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更新日:2024年09月25日
「了承しました」という言葉をどこで使えばよいのか悩んだことがないでしょうか。この記事では、「了承しました」の意味や使い方、場面に合わせた言い換えの表現を紹介しています。ビジネスシーンや日常で活用できるように、ぜひ読んでみてください。
目次
丁寧語の表現ではありますが受容の意味合いが強く、「OKですよ」と物腰のやわらかい表現となります。 そのため、目上の相手や取引先の相手に使うには不適切な表現です。
「了承しました」と似た意味を持つ類語と言い換えて使うことのできる言葉があります。 ここでは、言い換えの言葉を3つ紹介します。場面に応じて使ってみましょう。
「了承しました」と言う場合と「了解しました」と言う場合とでは、明らかにその伝達の意味合いは違ってきます。これは「了承」と「了解」の言葉の成り立ちを見ればはっきりとわかりますが、「了承」の成り立ちやその意味合いは先述のとおりで、「了解」の成り立ちやその意味合いには、「解(かい)」という「理解すること」の意味合いが大きく含まれます。 つまり「了解」という言葉は、「了」の意味にある「情報を受け取り終えたこと」の意味合いと「その情報の内容を理解した」という意味合いとが重なって「了解」という言葉を成り立たせていて、「その情報の内容を理解しました」という旨だけを伝達することになります。
りょう‐かい〔レウ‐|リヤウ‐〕【了解/×諒解】 の解説 [名](スル) 1 物事の内容や事情を理解して承認すること。了承。「―が成り立つ」「来信の内容を―する」
「承知」と「了承」の言葉に意味の違いを知るときでも、「了承」と「了解」の意味の違いを見るときと同じく、言葉そのものの成り立ちや根本的な意味合いに視点を当てることが大切です。 「承知」という言葉は、「承」の意味にある「受け入れること」と、「知」の意味にある「その情報を知ること」という形容があり、この2つの言葉が重なって「承知」という言葉を成り立たせています。そのことから「承知」の基本的な意味合いは「その情報を知ること」を指します。 しかしこの場合、この「知る」という意味合いには「相手の要求や申し出を許容する」という意味合いが認められるため、この「情報を知ること」の意味とは別に、「相手の要求や申し出を許す・受け入れて対応する」という副次的な意味が含まれてきます。
しょう‐ち【承知】 の解説 [名](スル) 1 事情などを知ること。また、知っていること。わかっていること。「無理を―でお願いする」「君の言うことなど百も―だ」「事の経緯を―しておきたい」 2 依頼・要求などを聞き入れること。承諾。「申し出の件、確かに―した」 3 相手の事情などを理解して許すこと。多く下に打消しの語を伴って用いる。「この次からは―しないぞ」
おさらいしておきますが、「了承」の意味は「相手の事情を汲んだ上で、その要求や申し出の内容に納得すること」を言います。これを踏まえて「承諾」という言葉の意味は、「相手の要求や申し出を聞き入れた上で受容し、その要求にしたがって対応すること」を意味します。 つまり「了承」の意味では「相手の要求を知った時点」を指すことになり、「承諾」の意味は「相手の要求を知った上で受容し、その要求に対応することまでを含めた時点」を指します。
しょう‐だく【承諾】 の解説 [名](スル)《古くは「じょうだく」》相手の意見・希望・要求などを聞いて、受け入れること。「上司の―を得る」「依頼を―する」
謙譲語というのは「相手と自分の立場や関係性を問わず、話者が自発的にその立場や姿勢を低めて相手に敬意を示す敬語表現」を意味し、その敬語表現の用例にしたがってこの「了承しました」という言い方も変える必要があります。 ・承りました。 ・了承させていただきます。 ・了承を得させていただきました。 ・ご確認させていただきました。 ・賜りました。 ・拝読させていただきました。 ・受理させていただきました。 ・ご承認させていただきました。 ・ご承諾させていただきました。 このように「了承しました」という旨を相手に伝える場合がありますが、一般的な謙譲語による敬語表現をする場合には「ご承認」や「受理」という言葉はこの場合使わず、「ご確認」や「承る」という言い方が多く見られます。
「承る」の丁寧語です。事情などを知る、知っているという意味の言葉です。使うのはビジネスシーンである場合が多いです。 目上の相手や取引先相手にも謙譲語として使うことができます。同僚や後輩に対しても使えるので、ビジネスシーンでは自然に「承りました」と返事ができるようになるのが望ましいとされます。
ビジネスシーンで必要とされるメールや手紙の返信など、手堅い場面で使う表現です。 あまり使いすぎると堅すぎて印象が良くないため、敬語になれないうちは「ご了承しました」「ご了承いたしました」を使う方が良いでしょう。
記載されている内容は2018年02月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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