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「亜」という漢字の意味や画数など|由来や成り立ちについても紹介

更新日:2024年02月09日

言葉の違い

「亜」という漢字にはどのような意味があるのか知りたい、と思う方もいるでしょう。本記事では「亜」という漢字の意味や成り立ち、画数、名付けで「亜」を使って名付ける際の注意点についてなど紹介していきます。「亜」という字に興味がある方はぜひ参考にしてください。

「亜ってどんな意味の漢字?」 「亜の使い方って?」 「亜という字は名付けではどんな思いが込められるのかな?」 このように、「亜」という漢字や意味について、さまざまな疑問を抱く方もいるのではないでしょうか。 「亜」という字は、人の名前などで日常的に目にすることもあるため、どういう漢字なのか気になる方も多いでしょう。 本記事では、「亜」という漢字について、意味や画数、よく使われる場面、名前で使用する場合に込められる願いなど幅広く紹介していきます。 この記事を読むことで「亜」という漢字に関する知識が深まるでしょう。「亜」という字は、縁起がいい漢字なのか、悪い漢字なのかも分かります。この字について詳しく知りたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

「亜」という漢字の意味や画数など

「亜」という字の意味は、象形文字の「古代の墓室を上から見た形」をかたどっていることから、先祖を祀る次の世代を指す「次ぎ(つぎ)」の意味が生じています。 そのほか、化合物中で酸化の程度の低いもの、生物学の単位、アジア、白い土、などの意味もあります。「亜」の部首は「二(に)」、画数は「7画」です。

「亜」という漢字の由来や成り立ち

「亜」という漢字は、人の背の曲がった形を表すという説があります。一方で、陵墓(りょうぼ)の墓室の平面図の象形とも言われています。

「亜」の使われ方と込められた思い

「亜」は、次ぐ、二番目、二の次、という意味を持つ字ということから、亜将・亜聖・亜流・亜熱帯、などの熟語で使われることがあります。 また、外国語の「ア」の音に当てる字でもあります。たとえば、亜細亜(アジア)・亜米利加(アメリカ)・亜弗利加(アフリカ)・露西亜(ロシア)、などです。 その漢字に込められた思いについては、子供の名付けでその字を使う場合に考えることがあります。 「亜」の場合は「次ぐ」という意味から、「謙虚で優しい人に」「周囲の人を支えられる子に」「おしとやかな子に」などの思いを込められるでしょう。次女や次男など、二番目の子供に付けられる傾向もあります。 そのほか「亜」という字は、外国語の「ア」の音に当てられることから、「広い世界に羽ばたくような才能を持った人に」「国際的な活躍ができるように」「語学が得意な子に」などの願いも込められるでしょう。

名付ける際などに「ア」の響きに当てられる漢字である

「亜」という漢字は、日常生活で使用される際の目安となる、2,100余りの常用漢字の1つに指定されています。 なお、亜の音読みは「ア」であり、名付ける際などに「ア」の響きに当てられる漢字です。訓読みは「つぐ」と「はふり」の2つがあります。 「常用漢字」とは、現代の「国語を書き表す際の目安」とされる漢字のことを意味しますが、直近では2010年(平成22年)に文化審議会が「改訂常用漢字表」が内閣に答申し告示されています。 出典・参照:改定常用漢字|文化審議会答申

「亜」を使って名付ける際の注意点

「ア」と読みやすいこともあり、「亜」の字が名前の字として使われていることは珍しくはないでしょう。「ア」で終わる名前は少ないため、名前の止め字として「亜」を使うと個性的な名前にもなります。 ただ、この字にはネガティブなイメージにつながる意味を持っていることを知っているでしょうか。子供の名前に使う場合は気にした方がいい部分もあります。 ここでは、「亜」を使って名付ける際の注意点について、悪い意味があるのか、縁起は悪いのか、という点について紹介していきます。「亜」という字をこれから生まれてくる赤ちゃんの名前に使用したい方は、ここでお伝えする内容は目を通しておきましょう。

悪い意味があるのか

「亜」という字は、この漢字字体に悪い意味はありません。ただ、上位や主たるものに次ぐ、次位の、準ずる、という意味から、「2番目を表す字だから、この字を名前に使ってしまうと1番になれないという意味になるのでは?」と捉えてしまう人もいるでしょう。 しかし、筆頭ではないということから、謙虚さにつながるイメージもあり、大切な技術や伝統などを引き継いでいく、という意味を願いとして込めることも可能です。悪い意味として捉えるかはその人の見方による部分が大きいでしょう。

次のページ:生物・化学・医療などで使われる「亜」の意味
初回公開日:2018年03月15日

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