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更新日:2024年06月09日
「どんな文章を書いてもいまいちぱっとしない、上手くいかない……」自分には文章力がないと悩んではいませんか? しかし、注意すべき点さえわかっていれば、誰でも簡単に読みやすい文章を書くことができるのです。文章力を上げるためのポイントや具体例をご紹介します。
目次
よりインパクトのある文章を書くためのひとつのコツとして、数字を使う方法があります。 例えば以下の文を読み比べてみて下さい。 「昨日のイベントにはたくさんの人が集まりました」 「昨日のイベントには十万人の人が集まりました」 後者の方が数字を取り入れることで、より具体的でインパクトのある文になっています。 重さ、長さ、人数、距離、時間など、数字を取り入れることのできる要素は様々です。文章を推敲していく中で、置き換えられるところを見つけたらどんどん修正していくとよいでしょう。
より具体的で臨場感のある文章を書くためには、五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)を意識することが大切です。わかりやすい例としては食レポを書く場合です。料理の見た目(視覚)、料理から出る音(聴覚)、料理からの匂い(嗅覚)、料理の食感(触覚)、そして料理の味(味覚)と、五感をフルに活用して書くことであたかも読み手がその料理を味わっているかのような錯覚を起こすことができます。 五感のうちどれかひとつでも文章の中に取り入れることで、より魅力的な文章を書くことができるはずです。
ところで、文章力がない人とはいったいどんな人のことを言うのでしょうか? 文章力がない人の特徴として代表的なのが、「語彙が少ない」ということです。 自分の中で感覚的に伝えたいことはわかっているのですが、それを表現するだけの語彙がありません。自分の持っている語彙だけで表現しようとすると、細かいニュアンスを伝えることができずざっくりとした意図だけが相手に伝わることになります。結果的に、「なんとなく言いたいことはわかる」くらいにしか相手に受け取ってもらえません。 例えばとあるアイドルを見た感想をブログに書いたとします。 語彙力のある人ならば、「目鼻立ちがはっきりしていて、肉厚の唇がチャーミングで、すらっとした立ち姿がまるで海外のモデルのようでした。動作のひとつひとつに品があり、そこにいるだけで周りの空気が変わってしまいます」なんていう風に書くことができますが、語彙力のない人だとこれらの表現を全て「すごくかっこよかった!」という一言で括ってしまいます。 こうならないようにするためには、やはり本を読んだり、映画を見たり、ニュースを読んだりすることで地道に語彙力を増やしていく努力が必要です。本が苦手という人は、漫画やライトノベルなど簡単なものからで構わないので手をつけていくようにしましょう。
文章力がない人にありがちなのが、途中の経過や理由を省いて文章を書いてしまうというパターンです。 文章を書くにあたっては、通常は「AがあるからBとなり、BとなるからCとなり、最終的にDとなる」というような順を追った書き方が必要です。しかし、ここで途中を飛ばして書いてしまうと、読み手は途中の経過がわからず置いてけぼりとなってしまいます。 例えば「雨が降ってきたのでゲームをした」という文があったとします。 この場合、「雨が降ってきた」ことと「ゲームをした」ことに関連性がないので、何故雨が降ってきた「ので」ゲームをしたのかがわからず読み手は苦しむことになります。 しかし、「雨が降ってきて外で遊ぶことができなくなったので、代わりに家の中でゲームをして遊んだ」ならすんなりと意味が通るはずです。 このように、自分がわかっているからといって一部を省略して書いてしまうと、読み手に正しく理解してもらうことができません。 常に読み手の立場を考え、読み手が何を知りたいのか、どうやったら読み手に理解してもらえるのかというポイントを意識して文章を組み立てることが文章力を上げる秘訣です。
文章力のある人の場合、文章を読み終わった後に読み手の心には「納得感」が残ります。しかし、逆に文章力がない人の場合にはこの「納得感」がありません。その文章の中で「つまり、何を言いたいのか」というテーマや結論が見えてこないからです。 思っていることをそのまま書いてそのまま終わるだけだと、テーマが明確になっていないので話の方向がブレやすくなります。そのため読み手は、読み終わった後「この話はいったい何についての話だったんだろう」と困惑してしまうのです。 読み手の心を引き込むだけの文章力のある、自然な文章を書くためには、書く前にまず「何について書くか」というテーマと、「話の流れがどこに落ちつくのか」という結論の部分を先に決めておき、それに向かって文章を書いていくことが重要です。
文章力を上げるために参考になる本を厳選して5冊、ご紹介します。
一冊目のこの本では、文章を書く上でそもそも何をネタにしたらいいか、どうやってネタや正しいソースを集めたらいいかといったことに関して多くのページを割いて詳しく説明されています。また、文章を書くために普段からどういった意識でいればいいのかといった、文章力を養う上での心構えについて書かれている点にも注目。具体的な文章の書き方についてももちろん丁寧に説明がされています。文章力についての入門書としてぜひ手元に持っておきたい一冊です。
記載されている内容は2017年02月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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