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「のべ」の意味と使い方・類義語・対義語・敬語・漢字

更新日:2024年03月04日

敬語表現

「のべ」という言葉は、良く使われている言葉ですが、意味や使い方が良くわからないという人も多いのではないでしょうか。「のべ」の数字の意味や使い方、また使われている場所などについてご紹介していますので、参考にしてみてください。

医療現場でも「のべ」の数字が使われている?

医療の現場でも「のべ」という言葉が良く使われています。たとえば「外来患者のべ数」「入院患者のべ数」「入院患者のべ日数」などです。これらの数字は、病院の稼働状況などを把握するために必要なもので、1か月にのべ何人の患者さんが入院したのか、またのべ何日間の入院日数があったのかなどで、1人平均の入院日数や、ベッドの稼働率などの計算をします。 医療の現場では、平均在院日数=平均在院日数=延べ入院患者数/(新入院患者数+退院患者数)×1/2のような計算を頼まれることがあります。それぞれの数字の意味や「のべ」の意味を理解しなければ正しい数字を把握することができません。 このように、「のべ」人数や「のべ」日数は、会社や医療機関の稼働率などを導き出すために使われています。

ニュースなどでも良く耳にする「のべ」という言葉

ニュースなどで行方不明などになった人を探している時に「のべ○○人の捜査員を導入し、捜索にあたっています」というような言葉を耳にします。 これは、たとえば1日に捜査員20人が5日にわたり捜索を行った場合、20人×5日=100人ということになり、「のべ100人の捜査員を導入した」ということになります。このように「のべ」という言葉は身近で使われていて、普段よく耳にする言葉だと言えます。

「のべ○名」の合格者を出しています

予備校や学校の入学者を募集する時期になると「のべ○名」の合格者をだしていますといった文字を目にすることが多くなります。これは、開校してから特定の学校に合格した合格者数などを表すときに使われています。 昨年の合格者数を表示する場合は、昨年は○名の合格者がいますという使い方になりますが、何年かかけてその人数に達した場合は、「のべ○名」という表現になります。1年間の合格者数が多い場合は、昨年は○名の合格者がいますといった書き方が有効であると言えますが、人数が少ない場合は「のべ○名」という表現の方が広告効果が高い場合があります。

「のべ」は身近なところで良く利用されています

ご紹介のように「のべ」という言葉は、身近なところで良く使われています。作業全体の量を表す時に「のべ」という言葉が使われるときもありますし、稼働率など病院や会社などの経営に必要な数字を出すときに「のべ」が必要になることもあります。 来場者数や合格者数やフライト時間などを「のべ」で表すことで、信頼や実績を表すこともあります。また、傷害保険などに加入している場合も「のべ通院日数」が必要なことがあります。「のべ通院日数」の数え方がわからない場合は、必ず加入している保険会社に問い合わせて確認するようにしましょう。 このように「のべ」の使い方はいろいろあります。「のべ」の数字の特性を理解し、使いこなしていきましょう。

初回公開日:2017年12月16日

記載されている内容は2017年12月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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