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FiNCエンジニアインタビュー|「ユーザーの”継続”を何より重要視する」CTOが考える理想のサービスとは

インタビュー

注目のプロダクトを生み出すベンチャー企業で、エンジニアはどのような働き方をしているのでしょうか。今回は、今年3月にヘルスケアアプリ『FiNC(フィンク)』をリリースしたFiNCに訪問!CTOとして最前線で働く南野さんに入社の経緯、開発のこだわり、ビジョンなどを語っていただきました。

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<プロフィール> 南野 充則(なんの みつのり)さん 東京大学工学部システム創成学科を卒業。 在学中に2つの会社を起業する。 現在は、FiNC取締役CTO(最高技術責任者)として、開発者やサービスを統括している。 好きなマヨネーズ料理は、「アボカドとタラコのマヨネーズ和え」。



こんにちは。#mayonez編集部です!
高精度マッチングで理想の転職を実現する「TechStars」がお届けする【企業×エンジニア】インタビュー企画の第10弾です。

今回は「最先端テクノロジーで一人ひとりにあなた専属のパーソナルコーチを」をテーマに、オンラインでダイエットや健康をサポートしてくれる無料アプリ『 FiNC(フィンク)』のCTO・南野さんにインタビューしました!

CTO南野さんが「FiNC」にジョインしたした経緯

学生時代に起業し、エンジニアと経営者の経験を既に積んでいた南野さん。まずは、FiNCにジョインした経緯を伺いました。 南野さん:「FiNCには、3年ほど前から関わっています。FiNCに関わる前は、3,4人でシステム受託開発の会社を経営していました。受託開発をする中でも、”自分たちでサービスを作りたいね”という話をチーム内でしていました。 元々、ヘルスケアのドメインが面白そうだと感じていて、IoTなどを使えて技術的にも面白そうな上に、社会的にも事業のインパクトが大きそうだなと感じていました。 当時、代表の溝口は、”パーソナルトレーニングジム”をやっており、世の中の一人ひとりの健康をサポートするサービスを作るのが最終的な目標でした。しかし、いきなり大人数をサポートするサービスは作れないので、まずは一人ひとりに向き合う”パーソナルトレーニングジム”をやっていたのです。そこで、私の会社と合体したら面白そうだね、という話から始まり、溝口と一緒に会社をやることになりました。 健康には、『栄養・運動・休養』という3つの領域があるのですが、トレーニングジムでは、これらをすべて管理することができませんでした。3つの管理をいかにノウハウ化して、多くの人に提供するかとなると、アプリやWebサービスなど、ITを使ってもっとスケール化する必要があると思いました。そのサービス化の面で役に立てると思ったので、FiNCにジョインしました」 健康志向が高まる中で、いち早くヘルスケアという領域に目を付け、アプリ開発に乗り出したFiNC。パーソナルトレーニングジムとITの出合いにより、多くの人に向けてサービスを提供することが可能になりました。

「FiNC」として「CTO」としてそれぞれ力を入れていること

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次に、今もっとも力を入れていることについて、FiNC(会社)としてCTO(個人)としてそれぞれの視点で語っていただきました。

「FiNC」として注力していること

南野さん:「ヘルスケアアプリは継続しにくい面があります。現在FiNCとして注力していることは、いかにしてユーザーに”サービスの使用を継続させるか"です。 FiNCでは、サービスを作る際の指針を10個の要素に分解してサービスを作っています。その中でも開発として注力していることが2つあります。 今注力している1つが、”パーソナライゼーション”で、どうすれば1人のユーザーに一番合ったコンテンツの提供ができるかを考えています。もう一つ注力していることは、コミュニティーという機能です。参加したコミュニティーの中で、どうすればユーザーを”エンカレッジ(勇気づけ)”できるかを追求しています。 AIを一部で使いながら、システムのプラットフォームに注力して開発をしています」 健康は1日で作れるものではないが故に、いかにしてユーザーに健康管理を続けてもらうか。南野さんが目指す、パーソナルトレーニングジムの再現をアプリで実現するには、”継続”が何より重要なようです。

CTOとして注力していること

南野さん:「注力していることは全セクション(AIやAndroid、iOSの開発など)をレベルアップさせていくことです。例えば、Androidの分野においてFiNCってどのくらいのレベルに位置しているのか、トップにいくにはFiNCはどうしていけばいいのかを、各リーダーと一緒に設計していくのが僕の仕事かなと思います。 ほかにもCTOとして、採用や評価制度、目標管理など、いろいろな制度の整備を進めています」

会社として大きく投資している「FiNC」エンジニアの開発環境

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南野さん:「新しいオフィスができたときに、溝口が『こんなにオフィスをかっこよくしたよ!』と報告してきたほど、エンジニアのオフィスに力を入れていました(笑)溝口が培ってきたパーソナルトレーナーのノウハウをITでスケールさせるエンジニアには、開発を頑張ってもらいたい、という思いがあるからなんでしょうね。 人が集めてきた情報を最適化していく部分では、やはりエンジニアがエンジンとなって動いていかないといけないので、開発にしっかり投資していく会社の考え方は昔から変わっていません。 言っていることと事実が違ったら信頼を失いますよね。『FiNCはエンジニアにとって働きやすい会社って聞いたけど違うじゃないか…』みたいなギャップが起こらないようにしています」 エンジニアに投資をすることが、競合を突き放すサービス改善につながり、ユーザーの信頼を勝ち取り、最終的に利益に結びついてくる、という考えが根底にあるようです。 ユーザーの健康やダイエットサポートをするFiNCの社内では、フィットネスジムやエステルーム、栄養士の方が使用するキッチンなど、驚くべき施設を取り揃えています。その中でも、代表の溝口さんがこだわって作ったという開発ルームには、落ち着いた照明の中で開発に集中できる環境がありました。 また、FiNCのエンジニア組織の雰囲気を伺いました。

主体性を重んじる「FiNC」のエンジニア組織

南野さん:「雰囲気としては、みんな言いたいことを言える雰囲気ですよ。トップから下りてきたことをそのままやる形だと、優秀なエンジニアやプロダクトマネージャーは会社に集まってきません。主体性が大事だと考えているので、個人の考えを聞き、バランスを取りながら進めたいと思っています」 主体性を重要視するFiNC。理想のエンジニア組織像について伺いました。 南野さん:「技術とユーザー視点、どっちも持ち合わせる組織でありたいです。技術的にいうと、FiNCのエンジニアチームは、iOSのほかにAndroid、AIで開発チームが分かれているんですけど、エンジニア組織として、ヘルスケア分野のトップにいくつもりでいます。 技術とユーザー視点はバランスが大切です。例えば”iOSの場合はセンサリングして歩数を自動的に入れましょう、”ユーザーのデータを端末から取っていくところを尖らせた方がいいよね”というように、ギークになって欲しい部分があります。しかし、ギークなだけでは良いプロダクトは作れないので、ギークを追い求めながらも、プロダクトの成功への意識を強く持つような組織にしています。 組織のメンバーでは、バランスのとれた人がいればもちろん良いですけど、結局はチームとしてどうあるかだと思うんです。企画に強いエンジニアを入れてもいいし、ギークなエンジニアがいてもいいし。でもバランスが取れた人がFiNCには多いかなと思います」 個人としてバランスが取れているというより、組織としてのバランスを重要視する南野さん。個人の能力や特性を活かし、活躍できる環境がFiNCにはあるようです。

”継続させるためにどうするか”を考える「FiNC」の機能開発

主体的に発言できる雰囲気のあるFiNCのエンジニア組織では、日々、どのようなことを大事にして開発に取り組んでいるのでしょうか。こだわりや評価体制などについて伺いました。 南野さん:「プロダクトマネージャーが各ユーザーストーリー(ユーザー個人の嗜好や行動)ごとのロードマップを作成してビジョンを示し、エンジニアがそれについて考え、機能を仕込んでいきます」

「FiNC」では“継続を考えられているかどうか”が評価基準の一つ

FiNCのエンジニアチームには、KPIが定められているとのこと。どのような意図からエンジニアにもKPIの設定をしいているのか伺いました。 南野さん:「エンジニアは作ることが目的になりがちですが、私はそれだと健全ではないと思っており、何をするために作るのかということをしっかりPM(プロジェクトマネージャー)と考えることを大事にしています。 FiNCがもっとも重要視している”継続”のために何ができるのかという点は、開発フローの中に取り入れています。例えば、システムの応答速度を半分にする機能ってすごく良いじゃないですか。レスポンスが良くなる分、ユーザー体験が進むので。 継続の視点を持てているかは、人事評価制度にまで落とし込んでいこうとしています。直近の3か月で、どこまでの機能を追加し、スケジュール通りにリリースすることができるのかなど、評価軸に入れているんです。 ただ、大上段の目的の設定の仕方は、人によって違うじゃないですか。そのため、評価制度の精度をもっと上げていこうという課題意識も常に持っています」

“開発ポリシー”を失わないようにすることが大事

また、営業やカスタマーサポートからの要望を作っているだけではなく、自分たちで声を上げて作っているようです。 南野さん:「カスタマーサポートから何らかの不満が届いても、その意見自体よりも、それが僕らのやろうとしているビジョンと一致しているかどうかを重要視しています。 お客さんの声を聞くことはもちろん大事なこと。しかし、私たちのやりたいことと違うこともある。その違いはすごく意識しています。私たちが何をしたいのかを考えつつ、ユーザーの意見も取り込むようにする。 ユーザーの声を聞きますといっても、結果が出せなければ意味がないじゃないですか。ユーザーがまだ見えていなかったり、分かっていない価値を提供するから、ユーザーが感動できるんだと思うんです」 南野さんは、「第一にユーザーの声」と前置きしつつ、自分たちエンジニアの目的も見失わないことが大事だと言います。

個人に合ったコンテンツ提案から新発見の提供まで-「FiNC」のパーソナライズ技術

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FiNCのアプリは、今年1月から限定公開がスタートし、3月からは遂に一般公開の配信も始まりました。限定公開を行った意図はどういったところにあるのか、伺いました。 南野さん:「限定スタートの理由は2つあります。1つはどんなユーザーにどんなニーズがあるのかを知りたかったから。2つ目は一気に全体に公開してしまうと、判断を誤った際に修復が大変なので、スモールスタートで効率よく検証していきたかったからです」 また、公開にあたりFiNCが技術的にどの辺りの改善を進めていたのかについて伺いました。 南野さん:「FiNCって、いきなり健康管理の自動化をしようとしていないんですよ。スタート段階では、結構クラウドソーシングをしていて、専門家の人たちがコンテンツを作ってくれたり、そういった人をさらに紹介してもらったり...。 ディープラーニングで便利になることには2つあり、一つは食事の認識を行って栄養士さんなど専門家のコストをより低くしていけること。もう一つは、アプリのコンセプトの『全ての人にパーソナルコーチを』に沿い、これまではパーソナルトレーナーを雇うのにかかっていたお金を安くできること。 トレーナーって、例えば僕らが『足が痛い』と言ったら『どう痛いんですか』と質問を返してくるじゃないですか。それを、アプリでもできるようにしました」 仮説が有効だったかどうかは、何で判断しているのでしょうか。仮説、検証の方法について伺いました。 南野さん:「クリック数、閲覧の長さ、”やってみたいリスト”にどんなことを追加しているのか、という視点での仮説検証があります。ユーザーが『見る』『読む』『やってみたい』の3つの段階を踏んでいくために、カテゴリーごとになぜ好評だったのかという分析を限定公開期間に行っています」 FiNCを開くと、まるでパーソナルトレーナーがそこに居るかのように必要なことをサジェストしてくれます。FiNCに搭載されているAIは、どうやってユーザーにぴったりのコンテンツを選び、表示させているのかについて伺いました。 南野さん:「ユーザーが”肩こりのコンテンツを見たら、肩こりにまつわるコンテンツを配信する”というロジックが入っています。ユーザーの動きから学習していき、新たなコンテンツを勧めることもしています。 一方で”ユーザーが気付いていないが案外知りたい情報”を配信するロジックも実験しています。偶然的に出会って、『こんなコンテンツもあったんだ』みたいな、ユーザーすらも気づいていないニーズに触れることにも力を入れています」 ユーザーが求めるものだけではなく、偶然の発見を提供することもFiNCの一つのミッション。ここに、毎日使いたくなるアプリへのヒントがありそうです。

栄養士のPMが在籍するほど、FiNCのユーザー視点獲得への欲求は強い

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FiNCのオフィスには、インストラクターや管理栄養士などの専門的な資格を持った方も社員として働いています。1フロアにそれぞれの道のプロが集まり、サービスをより専門性と信頼性の高いものに仕上げています。 南野さん:「栄養士さんでサービスのPM(プロダクトマネージャー)を担当している人もいます。ユーザーにとってより良い情報を提供するため、栄養の知識について理解している人をPMにしてしまおうということで栄養士を採用しています。今後は、もっと栄養士さんとエンジニアが直接コミュニケーションを取れる体制にしていく予定です。 やはり、”ユーザー感覚”を持っている人がPMをやることが一番だと思います。『ユーザーになりきる』と私たちは言ってますが、どうやったらお客様になりきれるかを常に考えています。サービスのお客様となる立場の人と接していないと、ユーザーにはなりきれないと思うので、栄養士さんをPMにするのも一つの案だと思っています。 プロダクトをつくっている人がユーザーに近い存在なので、効率的にユーザーの求めるものをつくっていけています。開発チームでPDCAを回すのも良いのですが、回す回数は少ない方が良いですよね」 ユーザー視点を持っている栄養士さんから直接指摘が得られれば、より早いスピードでサービスが成長していくことが想像できます。 栄養士の資格を持ったPMを育てようとしていることに、「FiNC」の攻めの姿勢を感じます。ITと直接関係のない専門家を躊躇なく採用しようという点でも、会社としての柔軟性が伺えます。

FiNCらしさ「10FiNC PRINCIPLES」に込められた想い

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【10 FiNC PRINCIPLES】 ”継続”を10項目に分解したという「FiNC」の行動指針。 ------------------------------------------------------

次に、南野さんがFiNCらしいと思う部分はどこか伺いました。 南野さん:「FiNCらしさは、やはり”継続性”にあると思います。しかも、継続性を10個の要素に分解してやっているという組織は少ないと思います。”継続性”に定義を与えているところにFiNCらしさがあるのかなと思います。 継続しないなら、パーソナルトレーニングジムと一緒。ジムって場所と時間の制約があって、途中で辞めちゃうんですよね。登録したのはいいけど続かない。そういう経験もあって、”継続性”を大事にしています。 もしユーザーが栄養士さんを雇ったら一瞬で痩せますよ。でも全員が栄養士を雇えるわけではないです。無料のアプリを使った人みんなが痩せることをFiNCでは目指しています」 FiNCらしさは継続性が第一にあり、続けてほかにも2つのFiNCらしさがあるといいます。 南野さん:「また、IoTを使えるところがFiNCらしいところだと思いますね。センサーであったり体重計であったり。 あと、FiNCらしさというと、外国人の多さがあります。将来、海外展開も考えているので、日本のヘルスケアを海外に展開していくことを計画しています。その中でグローバル化は大事で、日本だけで開発していると考えが偏ってしまうので、他文化を取り入れたいと思います。考え方や感覚が違うと感じることもありますが、私たちが適応しなきゃいけないと使命のように感じています」 FiNCにはなんと19カ国の方が働いているといいます。将来展望がすでに会社の文化として浸透してきているFiNC。サービスの拡大とともに、外国人雇用の強化も始めているなど、将来の海外展開に向けて着実に足元を固めています。

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最後に南野さんにどんなエンジニアと働きたいかを伺いました。 南野さん:「FiNCは常時採用を強化しています。対象は、サーバーサイド、Android、iOS、 AI、つまりすべて。自分から良いプロダクトを出したいと思わないと上手くならないので、主体性のある人を求めています。個人を生かす環境はいくらでも提供しますよ!」

【会社紹介】FiNCってどんな会社?

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医療費の高騰、少子高齢化、人口減少、経済の縮小といった、日本が抱える課題の解決に取り組むヘルスケア専門のベンチャー企業。 企業理念は、「一生に一度のかけがえのない人生の成功をサポートする」。これまでに「FiNC ダイエット家庭教師」「プライベートジム」「FiNC モール」「FiNC for Business」などを展開してきており、2017年3月にアプリを一般向けにリリース。2012年創業。

FiNC(フィンク)アプリ「Start with FiNC」篇(フルバージョン)

会社名株式会社 FiNC
設立2012年4月11日
会社概要少子高齢化や人口減少などの解決を目指した、予防領域に特化したヘルスケアベンチャー企業。
理念VISION:一生に一度のかけがえのない人生の成功をサポートする MISSION:すべての人にパーソナルコーチを
福利厚生部門懇親会費支給 制度(毎月) FiNC AWARD(全社員からの投票により活躍した方を月1で表彰する制度) 里帰り支援制度 ( 誕生月に帰省のための交通費&家族との懇親費用の補助) FiNC大学(社内外の方が講師となり実施する月1回の研修) 子育て支援制度(こども手当・キッズバースデー休暇など)
勤務地〒100-0006 東京都千代田区有楽町1丁目12-1 新有楽町ビル5階
社員数241名(正社員178名、アルバイト/インターン63名 2017年5月末現在)
募集職種データアナリスト iOSエンジニア Androidエンジニア サーバーエンジニア 分析マネージャー
平均年収ご経験・スキルを考慮して決定いたします。
開発言語Ruby Swift Java
企業ブログFiNC Engineering Blog FiNC Smile - FiNC OFFICIAL BLOG
選考フロー書類選考→面接(4回前後※人によって異なります。)
社風下は20歳から上は68歳までおり、外国籍も約20カ国在籍しているなどダイバーシティに富んでいて、部署や年齢問わず交流を持つ機会があり、また何かあれば互いに指摘しあえるような風土です。成長意欲や向上心が高い者が非常に多く、高め合っていける仲間が多くいます。
離職率-

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