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「つらつらと」の意味や使い方は?類語・対義語や例文もあわせて紹介

更新日:2024年10月31日

言葉の意味・例文

「つらつらと」という表現を使いこなせていますか?また、「つらつらと」には2つの意味があることをご存じでしょうか。本記事では、「つらつらと」にフォーカスを当てて幅広く解説しています。「つらつらと」という言葉に興味を持たれた方はぜひ一読ください。

  • 「自分が将来どう生きていきたいのか、自身のキャリアプランについてつらつらと考えていた」

「つらつらと重ねる」

次の例文は「つらつらと重ねる」になりますが、ここでの「重ねる」は物を重ねるのではなく、主張や弁明などを重ねることです。よく考えて筋が通るように主張したり弁明する時に使います。

  • 「議員は一連の疑惑について会見でつらつらと弁明を重ねた」

「つらつらと読む」

「つらつらと読む」という表現は物事をよく考えながら本を読む時に使うことができます。逆に、漫画や雑誌をパラパラと読み飛ばす時などには使われません。

  • 「彼なら今ごろ、研究室に籠って史料をつらつらと読んでいるところだよ」

「つらつらと綴る」

続いては「つらつらと綴る」という表現です。「綴る」という言葉は小説などでよく目にすることがあるのではないでしょうか。物語や和歌などを創作する際に、しばしば「つらつらと綴る」と使われています。

  • 「日々どんな気持ちで生きてきたのか忘れないようにするためにも、毎日つらつらと日記を綴っている」

「つらつらと述べる」

「つらつらと述べる」には2通りの解釈が出来るでしょう。じっくり考えて述べる場合と、言葉を詰まらせることなくスラスラと述べる場合です。どちらの意味で使われているのか、文脈を把握する必要があります。

  • 「論文発表会において、彼女は教授からの問いに対して時折困った表情を見せながら、つらつらと述べた(じっくり考える場合)」
  • 「彼は余裕の表情で、つらつらと事件の経緯について語った(スラスラと述べる場合)」

「つらつらと描く」

「描く」という言葉は絵を描く場合の他にも、物事のありさまを文章などで表現する場合があります。「つらつらと描く」という表現は深く考えながら風景を描写する時に使えますし、スラスラと描き表す時にも使えます。

  • 「今は無き故郷の田園風景について、過去を振り返りながらつらつらと描いた」
  • 「彼は昨日見かけたという黒猫をメモにつらつらと描いて渡してきた」

「つらつらと書く」

文章をよく考えて書く際は「つらつらと書く」という表現を使うことができます。また、「つらつらと描く」と同じように、スラスラと書く場合にも「つらつらと」を使うことができるので、どちらの意味になるかは文脈で判断する必要があります。

  • 「作文コンクールに入賞するため、考えを思い巡らしながらつらつらと書き進めた」
  • 「彼女は緊急の連絡先を紙の切れ端につらつらと書き記した」

「つらつらと話す」

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初回公開日:2018年01月11日

記載されている内容は2018年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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