素敵な勘違いを提供したい―マインドストームで日本の未来を拓く、株式会社アフレル渡辺氏

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素敵な勘違いを提供したい―マインドストームで日本の未来を拓く、株式会社アフレル渡辺氏

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BrandingEngineerが主催する「TechHub」にて、2015年12月21日「EdTech Night!!これからのプログラミング教育とは?」が開催されました。株式会社アフレルでLEGOやロボットを活用したプログラミング教育に関わる渡辺登氏と、プログラミング教育団体を自ら立ち上げ代表を務める具志堅雅氏が登壇。「プログラミング教育」「EdTech」について話された当イベントの書き起こしです。この記事では渡辺氏によるセッションを書き起こしています。具志堅氏のセッションはこちら:「エンジニア職以外でもプログラミングが武器になる。―SweetSwiftにのせるmorei具志堅氏の思い

スライド画像は渡辺氏のSlideShare上のものを引用しています(TechStudio 20151221

楽しみながら作ってを学ぶプログラミング教材「マインドストーム」

司会:それでは渡辺さん、よろしくお願い致します。

渡辺氏:渡辺です、よろしくお願いします。まずは自己紹介から。私、元メーカー系開発会社で、ちょうどリーマンショックの頃に早期希望退職で辞めた男です。

techstudio-20151221-1-638(※スライドP1)

元々交換機とかやってたんですけど、デスマーチをどうにかしたくて、組み込み系のコミュニティ入って、そのコミュニティを代表して経産省の委員会に招聘されて、そこのIPAに行きまして、人材育成とかやってました。スキル標準なんかを作って、キャリアの話にちょっと近い所で仕事をしていました。

元はプロセス改善などの業務をしていたんですが、でもマインドストームのほうが面白いということで、辞めて今はアフレルという会社で、LEGOマインドストームっていう、ちょっとオタク系の人であればご存知のデバイスに関わっています。

techstudio-20151221-2-638(※スライドP2)

すでに働いてる時から、マインドストームを魅力的だなと感じてまして、子供の頃LEGOブロックも使ってたし、マインドストームいいなと。LEGOに賭けようじゃないかということで、LEGOの代理店であるアフレルに転職しました。先生にプログラミングを教えるってことをしていますね。

素敵な勘違いを提供したい。

あとはやってることとして、日本とシンガポールが言い出しっぺで始めた、今はもう10年以上やってるWROという世界規模のロボットコンテストがあります。今は50カ国、25,000チームが参加していて、最近やっとアメリカも参加してくれるようになって、アジアから始まって、中東、ヨーロッパ、やっと北米にいったって感じですかね。

techstudio-20151221-3-638(※スライドP3)

私も2004年くらいから関わってるんですけど、国内は今35地区、北は北海道から南は沖縄まで地区予選をやっておりまして、私自身も東京の地区予選やってます。皆さんの中で子供向けのプログラミング教育とか、マインドストームとか使ってなんかやりたいなって人がいたら、一緒にぜひマインドストームのトレーナーズトレーニングなんかもタダで受けていただけるようにしますし、ぜひ子供たちにこういったところで教えながら、コンテストの機会を与えて、世界へ行こうぜ!みたいな、素敵な勘違いっていうのを提供したいと思ってます。

techstudio-20151221-8-638(※スライドP8)

仕事ではマイクロソフトさんと、マインドストームとクラウドのAzurewを繋げて、センサーデータを蓄積しExcelでグラフ化して解析するみたいなのを最近開発して。あとMakerFaierが8月にありまして、その時は子供たちにEdisonが乗ったリモコンを作らせて、マインドストームを操縦するワークショップをつくりました。そこで作ったリモコンのLEGOブロックはお持ち帰りができるっていうワークショップでした。

モノを使うと面白い。その面白さを持つ教材がマインドストーム。

今プログラミング教育だとスクラッチだとか、マインクラフトっていうの出てきてますよね。マインドストームっていうのが、どういうポジションなのかなとプロットの図描こうとして諦めたのがこれです。

techstudio-20151221-9-638(※スライドP9)

何となく見ていただければ左側がゲーム系かなとか、右側がモノづくり系かなとかわかるかと思います。やっぱりArduinoとかやろうとすると、電子工作とかかなりゴリゴリ必要になってきちゃうとか、あとUnityも小学生くらいから始めるとちょっと難しいかなとか、中央あたりからだと始めやすいかなとか。マインドストームっていうのは、ゲームっていうバーチャルな世界じゃなくて、リアルな世界でエントリーから上目指そうっていう人でも使えるデバイスだと思っていて、上手く教育のところで関わっていきたいなと思ってます。

techstudio-20151221-10-638(※スライドP10)

やっぱりモノ使うと面白いんですよね。動いた時の喜びもありますけど、動かなかった時の悔しさとか、そこを上手くディスプレイの中だけじゃなくて、リアルなところでモノを動かしながらモノを作っていく、プログラミングしていくっていうところを、マインドストームで訴求していきたいと思ってます。

MITの研究者が、手を動かすと脳みそに刺激が来ていいんだよって話を言っていて、こういったところも掲げながら、やっていきたいと思ってます。

techstudio-20151221-11-638(※スライドP11)

楽しみながら学ぶ、を提供したい。

今、アメリカ発祥のCode.orgという企業の、Hour ofcodeというプログラミング教材が流行ってますけど、やっぱりそれも実物なんですよね。私たちがやっているのも実物で、センサー系のエンジニアとかデザイナーとかが集まるコミュニティの「東京モーションコントロールネットワーク」で、子供たちがアルゴリズム学習ができるようなデバイスをみんなで作っています。

techstudio-20151221-13-638(※スライドP13)

この「PETS」っていうのは、プログラムのステップを逆から書くというもので、このMDFで焼いたにおいがまたたまらないんですよ!またこの挿した時の感触!こういったところも含めて、「楽しみながら学ぶ」っていう感覚を提供しています。ぜひ皆さんとなんか一緒にやろうとか、もっとこういったところができるんじゃないのっていう話をできたらと思います。

ということで私からは以上です。ありがとうございました。

質問タイム

今の若い奴らに夢を託す。

司会:渡辺さんありがとうございました。質問がある方はどうぞ。

質問者:渡辺さんを突き動かしているものは夢だと思いますが、その夢に対して、何か実現するにあたって足りないことがあれば教えていただければと思います。

渡辺氏:夢というか、やらなくちゃいけないっていう使命感があるんです。気が付いたらプログラマーというかモノを作るのが楽しくて、それで20年、30年とやってきた時に、やっぱりモノづくりだとかの恩返しがしたいなと。さっき言ったように国の機関に出向してましたけど、自分の子供も今中学生高校生になったって時に、モノづくりで復活というよりはもうちょっと明るく、ちゃんと生活できる社会であるために、今の若い奴らに夢を託すことが必要なんだろうと。

僕自身が今から頑張ったって、日本を良くするってそんなできないじゃないですか。だから次の世代に繋ぐことをやっていきたいんです。でもそのためにはやっぱりお金も足りないし仲間も足りないし時間も足りないので、こういったイベントなどの機会で仲間を作って、自分でできることをどんどんやる。またそこからいろんな可能性も生まれてくると思うので。ぜひそこら辺も一緒にお酒飲みながらでも話しましょう(笑)

日本のスタイルで世界と戦っていく

質問者:日本がアメリカのシリコンバレーみたいになることって可能ですか?

渡辺氏:あー、無理じゃないかな(笑)

質問者:じゃあ何かやりたいってことがあったらアメリカのシリコンバレーに行った方が良いってことですか?

渡辺氏:いやいや、シリコンバレーと同じことをやる必要はなくて、シリコンバレーも日本みたいに昔モノづくりを頑張ろうみたいに思ってなった訳じゃないから、なんか別のスタイルがあるんじゃないかと。それがモノづくりの復権かどうかは別ですけど、また今日渋谷来たっていうのは、やっぱり今Web系のとこで盛り上がっていて、ソーシャルだとか、そういったところでシリコンバレーとは別のモデルで何かできたらいいなと思っていて、それを若者に託すと(笑)真似せずに、オリジナルのことができたらなと思ってます。

質問者:ありがとうございます。受け継ぎます。

司会者:渡辺さん、ありがとうございました。

スライド:「TechStudio 20151221

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