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更新日:2024年10月02日
音読は脳のどこに効果があるのか、音読することによってどんな効果がもたらされるのかについて紹介しています。そのなかで、日本人と音読のかかわりやデジタル認知症、小学生と音読の話題にもふれてみました。前頭葉の衰えに危機感を覚える人は必見です。
人と話していると、気分が明るくなったり良いアイデアがどんどん浮かんできたことがありませんか。 人と対面で会話することは多くの人が普段何気なく行っていることですが、実は脳の広い領域を同時に使う複雑な作業です。人の話を聞く、理解する、記憶と経験をもとにじぶんの意見をまとめる、相手に伝える、相手の感情を推測する、という作業をわたしたちは脳の中でほぼ同時に行っています。 それ以外にも相手の表情、身振り手振り、視線、声のトーン、服装、距離感など言語外の情報量を多くうけとり、脳が広範囲で刺激を受け活性化される効果があります。 このように人と直接コミュニケーションすることは脳の活性化に効果があり、さらにもっとすすみ相手との信頼関係が構築されると、お互いリラックスしたストレスフリーな状態となって脳内でセロトニンが分泌されやすくなります。つまり人とコミュニケーションをとることによって脳が活性化し、良い関係を築かれるとお互いの脳を活性化しあう相乗効果が生まれます。
どうやら音読で頭が良くなるのは本当らしい、となれば我が子も音読してほしいと願う親は多いでしょう。小学生が音読に励むと具体的にどんな効果が出てくるのでしょうか。また問題点はないのでしょうか。
音読には記憶力がアップする効果のほかにも意欲や行動力が増してこどもが元気になる効果があります。また勉強が苦手なこどもや落ち着きのないこどもは、音読が上手になっていくと自信をもち精神が安定してきます。 その結果、人の話を集中してよく聞くようになり学級全体の学習態度が向上する効果もあります。現在の日本の小学校では音読を積極的に取り入れています。音読が毎日の宿題となっている小学校もあります。 多くの小学校で音読は国語教育の一環として取り入れられています。それは、国語の学力が他の教科の学力を上げるための基礎となる、つまり国語力が学力の基本だからです。国語力が低下すると、他の教科を理解する能力の低下に直結します。音読によって国語力を上げることは総合的な学力の向上に効果があります。 また、国語の成績の良い子というのはおしなべてすらすら音読をする、それとは逆にとつとつとしか音読できない子は国語の成績が悪い、だからすらすら音読できるようになることは国語の成績をあげるための最低条件だ、という見方の進学塾の講師もいます。
国語の教科書に載っている文章を繰り返し何十回と声に出して読む練習をするだけで国語の成績アップに効果があります。繰り返し音読するうちに、漢字や文章のいいまわし、どこに何が書かれてあったかまでこどもはすべて覚えてしまいます。文章がすっかり頭にはいっているため精神的に余裕をもって授業にのぞむことができ理解度が高まります。 教科書の文章を音読するだけといっても、声にだしてスラスラ読めないこどもはたくさんいます。そんな時には、一文ずつ練習する方法が効果があります。はじめに大人が読んでやり、そのあとに続いてこどもが同じ文を読みます。一文が長ければ区切って練習します。最初の一文を暗唱して言えるくらい完璧に読めるようになったら、次の一文に進みます。このように少しづつ読める文章を増やしていきます。 読めないこどもにとって読めるようになることは大きな喜びです。親子で根気よく繰り返し、成功体験を積み重ねましょう。
教育のためにこどもに音読をさせる時、気をつけなければならない点があります。国語がどうしても嫌いなこどもには好きな科目の教科書を音読することで良しとするなど、教材に固執せずこどもに応じて臨機応変にやることです。こどもの興味や好奇心、向上心の芽を摘んでしまわないこと、楽しみながらやることが一番大切です。音読がストレスの原因となってしまっては音読の効果どころではありません。
よく知られた幕末、明治の偉人や文豪をはじめ、日本人初のノーベル賞受賞者湯川秀樹も幼少の頃から四書五経などの漢籍を、言葉の意味の理解を伴わない「素読(そどく)」で音読と暗唱を繰り返していました。意味は分からなくても語呂のいいリズム感のある文章は聞いていても心地よく、日本語の感性を育てることにつながります。 意味もわからず覚えてしまった数々の文章でも何年か経つとその意味をはっきりと体得できる瞬間がやってくる、心に刻み込まれた名文は知性や教養の源になるともよく言われます。 しかしこれらの偉人や文豪達の多くが後に、眠い早朝から大人の前で正座をさせられ意味のわからない言葉を大きな声でひたすら音読させられたことを「つらかった」「いやだった」と正直に書き残していることはもっと知られるべきでしょう。こどもにとって、やりたくもないことをひたすら強要されることは苦痛でしかないからです。 かの福沢諭吉は当時、日常生活にすぐに役立たない漢学をこどもに学ばせることへの嫌悪感を示しています。「昔の学習方法」と音読が一時期すたれた原因はこういうところに一因があるのでしょう。
音読にはこどもの成績をあげる効果が期待されることをご説明しました。一方、大人にとって音読は生活にどんな効果をもたらしてくれるのでしょうか。 大人が七夕の短冊に書く願い事ベスト3は①お金や仕事のこと、②健康に関すること、③家族や恋愛のことです。音読が前頭前野を中心に脳全体を活性化する効果のあることをおもいだしていただくと、これら3つに関する願い事に音読が大変効果を発揮することがわかります。 記憶力、集中力、行動力や意欲がアップする効果によって仕事や勉強が効率よく進みます。創造力、発想力アップ効果で斬新なアイデアがひらめき収入が増えることもあるでしょう。自制心が保たれる効果で暴飲暴食にブレーキがかけられます。安眠効果でぐっすり眠ることができるので毎日の疲れやストレスをためることがなくなり朝すっきりと起きられます。 コミュニケーション能力向上効果で家族や仕事仲間、恋人との関係が円満でリラックスしたものとなり、毎日が楽しくなります。 音読によっていきなり夢物語のような奇跡が訪れるかどうかはともかく、なんとなく調子が良くなった、気持ちが若々しくなったと良い感触を感じはじめただけでも生活に張り合いが出てきます。
音読は目、口、耳と3つの器官を使い脳を活性化しますが、工夫を加えることでさらに音読の効果は高められると言います。そんな方法をご紹介しましょう。
記載されている内容は2017年10月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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