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見捨てられ不安が強い人の特徴/行動

更新日:2024年11月16日

コミュニケーション

見捨てられ不安とは、仲の良い恋人や友達から嫌われることを極度に恐れることを言います。少しでも否定的なことを言われると、その時点で急激な不安に襲われてしまい、毎日を安心して過ごせなくなります。そんな見捨てられ不安の特性を知りましょう。

好かれないなら相手を全否定

見捨てられ不安の人は、相手に全否定されたと勘違いしてしまい、突発的に相手を罵倒してしまいます。そして相手の些細な言動にも口出ししてしまい、最悪の場合は人格すらも否定します。そんなことをしたらお互いの関係は修復不可能になり、周りからも信頼を失います。 例え相手に非があったとしても、全否定をする正当な理由にはなりません。全否定をするからには、自分にもしっぺ返しが来ることを考えましょう。今後、自分が信頼や居場所を失うことを覚悟しましょう。 何か相手に問題があった場合は指摘するべきですが、限度があります。相手の人格を否定せず、改善してほしい所をやんわりと説明しましょう。もしも自分との時間を増やしてほしかったら、まずは自分の方から相手に何かを与えるべきです。食事を奢ることでも大丈夫です。

愛情を試す

見捨てられ不安の人は相手の愛情を試そうとします。愛情を試すという具体的な例は、遠くから迎えに来てもらえるように頼むことや、高価な買い物をねだることです。そして断られたりしたら、過激な発言をして、相手を脅したりすることもあります。 独占欲が強く、相手が魅力的であればあるほど見捨てられ不安も強くなります。そこで相手の気を引こうと極端な行動に走り、束縛しようとします。しかしそれで相手の気を引いても、見捨てられ不安が根本的に解消される保証はなく、むしろ相手からの信頼を失ってしまいます。 愛情を試したりすることは、自分が相手を信頼していない証です。自分に対してどれだけの愛情を持っているのかが気になっても、極端な行動に走るのは危険です。自分の評価を知りたかったとしても、相手に負担をかけることはやめましょう。

見捨てられ不安は簡単には解決しない

上記で述べたように、見捨てられ不安は簡単に改善する問題ではありません。当人のトラウマが関係するので、問題の根は深いです。専門家すらも、簡単に解決することができないので、周りの人からの配慮もできるだけ必要となります。

時間をかけて見捨てられ不安を改善する

見捨てられ不安は当人が生活習慣を変えていく心構えも必要ですが、周りの人が適切なサポートをすることが大事です。もしも人間関係に悩みを持つ人がいたら、時間をかけて聞いてあげましょう。周りにとってはつまらない理由でも、本人にとっては深刻であることが多いです。 嫌われているのは気のせい、などと口にすることはしません。励ましているつもりでも、見捨てられ不安の人にとっては割り切れる問題ではありません。不安を増長することにならないよう、まずはゆっくりと話を聞いてあげましょう。その方が相手も安心します。

日々の生活を見直すことが見捨てられ不安を治す一歩

まずは毎日の生活について見つめ直す機会を作りましょう。見捨てられ不安の人は今の人間関係に依存してしまい、それ以外の世界を知らないことで苦しんでしまいます。新しい生活習慣を作っておけば、悩みも改善されます。少しずつ、今の自分を変えてみましょう。 まずは毎日の食事メニューを見直すことでもいいです。例えば、朝ごはんのメニューをご飯からパンや麺類に変えるなど、ちょっとした工夫で変化も入れることができます。その工夫も積み重ねていけば、いつか毎日が大きく変わっていきます。

まずは視野を広めて

今を変えていくには視野を広めることが必要です。同じ世界にいつまでも留まっていたら、思考や行動もパターン化されてしまいます。それでは特定の人間関係に依存することになりますし、現状を変えることもできません。自分が面白いと感じたことを見つけてみましょう。 TVやインターネット、あるいは書籍で情報を積極的に浴びていきましょう。広い世界に飛び込んでいけば、自分を変えることができる何かと出会えます。まずは興味の幅を広めて、そこから自分の心を刺激してくれることに触れてみましょう。現状を変えるきっかけになります。

見捨てられ不安の人は新しい環境も知って

見捨てられ不安の人は、特定の誰かに見捨てられると人生そのものが終わったように錯覚します。ですがそれは大きな間違いであり、例え誰かとの縁が切れても命が奪われるようなことはあり得ません。きちんと助けを求めれば、それに応えてくれる人はたくさんいます。 きちんと情報を集めればやり直すチャンスだっていくらでも得られます。

見捨てられ不安の人は嫌われることを恐れる

人に嫌われたくないという気持ちは誰にでもあります。しかし、あまりそればかりを気にしすぎても人生を楽しむことはできません。大切なのは、その人と一緒にいて何がしたいのか、ということです。ただ一緒にいることだけを目的にしても、お互いが楽しめるとは限りません。 人間は誰しも変わっていかなければいけません。それは見捨てられ不安の人も同じで、人に嫌われても堂々と構えるべき時もあります。誰かのことを思いやって頑張ることは素晴らしいですが、命や人生まで捧げるのは違います。今の関係が苦しかったら、切る勇気も必要です。 ただし、故意で反社会的な行動に走るのは駄目です。また、自分の身勝手で周りに迷惑をかけてしまった場合はきちんと謝罪するべきです。親しき中にも礼儀あり、という言葉があるように、お世話になっている人達に対する誠意を忘れないようにしましょう。

相手に嫌われてしまったら

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初回公開日:2018年01月29日

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