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「亜」という漢字の意味や画数など|由来や成り立ちについても紹介

更新日:2024年07月26日

言葉の違い

「亜」という漢字にはどのような意味があるのか知りたい、と思う方もいるでしょう。本記事では「亜」という漢字の意味や成り立ち、画数、名付けで「亜」を使って名付ける際の注意点についてなど紹介していきます。「亜」という字に興味がある方はぜひ参考にしてください。

縁起が悪いのか

「亜」の旧字は「亞」です。この字は、古代の墓を上から見た形から生まれたため、墓というものから死を連想された場合、「縁起が悪い字」と感じられることもあります。 ただ、現在「亜」という漢字の意味は、墓や死などを連想させるものはないため、一般的に縁起が悪い漢字とは言い難いでしょう。由来まで考慮して考えるか、というところで出てくる問題です。

生物・化学・医療などで使われる「亜」の意味

生物学上の分類の上下関係を表す単位として、最上位から門・綱・目・科・属・種などがありますが、それより下位の分類単位を意味する場合に「亜」が用いられます。例示すると亜門・亜属・亜種・亜科などです。 また、ある化合物やイオンの中において、それらの中核となる物質より原子価(酸化数)が少ないことを表す場合に「亜」を使います。例示すると次亜塩素酸ナトリウム・亜硝酸・亜硫酸などがあります。 そのほか、人体に欠かせない栄養素で「亜」の字が入ってくるものとして亜鉛(あえん)があります。「亜鉛」は、医学的に身体を正常に保つための役割を果たす栄養素の1つです。 亜鉛は、化学的に言うと、亜鉛属元素に属する元素記号がZn、原子番号が30、原子量が65.39の金属元素です。 ちなみに、天然亜鉛の同位体は4種類存在していますが、単体としては青白色の脆い金属であり、トタン板・乾電池・黄銅・洋銀などの原料として利用されています。

「亜」という漢字の意味を知ろう

「亜」について、さまざまな意味を紹介しましたが、知識は深まったでしょうか。名前で使用する場合は、宮中の墓を上から見た象形文字という由来から「縁起が悪いのでは?」と第三者から思われることもあるため、そういった意味合いが気になる方はよく検討した方が良いでしょう。 ただ、考え方によっては「亜」は、亜細亜(アジア)や亜米利加(アメリカ)など、グローバルなイメージも湧いてくる素敵な字です。このイメージから「世界で活躍するような人に」という願いを込められるでしょう。 「亜」を使った名前は男の子でも女の子でも人気があり「ア」の音に当てる字として昔から使用されてきました。つまりそれだけ良い印象を持っている方も多いということでしょう。本記事で取り上げた内容などを参考にして、「亜」の字の理解を深めてみてください。

初回公開日:2018年03月15日

記載されている内容は2022年11月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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