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「とりとめもない」の意味とは?「とりとめのない」との使い分けも解説

更新日:2024年04月12日

言葉の意味・例文

「とりとめのない」と「とりとめもない」の意味の違いについてご存知でしょうか。本記事では、それぞれの持つ意味と使い方について、対義語や類語の紹介を交えて解説します。「とりとめもない」の使い方が気になる方、表現の幅を広げたい方は、ぜひチェックしてみてください。

「とりとめもない」は終わらない、ずっと続く、「とりとめのない」は目的やまとまりがないという意味を持ちます。 また、基本的に「とりとめもない」は副詞として「とりとめもなく話す」、「とりとめのない」は形容詞として「とりとめのない話」といった使い方をするため、使う際には注意が必要です。

「とりとめもない」の例文

「とりとめもない」は終わらない、ずっと続くという意味で、基本的に動詞などを修飾する副詞として「とりとめもなく話す」、「とりとめもなく考える」といった使い方をします。 【例文】 「昨日起こった出来事をとりとめもなく話す」 =昨日の出来事を終わりなく話し続ける

「とりとめのない」の例文

「とりとめのない」は目的やまとまりがないという意味で、基本的に名詞などを修飾する形容詞として「とりとめのない話」、「とりとめのない記憶」といった使い方をします。 【例文】 「最近の出来事やニュースについて、とりとめのない話をする」 =最近の出来事やニュースについて、構成を考えず思いついたまま話す

「とりとめもない」と「とりとめのない」の文学表現

芥川龍之介さんの著作である羅生門や女体、偸盗に「とりとめのない」、または、「とりとめもない」という言葉が出てきます。いずれも名詞を修飾する形容詞として、目的やまとまりがないという意味で使われています。 各作品において「とりとめもない」、「とりとめのない」といった表現が使用されている部分を確認してみましょう。

羅生門

羅生門の一節では、これといったまとまりのない思考を「とりとめもない考え」と表現しています。

女体

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初回公開日:2022年06月30日

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