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モンシロチョウの幼虫の大きさ・見分け方・動かない場合

更新日:2024年06月28日

雑学・歴史

モンシロチョウの幼虫の観察は、子供さんにとってとてもいい体験です。モンシロチョウの幼虫を観察して、いろいろ疑問に思うこともあるのではないでしょうか。お母さんやお父さん、そして、学校の先生とともに「なぜ」をひとつずつ解決していきましょう。

さなぎから成虫へ

モンシロチョウの幼虫は、5回目の脱皮によって、自分自身の身体に糸をかけて、さなぎへと成長して行きます。そして、さなぎの殻を破って、モンシロチョウが羽化していきます。

モンシロチョウの幼虫の見分け方

モンシロチョウの幼虫の色は、緑をしています。オオモンシロチョウの場合では、青緑色やくすんだ黄色をしていて、背の部分に黄色のしま模様があって、胴の部分には黒い斑もんがあります。

モンシロチョウの幼虫は小菜蛾と区別がつかない

小菜蛾(こなが)とは、 鱗翅(りんし)目スガ科の昆虫で、翅の開帳は約1.5cmあたりです。頭の色が茶っぽい感じであり、お尻の先が二つにわかれていて、動きがモンシロチョウの幼虫と比較して、わずかにしゃくとり虫の様な感じであり、警戒心が強くて、動きが比較して早く、ちょっと触れるとピクッとなります。 1cmあたりで繭を作るのは、ちょっとモンシロチョウの幼虫とは違う点です。モンシロチョウの幼虫は、比較的に動きがスローという感じです。蛹化前は、動きまわったりすることがありますが、警戒心が薄い傾向にあります。

モンシロチョウの幼虫が動かない場合

モンシロチョウの幼虫は、葉っぱなどのエサを食べるため動いているものですが、餌を食べないで、じっとしている時もあり、そのような時、ひょっとしたら死んでしまったのではないのかと心配する人たちもいます。 そのようなモンシロチョウの幼虫に、触ったりしないようにしてください。モンシロチョウの幼虫が、脱皮の準備をしている可能性があるからです。 モンシロチョウの幼虫は、頭部の後ろ側がくびれてきて動かない状態は、脱皮の準備として考えることができます。

モンシロチョウの幼虫は皮を脱ぐ為に糸をたくさん吐く

モンシロチョウの幼虫は、皮を脱ぐために糸をたくさん吐き、下に台座を作って、そこにとまり脱皮の準備を整えていきます。 そのような時、モンシロチョウの幼虫を安易に動かしてしまうと、皮を上手く脱ぐことができなくなってしまう恐れがあります。 モンシロチョウの幼虫たちが脱皮に失敗してしまうこと自体が死に直結するので、触らないで観察をしてください。

モンシロチョウの幼虫の育て方・飼い方

モンシロチョウの幼虫をどのように育てていけばいいのか、まずは、しっかり方法を学ぶことからはじめてください。モンシロチョウの幼虫は、外界と同じ気温で育てるというのも大事なことです。室内で育ててしまうことで、モンシロチョウの幼虫は、夏と勘違いをして冬でも繭になってしまい羽化してしまうことがあります。

モンシロチョウの幼虫は、自然に近い環境で育てる

モンシロチョウの幼虫は、とにかく自然の近い環境で育てるというモチベーションが大事です。水槽などはできるだけ避けて、網を使ったもので自然に近い環境を作ってあげてください。 通常の虫かごで飼育可能ですが、モンシロチョウの幼虫が小さすぎると隙間から逃げてしまう可能性があるので選ぶ時には注意するようにしてください。

モンシロチョウの幼虫に寄生虫はいるのか

モンシロチョウの幼虫を育てる場合、寄生虫は大丈夫かという配慮も必要になってきます。普段過ごす時、寄生虫という言葉もほとんど死語ではないでしょうか。しかし、モンシロチョウの幼虫を育てている人たちの中には、どうしてもこのような経験をする人たちが多いです。寄生虫の世界を知るという意味では、貴重な体験です。 モンシロチョウの幼虫が蛹になって、中から綺麗なモンシロチョウが出てこなかったら、相当ショックです。実際には、虫をこのような形で育てて観察しようする時、寄生して育とうとする虫は星の数ほど存在しています。 寄生虫というと引いてしまうかもしれませんが、これが学ぶべき自然の節理ともいうことができます。モンシロチョウの幼虫だけでなく、アオスジアゲハは、特に寄生が多いと言われており、蛹までせっかく育てたというのに、穴があいて他の虫が出てくることがあります。

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初回公開日:2017年12月01日

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