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言葉使いと言葉遣いの違いと使い分け|言葉使いの直し方

言葉の使い方

言葉使いの基本やマナー、気になる直し方までまとめてみました。たかが言葉使い、されど言葉使い。人間関係や信頼度までに影響があります。大人として、ビジネスパーソンとして恥をかく前に、貴方の言葉使いを振り返って、直してみませんか?

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言葉使いと言葉遣いの使い分け

「言葉使い」も「言葉遣い」も、どちらも様々なところで目にする単語です。どっちが正しい言葉なのだろうか…と疑問に思ったことはありませんか? 国語辞典『広辞苑』や『大辞林』などでは、両方とも同じだとしています。 パソコンやスマホでは、「ことばづかい」を変換しようとすると、候補として「言葉使い」「言葉遣い」のどちらも出てきます。

「言葉使い」は動詞、「言葉遣い」は名詞?

メディアで文章を書く人が参考にする、共同通信社発行の『記者ハンドブック 新聞用字用語集』によると 「使う」「使い」は、主として動詞に使い、「遣う」「遣い」は名詞に使う。 とあります。 わかりやすく説明すると… 動詞として使用例→「言葉を使う」 名詞としての使用例→「言葉遣い」 ですので、原則的には… 「○○○をつかう」→「使う」 「○○○つかい」→「遣い」 ゆえに… 「言葉つかい」は名詞なので、「言葉遣い」とします。 というのが、記者ハンドブックでは原則だとされています。

しかし現実には、「言葉使い」も「言葉遣い」も両方が、明治時代の頃から使われていたという記録も残っています。辞書は両方を同じだとし、記者ハンドブックは両方を区別しています。したがって、厳密には、どちらの方が正しくて、どちらの方が間違えだと決めることはできないでしょう。

実際に使う時の使い分け

厳密な決まりはないので、何かの文章で「ことばつかい」を漢字で使う際には、どちらを使用するべきか迷う時もあるかも知れません。そういう時には、自分が書こうとしている文章に似たような性質や内容の文章を調べてみるのはどうでしょう? 「言葉使い」と「言葉遣い」、実際にどちらが使用されているか、またどちらが違和感がないかを、内容からも視覚からもチェックできます。 言葉は臨機応変に使うべきなので、使い分けには違和感がないことが大切です。 文豪:夏目漱石は「言葉使い」を使っていました。

言葉使いの基本

私たちは、状況や相手によって、同じことでも様々な言い方をします。例えば、「ちょっと待ってね。」と友達同士では言いますが、ビジネスシーンでは目上の方やお客様に「少々お待ちください。」とか「少々お待ちくださいませんか?」と言いますよね?

基本は「敬語」

「言葉使い」により言い方を使い分けて、ビジネスシーンでは相手を敬うための言葉を使うのが常識です。「人を敬う言葉」が「敬語」です。ビジネスパーソンにとって、「敬語」は周りへの配慮、思いやりの気持ちを示すものであり、ビジネス以前に人間関係を構築していくための基本といえます。それゆえに、適切な敬語を使い分けることは、人間性や教養を示すと言っても過言ではありません。

言葉使いの基本:「敬語」は3種類

敬意の示し方によって、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類に分けられます。 ・尊敬語 相手や相手の動作や状態などを直接高め、尊敬の気持ちを表現。 その中でも、名詞の前に、【お・ご・御・貴】などをつけた、「お気持ち」「ご苦労」「御社」「貴殿」などのグループ、「おっしゃる」「なさる」「召し上がる」などの活用された動詞のグループや【れる・られる】【ご(お)…になる】を付け加え、「お越しになる」「お読みになる」などのグループがあります。 ・謙譲語 自分がへりくだり、間接的に相手を高める表現。自分の動作や状態に対して使います。 謙譲の意味を表わす【弊・拝・愚・ども】などの接頭語・接尾語をつける「弊社」「拝見」「愚考」「私共」などのグループ、その言葉自体が謙譲の意味を表わす語「お目にかかる」「いただく」などのグループ、【お…する】【ご…いただく】などをつけ加える「ご招待いただく」「お慶び申し上げます」などのグループがあります ・丁寧語 話し手が自分の言葉を丁寧に言い、敬意を表現。単純に、語尾に【です】【ます】【ございます】を語尾につけるグループと名詞に【お・ご】をつける「お名刺」「ごほうび」などのグループがあります。

言葉使いのマナー

言葉使いは、人間関係の構築にも大切であると、先に述べました。相手との良好な人間関係は、ビジネスパーソンとしての信頼度を高めます。

ビジネスシーンでの言葉使いのマナー

ビジネスシーンで使う敬語には大きな特徴があります。誰に対して敬意を示しているのかによって、敬語を使い分けます。「社外の人」と「自社の人」を区別し、「社外の人」には「自社の人=身内」として表現する、日本の習慣があるためです。社会人になったばかりの時は戸惑いがちですが、しっかりと身につけたいマナーです。

マナー①:お客様を含めた、すべての社外の人に敬語を使う。 例:「いらっしゃいませ」「ご案内いたします」 マナー②:お客様や他社について話をする時は、どんな場合でも敬語を使う。 例:「先方の担当者からご紹介いただきました、A社の○○様からお電話がありました」 マナー③:社外の人と話す時は、自社の人に関しては、たとえ上司であろうとも本人(自社の人)を敬う言葉は使わない。 例:「部長の○○を紹介します」「課長の○○は席をはずしております」 マナー④:社内では、上司や先輩には敬語を、同僚には丁寧語を使う。 例:「部長がおっしゃったように…」「資料をご覧ください」 マナー⑤:他人に対して、自分の身内、肉親のことを言う時には敬語は使わない。 例:「母が申しておりました」「父が上京します」

言葉使いに関する本

この2冊がオススメなのでぜひ手にとって見てくださいね。

敬語「そのまま使える」ハンドブック: できる人の「この言葉づかい」「この話し方」 (知的生きかた文庫)
敬語「そのまま使える」ハンドブック: できる人の「この言葉づかい」「この話し方」 (知的生きかた文庫)

「敬語」には、決まりきった基本の「形」があります。その「形」をそのまま覚えてしまうことが、上達への近道です。豊富な実例でわかる「良い敬語」と「悪い敬語」―この1冊で、あなたの「会話力」「コミュニケーション力」が上がります。

できる大人のモノの言い方大全
できる大人のモノの言い方大全

●内容紹介 30万部のベストセラーが決定版で新登場! ほめる、もてなす、断る、謝る、反論するなどあらゆる状況ですぐに使える、 “達人"たちの絶妙な言い回しをまるごと収録! 念のためにお尋ねしたいのですが/それは何よりです/いつもお心にかけていただき恐縮です /手短に申し上げます/大筋ではそうかもしれませんが/せっかくですが/お気持ちだけいただいておきます/ よくお似合いですね/いいこと言うなあ/さしつかえなければ/ご指摘の通りです/かえって気詰まりですから/ お好きだと伺ったので/適当なお心当たりがあれば……ほか覚えておけば一生使える秘密のフレーズ事典。

言葉使いの直し方

正しい言葉使いを身につけるのに、注意するべきポイントをまとめます。

■正しい言葉使いを知る 先に紹介したような敬語の本を読んで学んだり、言葉使いのマナーのセミナーに参加したりして、まずは積極的に知識を身につけるなければ、とっさの時には口から言葉が出てきません。もし近くに目標にする人がいるなら、その人のまねから始めるのも効果的です。 ■相手に対しての思いやりや気づかいを大切に 初対面の人と話す時には、特に丁寧な言葉使いを心がけましょう。相手も気持ちよく話ができるように、相手を敬う気持ちとともに会話をするのが大切です。自然と敬語が使えるようになっていきます。 ■言葉を口に出す前に一呼吸置く いくら正しい言葉使いはわかっていても、感情的になってしまい、ついつい言葉使いが乱れる人も少なくありません。そんな人は、一呼吸おいて、言葉を選びましょう。日常で使いがちな「やばい」「うざい」「ムカつく」「だるい」など、使う頻度が高い言葉は要注意です。 ■まずは、名詞の前に【お】や【ご】をつける 「ご挨拶」「お名前」「お考え」「お話」「ご意見」「お気持ち」など。なんでもかんでも【お】【ご】をつければいいというものではありませんが、無理せずに実践しやすい丁寧語から使っていきましょう。 ■【の】を【ん】で代用しない 「できないのですが」→「できんのですが」、「見れないのですが」→「見れないんですが」などは日常の会話であり、ビジネスにおける会話ではありません。自分の言葉の中に【ん】が多くないか、一度考えてみて直しておきましょう。

言葉使いはビジネスパーソンとしても大人としても基本!

ビジネスパーソンにとって言葉使いの基本である敬語は、周囲との人間関係や信頼関係にまで影響を及ぼしかねません。また、人格や教養のバロメーターにもなるので、正しい言葉使いは大人としても身につけたいものですね。 わかっていても、正しい言葉使いはいい慣れなければ、必要な時には出てきません。しっかりした言葉使いの知識を得て自信をつけて、何度も実際に使ってみることで、いつでもどこでもTPOに合った言葉使いができるワンランク上の大人のビジネスパーソンを目指しましょう。

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