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「お世話になります」の返事や正しい使い方|シーン別の英語表現も解説

更新日:2024年03月14日

敬語表現

「お世話になります」の意味やこの言葉を使う場面はどのようなときなのでしょうか。また、同義語として何があるのでしょうか。この記事では、「お世話になります」について詳しく紹介していきます。ご興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

「この使い方で合ってるのかな?」 「この場面は使って良いのかな?」 このように、「お世話になります」を使うことに悩む方がいらっしゃるのではないでしょうか。 「お世話になります」という言葉をビジネスやメールで使うことは多いでしょう。この記事では、「お世話になります」について、意味や場面によって例文を交え紹介し、また「お世話になります」を使うときの注意点や言い換え、英語表現の仕方も紹介しています。 この記事を読むことで、「お世話になります」の正しい使い方を知ることができます。そして、正しい使い方を知ることで、相手に失礼のない対応や、信頼関係を築くことができるでしょう。 「お世話になります」の意味を知りたい方や使い方に悩まれている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

「お世話になります」の意味

「お世話になります」の「お世話」とは「お世話をする」などに使われるように「面倒を見る」という意味がありますが、それ以外にも「間に入って関係を取り持つ」とか「手間がかかる」という意味があります。 例えば、「就職先の世話をする」とか「世話が焼ける」のように使います。ビジネス上使う「お世話になります」というフレーズは後者の意味合いが強く、「いつもビジネス上の関係を取り持っていただき有難うございます」という感謝を現した言葉です。 そのため、「お世話になります」はビジネスシーンで相手への感謝を表す表現としてよく使用されます。

「お世話になります」を使う場面

ビジネス上で使う「お世話になります」は、「いつもビジネスの間を取り持っていただき、有難うございます」という意味ですので、既にお世話になっている相手に対して使う言葉で、現在取引をしている相手や顧客に対して使います。 そのため、まだやり取りをしたことがない初めて会う相手には「お世話になります」とは言わず、「初めまして」という初対面のときの言葉を使うようにしましょう。 しかし、例えば以前より会社同士の取引関係があり、前担当者から引き継ぎにより取引を行うというような場合は、「お世話になります」は使えます。それは、過去に取引があって今現在も取引を行っているし関係を築いているからです。 また、使うシーンとしては、実際に会うときや電話、メール、挨拶状などになります。

「お世話になります」の例文

「お世話になります」は、様々な場面で使うことでしょう。 ここでは、「お世話になります」を使う様々な場面をご紹介します。状況に応じた正しい使い方を身につけ、相手からの信頼を得られるようにしましょう。

対面の場合における例文

ビジネスで「お世話になります」を使用する場面は多くあります。ここでは、対面の場合における「お世話になります」の例文を紹介していきます。 (例文1)「いつもお世話になります。本日はどうぞよろしくお願い申し上げます。」 (例文2)「お世話になります。この度、○○営業所に異動になりましたBと申します。」 (例文3)「先日は大変お世話になりました。また、何かありましたらご連絡いたします。」 (例文4)「前任のCから担当を引き継ぎましたDと申します。お世話になります。」 これまで取引や関係のあった相手に対して「お世話になります」は使います。また、会社として関係があった場合は、自分が初めて会う相手であったとしても、「お世話になります」を使うことができます。 「お世話になります」という言葉は、本題に移りやすい導入の効果があるのです。対面でも「お世話になります」をコミュニケーションのツールとして使っていきましょう。

電話シーンにおける例文

相手側の会社や取引関係のあるお客様に対して、電話をかける機会は多くあるでしょう。電話シーンにおいても「お世話になります」を使用する機会はたくさんあります。 (例文1)「いつもお世話になっております。株式会社○○のAと申します。」 (例文2)「大変お世話になっております。○○会社のBと申します。この度、前任のCから担当が変更になりましたので、ご連絡いたしました。」 電話のシーンでも対面と同じく、冒頭に「お世話になります」を使用し、自分の身分を名乗ることで、本題へと移りやすくなります。 初めて先方に電話をかける場合でも、会社同士の関係がある場合は、「お世話になります」を使用します。その場合、担当が変わったなど事情を伝えると良いでしょう。

ビジネスメールにおける例文

メールで先方の企業とやり取りをすることは、ビジネスシーンでは多くあります。メールで連絡する場合でも「お世話になります」は使います。 (例文1)「いつも大変お世話になっております。○○会社のAです。先日はご対応いただきありがとうございました。」 (例文2)「お世話になります。この度はご注文いただき、誠にありがとうございます。」 (例文3)「先日お伺いした際は、大変お世話になりました。」 メールでは、お礼や問い合わせ、注文などの連絡があった場合に「お世話になります」を使うことが可能です。しかし、メールで「お世話になります」を使う場合の注意点があります。 取引先の相手とメールのやり取りが続く場合、冒頭に「お世話になります」を毎回使うとくどい印象を与えてしまいます。 メールのやり取りが続く場合、2通目以降は、「ご返信ありがとうございます」「何度も失礼いたします」など表現の仕方を変えると良いでしょう。

「お世話になります」と「お世話になってます」の使い分け

「お世話になります」と「お世話になっております」の違いですが、「お世話になっております」は「お世話になります」の語尾を変化させたものです。 ビジネスにおいて継続的に関係が続いている場合は、「お世話になってます」と表現しますが、これからお世話になるという場合には「(今後)お世話になります」という言い方をします。 取引を初めて行う場合に「お世話になります」となります。それからは、「お世話になっております」と現在進行形で使用すると良いでしょう。

「お世話になります」と言われたときの正しい返事

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初回公開日:2017年08月31日

記載されている内容は2017年08月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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