IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

「とりとめもない」の意味とは?「とりとめのない」との使い分けも解説

更新日:2024年04月12日

言葉の意味・例文

「とりとめのない」と「とりとめもない」の意味の違いについてご存知でしょうか。本記事では、それぞれの持つ意味と使い方について、対義語や類語の紹介を交えて解説します。「とりとめもない」の使い方が気になる方、表現の幅を広げたい方は、ぜひチェックしてみてください。

「重要」とは、物事の本質や成否に大きな関わりがあること、必要性があることを指す言葉です。 「とりとめのない供述」が調書に載らないような話を指すのに対し、「重要な供述」は事件解決の糸口、事件の核心に触れる内容など、捜査官や裁判官にとって看過できない発言を指します。 重んじるべき事柄や、価値がある物事を表している「重要」という言葉は、目的やまとまりがないという意味の「とりとめのない」と対極的な意味を持つといえます。

有意義

「有意義」とは、物事や行いに価値があること、意味があることを表している言葉です。 その人にとって満足で価値のある日々を「有意義な日々」というのに対し、目的もなくぼんやりと過ごした日々を「とりとめのない日々」と表現します。 目的に沿った行いや意味のある物事を指す「有意義」という言葉は、目的やまとまりのないさまを表している「とりとめのない」と対極的な意味を持つといえます。

首尾一貫

「首尾一貫」とは、ひとつの考え方や態度が最初から最後まで貫かれているさまを表している言葉です。 文章全体に一貫性のある文章を「首尾一貫した文章」というのに対して、目的やまとまりがなく、話題が散在する文章を「とりとめのない文章」といいます。 最初から最後まで同じ目的や意図に基づいているさまを表している「首尾一貫」という言葉は、目的やまとまりがないさまを表している「とりとめのない」と対極的な意味を持つといえます。

理路整然

「理路整然」とは、物事や話の筋道が通っているさま、論理が順序よく展開するさまを表している言葉です。 理にかなった内容を相手にとって分かりやすい順序で述べた意見を「理路整然とした意見」というのに対して、秩序やまとまりのない意見を「とりとめのない意見」といいます。 物事や話の筋道が通っていることを表している「理路整然」という言葉は、目的やまとまりがないことを表している「とりとめのない」と対極的な意味を持つといえます。

筋の通った

「筋の通った」とは、整合性がとれていること、道理にかなっていて矛盾がないことを表している言葉です。 内容が一貫していて矛盾のない発言を「筋の通った発言」というのに対して、結論やまとまりがない発言を「とりとめのない発言」といいます。 目的や意見に整合性や一貫性があることを表している「筋の通った」という言葉は、目的やまとまりがないさまを表している「とりとめのない」と対極的な意味を持つといえます。

「とりとめのない」の英語表現

「とりとめのない」、「とりとめもない」の意味や使い方、類語・対義語についてご紹介しました。 ここからは、「とりとめのない」の英語表現について解説します。日本語以外での表現を知ることによって、異なる角度から言葉の意味を学び、理解することができます。

wandering

次のページ:「とりとめもない」の意味を正しく理解して使おう
初回公開日:2022年06月30日

記載されている内容は2022年06月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

アクセスランキング