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新郎の謝辞基本の構成|長さ/時間/締め/結び/カンペなど

更新日:2024年06月16日

社会人常識

「新郎の謝辞」を聞いたことがありますか。結婚式に招待された方は何気なく聞いてるこの謝辞は、いざ自分が考える立場になるとなかなか難しいです。ここでは、新郎の謝辞の基本構成といろいろなパターンの文例、気を付けるポイントなどをご説明しますのでご参照ください。

感動的な新郎謝辞;例文1

「本日はお忙しいなか、また雪が降って足元の悪いなか、わたしたちのためにお集りいただきまして、まことにありがとうございました。『雪は豊年の兆し』ということわざがありますが、私たちもこれからさまざまな困難があるでしょうが、それらを乗り越えて明るい未来を築いていきたいとおもいます。まだまだ未熟なわたしたちですが、みなさまがたにはこれからも変わらぬご厚誼をお願いいたします。みなさまのご指導ご鞭撻をお願いするとともに、みなさまのご多幸をお祈りしてご挨拶にかえさせていただきます。」

感動的な新郎謝辞;例文2

「本日はおいそがしい中、私達の結婚披露宴にお越しくださり、誠にありがとうございます。 今まで『結婚式は女性のためにするものだ』とおもっておりましたが、二人の結婚を祝福してもらえることがこんなに嬉しいものなのだということを今日こうして知り、幸せを噛みしめています。なにか困難に直面したときは、今自分が感じている皆様への感謝の気持ちを思い出し、夫婦で力を合わせて乗り越えていきたいとおもいます。どうか未熟なふたりを今後とも温かい目で見守ってください。本日は本当にありがとうございました。」

先輩に聞く新郎の謝辞エピソード

ここでは、新郎の謝辞を行った先輩に聞いたエピソードをご紹介します。

お父様と握手ができてよかった

謝辞をするにあたって何をしゃべればいいのか悩んでいた新郎のケースになります。 若いころからその方は親にあまり相談をすることなく色々なことを自分で決めてきたそうです。家を出てから十余年、一家を支える立場となり親のありがたみが分かったとのこと。特に口下手であまりしゃべることが無かったというお父様とぜひ握手がしたかったとのことからお父さまには内緒で司会者より謝辞の後で握手を促しました。新郎とお父さま、男泣きをする二人の握手がとても印象的でした。

改めてプロポーズができてよかった

学生時代からの長い付き合いで結婚を決めて新郎新婦さまのケースです。 お二人の長らくのお付き合いが逆に「改めてプロポーズは恥ずかしい」となってしまった新郎さま。しかし、しっかりとした言葉がほしいというのが女心です。差しでがましくもプランナーから新郎さまを焚き付け、最後の新郎謝辞で改めてプロポーズを行いました。 公開プロポーズにゲストは大盛り上がりです。しっかりとした新郎の言葉に涙を流される新婦様の姿が印象的な新郎謝辞となりました。

父の頑張りに涙

外国人の新郎と日本人の新婦様のご結婚式。当然ながらゲストも新郎側は海外ゲストが多く、国際色豊かなご結婚式になります。そんな中涙を誘ったのが新郎お父さまによる両家代表謝辞から新郎謝辞の流れでした。 新郎は片言ながら日本語がしゃべれましたがお父さまは生粋の外国人のため日本語はできません。しかし新郎には内緒で日本語を勉強していました。お父さまのつたないながらも一生懸命な挨拶に流れる涙。それにこたえるようにお父さまへの感謝の言葉に涙を流される新郎お父さまでした。 言葉はわからなくても思いが伝わる感動的な新郎謝辞となりました。

緊張で頭が真っ白

これは記事の中でも紹介しましたが、できるだけカッコよく決めたいとおもっていた新郎さまのお話です。 当然新郎は謝辞も暗記をしてしっかりと締めくくるつもりでした。披露宴パーティーが始まる前にも「完璧です」と自信満々のご様子でしたが、いざ始まってみるとゲストからたくさんのお酌で謝辞の際にはかなり酔い気味です。事前にしっかりと暗記もできていたのでカンペも用意はしておらず、いざ謝辞のタイミングになってみるとたくさんのゲストとスポットライトにも緊張をしてしまったのでしょう。新郎は何を言っていいのかすっかりと抜けてしまいました。何とか言葉を絞り出して謝辞を終えたものの、その新郎さまには後悔が強く残りました。新郎謝辞の際にはもし見なくてもお守り代わりにカンペを用意することが大切だと感じるエピソードです。

子供が寝てしまった

若くしてお子様を授かり、落ち着いてから結婚式を挙げられた新郎新婦さまがいました。新郎謝辞ではお子様も入れて家族三人で協力してこれからの人生を歩んでいく決意をお話になるつもりでした。ところが長時間のパーティーにお子様の集中力も切れてしまい結び直前からお昼寝モードです。謝辞のタイミングでプランナーがお二人のもとへお子さまを連れていくはずが起きてもぐずってしまい結局お子さまは抜きで謝辞となりました。 会場からは笑みがこぼれていましたが新郎新婦さまは「せっかくの機会だったのに」とやや後悔が残った様子でした。お子さまが入ると感動的ではありますが、子供の機嫌までは読み切れないのでむずかしいというのが現実です。

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初回公開日:2018年02月02日

記載されている内容は2018年02月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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