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「つらつらと」の意味や使い方は?類語・対義語や例文もあわせて紹介

更新日:2023年11月30日

言葉の意味・例文

「つらつらと」という表現を使いこなせていますか?また、「つらつらと」には2つの意味があることをご存じでしょうか。本記事では、「つらつらと」にフォーカスを当てて幅広く解説しています。「つらつらと」という言葉に興味を持たれた方はぜひ一読ください。

じっくり

「じっくりと煮込む」や「じっくり話し合う」など「じっくり」を使う機会は多いのではないでしょうか。「じっくり」とは「念入りに物事を行うさま」を意味しており、「念入りに」と同じ意味を持ちます。 また、「じっくり」には「落ち着いて物事を行うさま」という意味もあるので、用途に応じて「念入りに」と使い分けると良いでしょう。

じっくり の解説 [副]落ち着いて、また、念入りに物事をするさま。

重ね重ね

「重ね重ね御礼申し上げます」や「重ね重ね申し訳ございません」などのビジネスフレーズで「重ね重ね」を使う機会が多いのではないでしょうか。同じことを繰り返すさまや、念入りに気持ちを伝えるさまを表します。 丁寧に気持ちを伝える表現なので、じっくり考えるという意味の「つらつらと」とは似て非なる言葉です。

ねんごろに

「つらつらと」の類語として挙げられる言葉に「ねんごろに」という言葉があります。 「ねんごろに」は「懇ろに」と表記される言葉で、心がこもっているという意味や丁寧なという意味を表す言葉です。じっくり深くという意味を持つ「つらつらと」とは、似て非なる言葉と言えるでしょう。 しかし、この「ねんごろに」は、元々古文として使用されてきた言葉です。この言葉には丁寧や心がこもっているという意味以外にも、男女関係を表す言葉としての意味も含まれています。したがって、時代小説などで男女関係を匂わすような場面で使用されることもあります。

ねんごろ【懇ろ】 の解説 《「ねもころ」の音変化》 [形動][文][ナリ] 1 心がこもっているさま。親身であるさま。「―にとむらう」「―なもてなし」

「つらつらと」の対義語

「ねんごろに」や「つくづく」、そして「よくよく」といったじっくり、丁寧にという意味の言葉が類語として挙げられる「つらつらと」ですが、この言葉にも対となる対義語が存在します。 しかし、正式に対義語として存在する言葉はなく、あくまで「深くじっくりと」という意味に対義した言葉を対義語として紹介しています。 「つらつらと」の対義語と言われると「何だろう」「対義語なんてあるのかな」と思いがちですが、「つらつらと」の意味となる言葉の対義として考えることで、自ずとどのような言葉が対義語に当てはまるかが見えてきます。

適当に

「つらつらと」の対義語として「適当に」が挙げられるでしょう。物事をしっかり行わず、いい加減であることを意味する言葉です。 「適当」には、「ほどほどに」という意味もあり、最後までやらなければならない事を「ほどほど」に止めてしまうという解釈が、いい加減という意味に繋がったとされています。 「適当な対応をする」や、「適当に返事する」という風に日常生活でよく使われます。

がさつに

2つ目は「がさつに」という言葉が挙げられます。「がさつに」は細かいことを気にせず大雑把に行動する様子を意味する言葉です。 よくに滋養生活が大雑把になってしまっている人に対して、第三者が「そんながさつに行動するべきではない」というように使うことがあります。このように「もう少し細かいところまで気を配って欲しい」というように注意勧告の意味を含む言葉でもあります。

いい加減に

ここまでも頻繁に登場しているように、「つらつらと」という言葉には「深くじっくりと」という意味があります。その対となる言葉として「いい加減に」という言葉が挙げられるため、この言葉が1つの対義語となります。 「いい加減に」という言葉は、皆さんも日頃から使うことがあるように、物事をじっくり丁寧に行うのではなく、大雑把に、そしてしっかり考えずに行動する様子を表す言葉です。慎重に行うべき行動に対しては、ぜひいい加減に行動せず、つらつらと行動するべきでしょう。

雑に

「雑」は本来、「お雑煮」で使われるように、色々なものが入り混じっていてまとまりがないという意味ですが、これが転じて「いい加減なさま」という意味もあります。「雑な仕事」や「雑に扱う」などといった表現で使われることが多いです。 意味としては「いい加減に」と同じなので、使いやすい表現を使うと良いでしょう。

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初回公開日:2018年01月11日

記載されている内容は2018年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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