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「のべ」の意味と使い方・類義語・対義語・敬語・漢字

初回公開日:2017年12月15日

更新日:2020年05月18日

記載されている内容は2017年12月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

敬語

「のべ」という言葉は、良く使われている言葉ですが、意味や使い方が良くわからないという人も多いのではないでしょうか。「のべ」の数字の意味や使い方、また使われている場所などについてご紹介していますので、参考にしてみてください。

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「のべ」の意味と使い方

「のべ」という言葉は、良く使われていますが、「のべ」とはどういう意味の言葉なのでしょうか。 「のべ」とは、同一のものが何回も含まれていても、それぞれを一単位として通算した総計のことを言います。 たとえば、ある地点の通行する人の人数をカウントしていた場合、同じ人が同じ場所を5回と通った場合、1人ではなく5人と数えるという意味の言葉です。

のべ人数

「のべ人数」というのは、たとえば、ある公演を2日にわたり開催し、5,000人全員が2日とも参加したとします。この場合、実際に公演に参加した人数は、5,000人ですが、全員が2回ずつ参加しているので、のべ人数は、5,000人×2=10,000人ということになります。 のべ人数とは実質の人数ではなく、同じ人が2回参加した場合は、2人として数えるということ意味の言葉です。

のべ時間

「フライト時間、のべ○○時間を超えるベテランパイロットです」という言い方をすることがありますが、この場合の「のべ」は重複しているという意味ではなく、パイロットとして飛行した今までの合計時間という意味になります。 パイロットに限らず、仕事は連続して行うものではなく、たとえば、1日7時間の勤務を何日かにわけて行うことがあります。ある特定の条件の間に行った総時間数がのべ時間ということです。 【例】 1日7時間の勤務を1人で7日間行った場合の「のべ時間」 7時間×1人×7日間=49時間 1日3時間の勤務を3人で2日間行った場合の「のべ時間」 3時間×3人×2日間=18時間

「のべ」の類義語

「のべ」の類義語
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「のべ人数」と「のべ時間」の項目でご説明をしましたが、「のべ」には、重複したものもすべて1つのものとして数えるという意味とすべての時間を合計するといった意味があります。 「このような意味から「のべ」の類似語は「合計」「通算」「全部合わせて」といったものになります。

「のべ」の敬語

「のべ」の敬語
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「のべ」という言葉は、総計や合計という意味の言葉なので、この言葉自体は敬語ではありません。「のべ」という言葉を使い敬語にする場合は、「のべ」につながる前後の言葉を敬語表現にすることが必要です。

「のべ」の対義語

「のべ」の対義語
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「のべ」という言葉が、総計や合計を意味する言葉なので、「のべ」の対義語は、「小計」「一部分」といった言葉が対義語になります。

「のべ」の漢字

「のべ」という言葉を漢字にすると「延べ」という字を使います。延べ人数や延べ時間といった使い方になります。

「のべ」と「実人数」の違いとは?

「のべ」と「実人数」の違いとは?
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「のべ」という数は、重複するものもすべて数えるという意味の言葉ですが、「実人数」は重複するものは省いた合計の人数という意味の言葉です。 たとえば、5人が2回ずつ会議に参加した場合は、のべ人数は10人ということになりますが、実数で数えると5人ということになります。重複する人も含めてすべての総数を知りたいときは、のべ人数を数えることになりますが、実際に参加した人数を知りたい時は、重複している人は1人と数える「実人数」を使います。

のべ人数を使うメリットとは?

では、のべ人数を使うメリットはどのようなことがあるのでしょうか。のべ人数を使うメリットは、たくさんの人に利用してもらえたことをアピールするときには実人数を使うよりものべ人数を使う方が、より多くの人に利用してもらえたことをアピールすることができます。 例えば、ある遊園地で「本日でのべ100万人を突破いたしました」と言われたときと、「この遊園地を利用したことのある人の人数が50万人を突破しました」と言われたときを比較すると、数字が大きい方が人気があるという印象を受けます。 実際にリピーターの人が何人含まれているかということを調べることが困難だという理由もありますが、「これだけの人に利用していただきました」ということをアピールしたい時は、のべ人数を使うことは有効であるといえます。

実人数を使うメリットとは?

では、実人数を使うメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。ビジネスではいろいろな数字を見ながら、経営戦略を立てています。のべ人数は、「多くの人に利用していただきました」ということをアピールするためには有効なのですが、実際の利用者がのべ人数の半分だった場合、実質の来場者の数は半分ということになります。 リピーターの人がいつも同じペースで利用してくれると仮定すれば、のべ人数であっても実人数であっても、売上に影響することはありませんが、もし、リピーターの人が全員1回ずつの利用になってしまった場合は、売上は半分になってしまうということになります。 つまり、「のべ」ではなく実質の人数を把握しておくことも、ビジネスでは必要な時があるということです。

ビジネスでのべ時間を考える場面とは?

例えば、「この仕事は、のべ時間100時間以内で完了させてください」という指示があったとします。この場合、100時間にかけられる日数の指定がありませんので、1人で仕事を請け負うときは、1日8時間労働の場合、100時間÷8時間=12.5日で完了することができます。 「この仕事は、のべ時間100時間で4日以内で完了させてください」という指示があった場合は、1日25時間仕事をする必要があります。1日は24時間しかありませんので、1人で行うことはできません。この場合、1日に5時間を5人で作業すると1日の「のべ作業時間」は25時間になり、4日で完了することができます。 ビジネスの場合、ある特定の作業を外注に出すことがあります。時間数で作業内容を指定された場合は、のべ時間と作業完了日数から必要な人数を計算する必要があります。

のべ算とは?

「のべ算」とは、のべの数量を使って解いていく問題のことを言います。 【例題】 作業員が6人で4日働いて合計240,000円もらいました。作業員10人が30日間働くと合計いくらになりますか。ただし、作業員の給料は全員同じとします。 この問題の解き方は、まず作業員の人数と作業日数をかけて作業員の延べ人数を出します。給料の合計をのべ人数を割ると1人あたりの給料の金額がわかります。それを作業員10人が30日間で働いた場合ののべ人数に当てはめて答えを出します。 【解答】 6人×4日=24 240,000÷24=10,000円 10人×30日=300 300×10,000=3,000,000円 答え 3,000,000円 このようにのべの数字から、答えを導き出す問題のことを「のべ算」または「帰一算(きいちざん)」とも言います。

「のべ」が使われる場面とは?

「のべ」が使われる場面とは?
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「のべ」という言葉が使われている場面や使い方などについてご紹介します。

保険などでも使われるのべ日数

車の保険や傷害保険に加入している場合、怪我などで通院した場合、治療にかかった費用を補償する通院特約がついているものがあります。毎日、通院することもありますが、1回の事故などで何日かにわけて通院する場合、支払われる保険料は、通院ののべ日数で支払われます。 たとえば、最初に3日連続して通院し、その後3日置いてさらに4日通院したとします。この場合、最初に連続して通院した分だけではなく、最初の3日とその後の4日を足した7日間の分の費用が支払われるということです。 このように傷害保険や自動車保険の傷害特約などの保険料の支払いなどの際にも「のべ」という言葉が使われています。保険の支払いを請求する場合は、「のべ日数」の数え方がわからない場合は、加入先の保険会社などに確認するようにしましょう。

医療現場でも「のべ」の数字が使われている?

医療の現場でも「のべ」という言葉が良く使われています。たとえば「外来患者のべ数」「入院患者のべ数」「入院患者のべ日数」などです。これらの数字は、病院の稼働状況などを把握するために必要なもので、1か月にのべ何人の患者さんが入院したのか、またのべ何日間の入院日数があったのかなどで、1人平均の入院日数や、ベッドの稼働率などの計算をします。 医療の現場では、平均在院日数=平均在院日数=延べ入院患者数/(新入院患者数+退院患者数)×1/2のような計算を頼まれることがあります。それぞれの数字の意味や「のべ」の意味を理解しなければ正しい数字を把握することができません。 このように、「のべ」人数や「のべ」日数は、会社や医療機関の稼働率などを導き出すために使われています。

ニュースなどでも良く耳にする「のべ」という言葉

ニュースなどで行方不明などになった人を探している時に「のべ○○人の捜査員を導入し、捜索にあたっています」というような言葉を耳にします。 これは、たとえば1日に捜査員20人が5日にわたり捜索を行った場合、20人×5日=100人ということになり、「のべ100人の捜査員を導入した」ということになります。このように「のべ」という言葉は身近で使われていて、普段よく耳にする言葉だと言えます。

「のべ○名」の合格者を出しています

予備校や学校の入学者を募集する時期になると「のべ○名」の合格者をだしていますといった文字を目にすることが多くなります。これは、開校してから特定の学校に合格した合格者数などを表すときに使われています。 昨年の合格者数を表示する場合は、昨年は○名の合格者がいますという使い方になりますが、何年かかけてその人数に達した場合は、「のべ○名」という表現になります。1年間の合格者数が多い場合は、昨年は○名の合格者がいますといった書き方が有効であると言えますが、人数が少ない場合は「のべ○名」という表現の方が広告効果が高い場合があります。

「のべ」は身近なところで良く利用されています

ご紹介のように「のべ」という言葉は、身近なところで良く使われています。作業全体の量を表す時に「のべ」という言葉が使われるときもありますし、稼働率など病院や会社などの経営に必要な数字を出すときに「のべ」が必要になることもあります。 来場者数や合格者数やフライト時間などを「のべ」で表すことで、信頼や実績を表すこともあります。また、傷害保険などに加入している場合も「のべ通院日数」が必要なことがあります。「のべ通院日数」の数え方がわからない場合は、必ず加入している保険会社に問い合わせて確認するようにしましょう。 このように「のべ」の使い方はいろいろあります。「のべ」の数字の特性を理解し、使いこなしていきましょう。

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