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「つらつらと」の意味や使い方は?類語・対義語や例文もあわせて紹介

更新日:2024年10月31日

言葉の意味・例文

「つらつらと」という表現を使いこなせていますか?また、「つらつらと」には2つの意味があることをご存じでしょうか。本記事では、「つらつらと」にフォーカスを当てて幅広く解説しています。「つらつらと」という言葉に興味を持たれた方はぜひ一読ください。

「つらつらと話す」はよく考えて話すという意味です。言葉に詰まることなくなめらかに話す場合にも「つらつらと話す」を使うことができるので、これまでと同様に文脈で判断する必要があります。

  • 「校長先生は全校集会で考え深い様子でつらつらと話した」

「つらつらと並べ立てる」

「並べ立てる」は不平や屁理屈などの事柄を並べて言うことを意味します。ここに「つらつらと」を使うことで、よく考えて並べ立てるという様子や、スラスラと屁理屈などを並べ立てると表現になります。

  • 「彼女はつらつらとこれまでの不満を並べ立てた」

「つらつらと」の類語

「つらつらと述べる」や「つらつらと考える」というように使われる「つらつらと」という言葉は、前述したとおり、じっくり深く考える様子を意味する言葉です。これを踏まえた上で、「つらつらと」と似た意味を持つ類語には、どのような言葉が当てはまるかを見ていきましょう。 「つらつらと」という言葉が少々難しい言葉であるため、類語に当てはまる言葉も少々難しいと感じる言葉が多いですが、中には私たちが日常会話で使用するような言葉も含まれています。 今の段階でまだしっかりニュアンスを捉えることができていないという方は、ぜひこの類語を知ることで「つらつらと」の意味を理解すると良いでしょう。

よくよく

私たちが頻繁に使用する言葉の中で、「つらつらと」の類語に当たる言葉と言えば「よくよく」が当てはまります。 「よくよく考えてみたらどうだい」や「よくよく思い返すと」というように、様々なシーンで使用することができる言葉です。非常に便利な言葉のため、1度は使ったことがあるという人も多いでしょう。 「よくよく」という言葉の意味をしっかり考えたことがなかったという人も多いでしょうが、この言葉は皆さんが使っているように「よく」を二重にして用いている言葉です。したがって、ニュアンスとしては「十分すぎるほど」や「非常に、しっかりと」というような意味を持っています。 そのため、じっくり、深くという意味を持つ「つらつらと」とも類似している要素があるため、類語の1つとして挙げられます。

念入りに

「念入りな計画」や「念入りに掃除する」といった表現で、この「念入り」という言葉はよく耳にするのではないでしょうか。「念入り」には細かいところまで気を配って物事を行うという意味があります。 物事について深く考える「つらつら」に対して、「念入り」は物事の細かいところまで丁寧に気を遣うという意味です。若干ニュアンスは異なっているものの、対象を雑に扱わないという点では共通しています。

ねん‐いり【念入り】 の解説 [名・形動]細かい点にまでよく気をつけて物事をすること。また、そのさま。

ぺらぺら

「あいつはぺらぺら喋る奴だ」という感じで使う言葉ですが、「なめらかに」という意味の「つらつらと」と意味が似ています。 「ぺらぺらと」は「軽々しくよく喋る」というあまり好印象ではないニュアンスで使われます。一方で、「つらつらと」は「つかえることなく話す」というニュアンスで使われるので、両者は似て非なる言葉といえるでしょう。

すらすら

「すらすら」は物事が滞りなく、なめらかに進行するさまを表す言葉です。「すらすらと話す」や「すらすらと書き記す」というように「つらつらと」と同じ使い方ができます。 深く考えるという意味も持つ「つらつらと」に対して、「すらすら」はなめらかにという意味だけを持ちます。その為、誤解が無いように伝えたい場合は「すらすら」を使う方が良いでしょう。

すら‐すら の解説 [副]物事が滞りなくなめらかに進行するさま。

つくづく

「つくづく」という言葉をよく耳にするという方も多いのではないでしょうか。「つくづく~だよ」というように日常会話で使われることがありますが、本来の意味は「つらつらと」と同じように、深くじっくり考える様子や痛感するという意味を表す言葉です。 この言葉も「ねんごろに」と同様、元々古文として使用されていた言葉で、昔はしんみりとしている様子を表す際に用いられることも多かった言葉です。古典の「徒然草」の一文にも登場していますので、機会がありましたらぜひ読んでみてはいかがでしょう。

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初回公開日:2018年01月11日

記載されている内容は2018年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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