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綺譚の読み方/意味/由来/同音異義語・綺譚を使用した作品

更新日：2025年03月05日

綺譚という言葉は、本などのタイトルで見かけても、その意味や由来などご存知でしょうか。綺譚のタイトルの付いた小説やコミックには、不思議なことや、奇想天外な内容のストーリーを描いたものが数多くあり、今回は綺譚のタイトルが付いた作品などをご紹介させて頂きます。

「綺譚の島」小島正樹著は、ある小さな島で起こった古い因習にまつわる怪奇な連続殺人を、主人公の探偵が解いていくミステリー綺譚です。昭和の地方の小島に伝わる、戦乱の時代に端を発する忌まわしい伝説と儀式など、多くの謎と仕掛けが張り巡らされ、展開の筋など著者の細かい計算があり、ミステリー好きな読者を楽しませてくれる作品です。他には「十三回忌」、「呪い殺しの村」、「祟り火の一族」、「武家屋敷の殺人」などの作品があります。

綺譚夜話

「綺譚夜話」1～3巻（きだんやわ）魔木子著は、レディースコミック界の作家が、男女の愛や霊能力をもつ女性が繰り広げる漫画綺譚です。他には、「うらめしや」（ジュールコミックス）はシリーズで、霊能力の持ち主である女性主人公が、江戸を舞台に、事件を巻き起こす妖怪や幽霊に立ち向かう妖怪綺譚です。また、「お江戸くノ一変化のお梛事件帖（まんがグリム童話）」シリーズもで、流浪のくノ一女性が、数々の事件を解決する時代劇コミックなど、強い女性が主人公の、勧善懲悪ものを多く描いています。

綺譚のつく作品を読んでみよう

永井荷風がつくった言葉綺譚は、今では多くの小説やコミックなどのタイトルに使われていますが、その話の内容は、殺人のあるミステリーや、妖怪や死霊が出てくる怪奇的で、不可思議なストーリーが多いです。江戸時代の奇異な話、泉鏡花やポーなどの近代幻想文学やミステリーから、幻想、ミステリー、ホラー、怪談などを描く現代の作家や漫画家をご紹介してきましたが、綺譚のつく作品には、さまざまなジャンルやストーリーのものがあるので、興味のひいた漫画や小説からまずは手にとってみてはいかがでしょうか。