴で、できれば紐の革靴が望ましいです。 あくまでも卒業式の主役は子どもたち。それぞれの旅立ちを祝う厳かな式なので、個性を主張しすぎず、保護者として落ち着きのある身だしなみで参加しましょう。

「父兄」と「保護者」の違い

父兄と保護者は、現在同じ意味で使われています。父兄と書いてある学校や園も、父、母、保護者すべてにあてて同じ意味で使われています。 しかし、そのうち戦前の男尊女卑が主流だった時代の女性差別的な言い方である「父兄」は完全になくなると言われています。 一方、保護者は、父母だけを指すのではなく、その生徒や児童に責任を負う立場の者すべてを指します。父や母が忙しいので代理に祖母や祖父母、叔母、姉などが代理として立つ場合もあります。 3組に1組は離婚しているという昨今、シングルマザーやシングルファーザーも、けっして少なくありません。不幸にして両親ともにお亡くなりになったり、施設で暮らしているお子さんもいます。家庭環境が多様化している時代において、「保護者」という表現は配慮がある言い方といえるでしょう。

「父兄」は放送禁止用語なのか

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初回公開日:2018年02月23日

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