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ZEXAVERSE ゼクサバースはWEB3.0を身近なものに

更新日:2024年10月01日

ZEXAVERSE(ゼクサバース)という企業を聞いたことはないでしょうか。この記事では、ZEXAVERSEの概要やZEXAVERSEのサービスなどについてくわしく紹介していきます。ZEXAVERSEについて知りたい方、興味がある方は是非ご覧ください。

ZEXAVERSE ゼクサバースはWEB3.0を身近なものに

インターネット上に構築される3D仮想空間のメタバース、遠隔操作や自動操縦で飛行するドローン、ブロックチェーン技術を用いて偽造できない鑑定書や所有証明付きのデジタルデータをつくることができるNFT(非代替性トークン)、人やモノ、場所をデジタルデータ化する3Dスキャン。一見関連性のないように見える、これらの最先端テクノロジーを連携させ、さまざまなサービスの開発に取り組んでいるのが株式会社ZEXAVERSE (ゼクサバース)です。同社が取り組んでいるこれらの事業は今後、WEB3.0(ウエブスリー)を身近にするものといえます。

ZEXAVERSE (ゼクサバース)を浮き彫りにする

株式会社ZEXAVERSE (ゼクサバース)は2022年3月、現在も代表取締役として経営トップに立つ上瀧良平氏が設立した企業です。同社は現実に存在している物体をスキャンし、精巧な3Dデータを作成するという「3Dスキャン」技術を保有しています。この技術とバーチャルリアリティ(VR)技術、WEB3.0という次世代のワールドワイドウェブ (WWW)、分散型インターネットの概念で構築したのがメタバース空間の「ZEXAVERSE (ゼクサバース)」です。

企業としてのZEXAVERSE (ゼクサバース)とは

企業としてのZEXAVERSE (ゼクサバース)とは

まず企業としてのZEXAVERSE (ゼクサバース)について見ていきましょう。同社は「WEB3.0」「メタバース」「NFT」「3Dスキャン」「ドローン」などの最先端技術や概念を活用した事業を手掛けています。 「WEB3.0」はデータの改ざんが事実上不可能なブロックチェーンという基盤技術を用いて生み出された概念です。「NFT」や「メタバース」もこのWEB3.0の概念の下にある技術です。従来、デジタルデータは複製が可能なことから、その価値を見出すことが困難でした。しかし、NFTを使うと、偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータとなり、価値を付与することができるようになります。 「メタバース」はインターネット上に構築された3次元の仮想空間であり、その中でユーザーは自分自身を模したアバターを使い、行動することができます。ユーザーにとってはもう一つの社会となります。ZEXAVERSE (ゼクサバース)は自社のメタバースを構築していますが、そこで活用されているのが「ドローン」や「3Dスキャン」といった技術です。ドローンで撮影したデータや3Dスキャン技術を融合させ、世界各地の実際のデータを元にして構築した空間となっています。 メタバース内で経済活動を行う場合、複製できない、偽造できないことが重要になってきます。そこでカギとなるのがNFTです。ZEXAVERSE (ゼクサバース)はメタバース内でのNFTサービスの提供はもちろん、実社会でのNFTサービス提供を行っています。

WEB3.0を誰もが使えるように

ZEXAVERSE (ゼクサバース)の主要事業の根底にある概念がWEB3.0です。WEB3.0を現実社会に実装し、そのサービスを社会生活に導入していくためにはまだ高いハードルが存在しています。 その一例がWEB3.0における経済活動です。WEB3.0で利用されるのは暗号通貨。ビットコインに代表される暗号通貨は、徐々に誰もが買えるようになってきています。しかし、現実の社会で使われている円やドル、ユーロといった通貨のように簡単に利活用できるというようなレベルのものではありませんし、その価値も安定しているとはいえません。 NFTも同様です。デジタルアートの世界などで話題になっていますが、まだ一般的になっているとはいえず、その用途について試行錯誤されている状況にあるといえます。 ZEXAVERSE (ゼクサバース)は実社会で利用できるNFTの提供やメタバースの運営などを通じて、WEB3.0を誰もが使える仕組みづくり、身近になるサービスの開発に取り組んでいます。

メタバース空間のZEXAVERSE (ゼクサバース)

メタバース空間のZEXAVERSE (ゼクサバース)

「ZEXAVERSE (ゼクサバース)」は社名ですが、同社が構築・運営しているメタバース空間の名称にもなっています。現実にある建物や構造物などを、ドローンなどで3Dスキャンし、デジタルデータ化しています。ユーザーは自身を模したアバターを利用して、さまざまな活動を行えます。 この「ZEXAVERSE (ゼクサバース)」という現実社会と仮想空間を融合させたメタバースを体験できるのが、東京および銀座に開設・運営されている店舗のZEXAVERSE TOKYOです。 ZEXAVERSE TOKYOには全部で130個の6Kカメラで人間を丸ごと3Dスキャンし、自身を模したリアルな3Dアバターを自動生成することができる装置「ゼクサゲート」が設置されています。来場者はここで生成した自身のアバターを操作し、メタバースやNFTに関するサービスなどを体験することができます。

トレクーでNFT体験

トレクーでNFT体験

ZEXAVERSE (ゼクサバース)は仮想空間であるメタバース内だけでなく、現実社会においてもNFTをはじめとするWEB3.0を利活用していくための取り組みを加速させています。その一つが誰でもNFTを体験できる「トレクー」です。 トレーディングカードの要素とGPS機能を活用し、実世界の位置情報をトリガーにして、NFTトレカ型クーポン「トレクー」を受け取ることができる、宝探し感覚のデジタルマップサービス「トレクーハンターTRACOU HUNTER」の提供を開始しています。このサービスはWEB3.0を誰もが簡単に理解できる、学べる、使える、というもの。「トレクー」をイベントやセールスプロモーションに利用する事例もでてきています。

スマートフォン向けNFT宝探し「トレクーハンターTRACOU HUNTER」

ZEXAVERSE (ゼクサバース) の「トレクーハンターTRACOU HUNTER」がコンセプトにしているのは「一緒に遊び、一緒に学ぶ」。人と人が一緒に遊びながら考える力を育み、歩きながら体力を鍛え、楽しみながら最新のテクノロジーを学ぶことを目指しているとされています。ZEXAVERSE (ゼクサバース)はこの「トレクーハンターTRACOU HUNTER」について次のように説明しています。 “大人同士、親子、子ども同士のコミュニケーション能力や想像力を高め、未来の社会で活躍するための基盤を築けるサービスです。これにより、WEB3.0時代に必要なスキルを自然に身につけ、健康的に成長することが期待できます。” 出典:乾杯時にハイボール一杯と交換できる NFTトレカ型クーポン「トレクー・猛者たちの宴」が登場!(ZEXAVERSEプレスリリース)

現実社会でWEB3.0を使うZEXAVERSE (ゼクサバース)の「トレクー」

「トレクー」は宝探しの形態をとっています。「トレクーハンターTRACOU HUNTER」に参加したユーザーはイベント会場で、あるいは街で「トレクー」を探すことになります。イベント会場でのプロモーションに利用されている「トレクー」の場合、自分が入手した「トレクー」を現実社会における店舗で商品や割引券、優待券などと交換できるようになっています。 最近では、都内スポーツジムのパーソナルトレーニングの体験で入会金が半額になるクーポンが付きます。また、東京駅・上野駅・後楽園駅などで受け取れるオリジナルデザインカードや、横浜市の飲食店街、野毛食べもの横丁、野毛柳町家の指定店舗で乾杯時にハイボール一杯と交換できる「トレクー」が配布されています。

まとめ

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初回公開日:2024年10月01日

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