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メンターの意味・就活でのメンターの探し方・メンティーとの違い

初回公開日:2018年01月24日

更新日:2018年01月24日

記載されている内容は2018年01月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

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言葉の意味

あなたは「メンター」という言葉をご存知ですか。メンターとは、成功体験を伴う役割モデルをベースにした的確な指導ができ、目標であり信頼の対象となる人物を意味します。今回は、人材育成のために欠かすことのできない「メンター制度」についてご紹介していきます。

メンターの意味とは何か?

あなたは「メンター」という言葉の意味を知っていますか。「メンター」とは、人生やビジネスにおける指導者、支援者という意味です。つまりメンターとは、悩みや相談に対して適切な指導ができ、目標かつ信頼の対象となる人物のことを指します。 「メンター」の語源はギリシャ神話に登場するメントールという人物名に由来しているといわれています。その由来から、現在でもビジネスの現場では後輩の精神的なサポートをする先輩を「メンター」とし、人材育成を目的とした制度として広く一般的に取り入れられています。

メンターとメンティーの意味・関係性

メンターとメンティーの意味・関係性

メンターは人生あるいは仕事のよき指導者、助言者を意味する英語で、メンターの指導や助言を受ける人を「メンティー」と呼びます。メンターにはメンティーが、メンティーにはメンターがいることによって、双方の関係性が生まれます。そもそもメンターとメンティーの間に信頼関係がなければ、メンター制度は成り立たず、意味のある関係性を築くことはできません。 そのため、メンターとメンティーのマッチングは非常に重要です。例えば、年の離れたメンターがメンティーと分かり合えない時、ジェネレーションギャップという一言だけで片付けてしまうことは残念なことです。また、メンティーのことを先入観や第一印象で「頼りにならない人物」などと決めつけるようなことがあっては、信頼関係の構築はできません。 信頼関係を築けるかどうかは、メンターとメンティーの人柄も関係していますが、マッチングが非常に重要で意味があるものであると言えます。

メンター制度の意味とは何か?

メンター制度の意味とは何か?

ビジネスの世界で使用される一般的なメンター制度とは、メンティーの業務(キャリア形成・スキル向上・人間関係改善など)に対し、メンターが相談を受け、悩みや疑問の解消を促すことにより、メンティーの組織人としての成長を支援する制度を意味します。そのサポートする範囲は非常に多岐に渡ります。 メンターがサポートする範囲は、メンティーの業務以外の相談(人生相談など)も多く含まれていることから、直属の上司がメンターになるよりも、他部門の上司や先輩から選出されるほうが、メンティーも相談しやすくスムーズにいくことが多いでしょう。 もし、直属の上司をメンターに選出した場合は、その関係性にもよりますが、メンティーが本音でメンターに相談しにくくなってしまう場合が多いため、本来のメンター制度の意味を見失わないように注意する必要があるでしょう。

メンタリングの意味とは何か?

メンター制度で行うメンタリングとは、人材の育成、指導方法の一つで、メンターによる助言と対話による気づきで、メンティー本人の自発的・自律的な成長を促す方法を意味します。メンタリングとは、メンターがメンティに行う個人の成長をサポートすることを目的とした指導方法です。 メンターはメンティーに対して、指示や仕事の仕方を教えるというよりも、多種多様な質問をメンティーに投げかけたりすることで、メンティーの内側から答えを引き出します。 ビジネスの現場で起きる問題解決や個人の目標達成、自発的なやる気を引き出すのに効果を発揮するコーチングと比べ、メンタリングはもう少し広範囲に、精神的なサポートをすることも含んでいて、仕事以外の悩みや、心の内面に寄り添うカウンセラーの要素も含んでいます。

就活でメンターを探す方法は?

就活でメンターを探す方法は?

友人や恋人など近しい関係の人物がメンターになることは難しいことです。就職活動中の学生たちは、意味のあるメンタリングを受けるために、ゼミやサークル、バイト先の先輩、もしくは新しい人脈の中からメンターを探さなければなりません。 できれば、あまり自分自身のことを知らない人物がメンターには適しています。あまりにもメンティーのことを知りすぎているメンターでは、客観的なアドバイスがしにくくなりますし、メンティーも「気を遣ってくれているのだろう」と感じ、意味のないものになってしまいます。 就職活動中の学生たちは、その会社で活躍している「個人」を探し出すことが重要です。色々なネットワークを駆使して、とにかく目標となる人物を探し、見つけたら相談にのってもらうことが就職活動を成功へ導く一歩です。

なぜメンター制度は必要なのか?

なぜメンター制度は必要なのか?

ビジネスの世界におけるメンター制度は、1980年代のアメリカで発祥したことをご存知ですか。日本においても、1980年代と1990年代以降では、企業風土や環境が大きく変化し、多くの企業が成果主義を導入をはじめました。 成果主義を第一に進めていった結果、企業における組織の簡素化や生産性向上には成功しましたが、反対に年功主義であった時代に面倒見が良かった上司や先輩が、自身のことで精一杯で余裕がなくなり、「何でも相談できる環境」が以前よりも少なくなってしまったという声が増えてきました。 気軽に相談しにくい環境では、新入社員の早期退職であったり、職員の孤立化に繋がってしまうといっても過言ではないでしょう。 そこで、社内の「繋がり」や「こころ」の面を重要視にする動きが出始め、メンタルヘルスの重要性とともにメンター制度が注目されるようになりました。

1.メンターのメリット

メンターはメンティの存在によって、自身のこれまでの経験を活かすことができ、それが自信に繋がります。また、メンティの成長をサポートしていくことで、人材育成の経験を積むことができ、仕事のスキルや人間力の成長のために学び続ける必要性や意味を感じることができるようになります。 より良いメンターになるため、メンター自身がリーダーシップを学び、さらに企業に貢献できる魅力あふれた存在に成長することが期待できます。

2.メンターのデメリット

メンター自身が、過去にメンターを持った経験がない場合、メンター像をイメージすることが難しく、メンティーの導き方が難しくなります。また、メンター自身のこれまでの経験値や人間力が不足していると、メンティーとの間に「信頼」を構築していくことが困難な場合もあります。 互いの間に信頼が構築していないと、メンターからの助言がメンティーに対して全く響かないものになりかねません。 企業内の研修としてメンター役を担った場合、通常の業務以外の仕事になるため、時間的にメンターの負担になることもあります。制度として社内で認識し、周囲の理解と支援が必要になる場合もあるでしょう。 直接メンティーからの依頼でメンターになることを引き受けた場合は、良きメンターであろうとすればするほど、時間と労力を使います。メンターの負担が大きいとお互いの関係性を壊し、意味のないものになってしまいますので注意が必要です。

3.メンティーのメリット

メンターからの精神的なサポートや助言をもらったメンティーは、まず心の安定を得ることができます。心の安定を得たことで、仕事をすることや学ぶことの意味を良く理解することができ、目標に向けて前向きかつ積極的にチャレンジすることができるようになります。

4.メンティーのデメリット

メンティーがメンターに対して、心から信頼することができずに不信感を抱いてしまうと、メンターの助言を活かすことができず、意味のないものになってしまいます。また、メンター制度で、互いの相性が悪かったり、メンターの力不足などがある場合も残念ながら上手くいきません。 また、メンティーからは立場上、メンターとの相性が悪いことをメンター本人には伝えにくかったり、メンター以外にも職場の上司や先輩から助言をもらい、その助言がそれぞれ異なる場合はメンティーが混乱してしまうこともあるでしょう。 反対に、メンターが経験豊富で素晴らしい助言をしてくれる場合でも、メンティーがメンターに対して依存してしまっていると、メンティーは自分自身で問題の意味を考えることを疎かにし、メンターから答えを得ようとしてしまうため、メンター制度の役割や意味を活かすことができない場合もあります。

メンター制度導入の難しさ

メンター制度導入の難しさ

OJTとメンター制度はそもそも目的・意味・方向性が異なります。メンター自身も目一杯の通常業務を抱えているため、メンティーの納得感よりも時間効率を求めてしまい、即効性の高い答えを出す場合があります。そうなると、本来のメンター制度の目的(コミュニケーションを通じた信頼関係の構築)が果たせなくなってしまうので、両者を混同しないよう注意が必要です。 メンター制度は、方法や正解が一つではないところが難しいポイントです。当然、メンター・メンティー共に自身の業務を抱えているため、将来的に役立つと分かっていても、やはり目の前の業務に追われる中で運用していくことは容易ではありません。 企業サイドの理解や協力などによっても効果が大きく変わってくることも忘れてはなりません。つまり、メンター・メンティー・企業のいずれにも温度差があっては、意味のないものになってしまいます。

メンター制度でお互いに成長しよう!

メンター制度でお互いに成長しよう!

メンターとメンティーは助言をする側と、助言を受ける側という意味では立場こそ異なりますが、お互いが相手を尊重する、一人の人間としての価値が同じであるということを忘れてはなりません。 メンティーはメンターから多くのことを学びます。しかし、なんでもかんでもメンターから教えてもらおうとするのではなく、自ら学ぶ意欲と努力をすることが大切です。頑張っているメンティーの姿に、メンターは助けになりたいと思うことでしょう。 メンターもメンティーから学ぶことが多くあります。かつての未熟だった自分の姿を思い出させてくれたり、必死で努力する姿に刺激を受けたりすることもあります。また指導力、人間力が向上し、より良いメンターとして魅力あふれるリーダーへと成長することができます。 メンター制度を通して、お互いに刺激を受けあい、仕事力も人間力もアップさせて大きく成長していきましょう。

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