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更新日:2024年06月28日
「公僕」という言葉を聞いたことはありますか?「公僕」は使い方が難しい言葉なので、しっかりと理解していないと使うのは危険かもしれません。本記事では、「公僕」の由来や例文などを紹介しています。読み終わるころには、使い方も理解できることでしょう。
「公僕」という言葉は、使える場面は多くありません。 実際の使用方法や、使用する場面を知ることで、言葉のニュアンスを理解できるようになると、その意味も理解できることでしょう。 実際に公務員に接する機会で、この言葉に触れた時の参考にしてみてください。 それでは、具体的に例文を紹介していきます。
公僕精神とは、「公務員が持つべき国民全体に奉仕する心の持ち方」です。公務員は、自分や誰かという個人のためではなく、もっと大きな公のために奉仕するべきだという考えです。 この例文では、自分に対して「公僕」という言葉を使っています。そのため、公務員を卑下しているというよりも、奉仕精神をアピールしていると感じられるでしょう。
こちらは、自分にではなく、相手に対して使った場合の例文です。 市役所には国民全体に奉仕しようとする公僕精神を感じられない職員がいるという文であり、「お役所仕事は形式的で、非効率であり融通が利かない」といった不満を表す言葉になります。 国民全体の利益を求める精神を持ち合わせない公務員に対して、公僕精神という言葉は使うのは適切でしょう。
「公僕」とは「公務員」のことですが、公務員の中でも国会職員に使われることはまずありません。多くの使われ方は、役所で働く一般職員に対してです。 というのも、「僕」という字から「下部」「雑用」「身分が低い」と解釈され雑用に従事する下級役人に対して使われた経緯があるからです。 また、経済が好調の時に会社員と公務員の給料を比較して、会社員の給料が良く、会社員が公務員を下に見る言葉として「公僕」を使われたこともあります。 けれど、近年では、不景気なため、むしろ安定職である公務員を妬んで使うことのほうが増えたとも言われます。
「公僕」には、「公務員」のほかにも、「官吏」や「役人」、「官僚」など、似たような言葉がいくつかありますが、どれもニュアンスが微妙に違います。 例えば、官僚といえば国家の要職に就く人を指します。 では「公僕」の類義語を具体的に紹介していきましょう。 それぞれの言葉と「公僕」との違いを比較しながら読み進めてみると、新しい発見があるかもしれません。
「下僕」とは、召使いや自分より立場が低い人に対して用いる言葉です。この「下僕」の持つイメージが、「公僕」のイメージをも立場の低い人に対して使うかのように誤解された原因です。 しかし、「公僕」は、あくまで英語を直訳した際の和製英語であり、本来の意味は「公務員」です。「下僕」のそれとは意味が重ならないので、類語とは言えません
「社畜」とは、「ブラック企業で長時間労働や重いノルマを強いられている社員のこと」をいいます。 「公僕」とは、「公務員」のことであり、国民の下僕ではありません。そして、そもそも民間企業の手本であるはずの公務員の職場環境がブラック企業の環境と同じであるならば、それこそが問題であるので、まずそのような環境はないでしょう。 そのため、公務員を意味する「公僕」とブラックな働き方を意味する「社畜」は全く意味が違います。
「しもべ」は、漢字で書くと「僕」や「下部」と表します。意味は、「雑用する召使い」です。 「公僕」とは、公衆に奉仕する者ではありますが、一般の人と同じ立場であり、しもべではありません。 この立場の違いが、「公僕」と「しもべ」の違いです。 また、「公僕」は全体の利益になるために奉仕しますが、「しもべ」であれば、主人の命令は絶対なので、どんな雑用も行います。そういう意味でも大きな差があります。
ドラマや映画などで聞いたことがあるかもしれない「国の犬」ですが、特に警察官に向かって使われる言葉です。 「国の犬」とは、国を主人として、主人に言われれば何でもするといったニュアンスで使われます。犬は特定の主人に仕えているものです。その点で、国民全体に仕える公務員とは、そもそもの定義が違います。 むしろ「国の犬」は「国民のしもべ」と意味が似通っています。 この二つは特定の個人に仕えているという意味で公僕とは全く違う意味を持つのですが、世間では、どちらも公務員を卑下する言葉として使われているのです。
記載されている内容は2018年01月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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