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Webテストの種類と見分け方|出題科目・テスト形式・対策法

更新日:2024年08月24日

書類選考・ES

今、日本の企業ではほとんどで、採用試験に、採用テストと呼ばれるテストを導入しています。採用テストとは、就活生の性格や、その人の基本的な能力を数値化して図るためのテストです。

TG-WEBのテスト形式

TG-WEBのテスト形式はWebテストの他に、テストセンター形式と、I9という名称の筆記テストの3種類があります。Webテストでは、電卓の使用が許可されているので準備を忘れないようにしてください。

TG-WEBの出題科目

TG-WEBの出題科目は、まず制限時間18分の非言語(計数)問題と、12分の言語、15分の英語問題、それに加えて性格テストがあります。言語と計数には、従来型・新型と呼ばれる2種類の試験内容があり、それぞれ出題される範囲が大きく異なるので注意しましょう

従来型が空欄補充や長文読解、暗号や展開図といった高難易度の問題が多い傾向にあります。一方。新型は、同義語や対義語、ことわざなどの問題や、方程式の問題が大量に出題され、短時間で効率よく問題を解いていくことが重要なテスト内容です。

さらに、英語も高難易度の長文読解が出題されるので対策を練る必要があるでしょう。といっても、すべての新型、従来型、英語の問題が必ず出題されるというわけではありません。出題科目の中からの範囲のみの出題となるのでご安心ください。

TG-WEBを利用している業界や企業とは?

TG-WEBは問題を知り、あらかじめ対処しておくことが非常に重要なテストです。そのため、実施する企業はテスト準備をしっかり行っているかという確認をする意図でTG-WEBを利用することがあるようです。

特に頻出する企業と言うものはありませんが、過去には三菱東京UFJ銀行やジョンソン&ジョンソン、資生堂など様々な大手企業が使用しています。

TG-WEBの見分け方

TG-Webの場合、URLの文字列は 「http://assessment.c-personal.com/」 「http://assessment.e-gitest.com/」 のどちらかとなります。 試験は表紙から問題、という順番で構成され、言語の制限時間が12分で非言語が18分の場合は従来型のテスト、それぞれが7分と8分の場合は新型のテストという確率が高くなっています。

8:内田クレペリン

内田クレペリンとは、正式名称「内田クレペリン精神検査」と呼ばれる適性検査の一種です。この試験によって分かるのは、作業量に比例した処理能力の程度や、作業量の変化や誤答による性格や行動の特徴などです。

内田クレペリンのテスト形式

内田クレペリンはマークシートのような検査用紙を使用した、筆記形式の試験となります。Webテストやテストセンターなどでの受験は用意されていません。

内田クレペリンの出題科目

内田クレペリンでは、簡単な数字の計算問題が出題されます。制限時間は、前半15分と後半15分で、間に5分の休憩があります。

計算は、用紙に並んでいる数字を左端からひたすら足し算していくという方法です1分毎の合図で段を変えていき、15分で15段の計算を行うことになります。回答は、数字と数字の間に記載します。もし、34194と並んでいた場合、3と4を足した7、4と1を足した5、1と9を足した10、9と4を足した13をそれぞれの数字の間に書き記しながらすすめていきます。

ちなみに、回答が2ケタになる場合は下1桁のみを書かなくてはなりません。全ての作業が終了した時に、1分間で行った量を線で結ぶと作業曲線というものが現れます。この曲線によってその人の人間性や適性をチェックするのです。

内田クレペリンを利用している業界や企業とは?

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初回公開日:2022年11月17日

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