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車へのコンセントの取り付け方法|電圧変換の注意点

更新日:2023年12月09日

車・バイク

車にコンセントを付けたいと思いませんか?コンセントがあれば、家電製品を車で使用できます。けれど車の電圧は直流12Vで、家庭用コンセントの交流100Vとは違います。そのため直流から交流への変換が必要です。そこで今回は、車にコンセントを付ける方法をご紹介します。

写真のような製品を使い、コンセント口をダッシュボード上にある、空きスイッチ位置にはめ込むようにします。 作成の手順としては、ヒューズボックスから電源を取る場合を参考にします。インバーターは見えない位置に配置します。 そして写真のような製品をインバータのコンセントに挿し、コンセント口をダッシュボード上の空きスイッチの部分にはめ込みます。 このようにすれば、ダッシュボードに100Vのコンセントが付いているだけに見えます。 これらを作るには、ある程度車のDIYに慣れた人限定になりますが、シガーソケットから電気を取り出したインバーターは見た目に良くないので、です。

業者さんに頼む方法も!

後付けコンセントを用意する作業は自分には無理という人は、業者さんに頼む方法があります。対応車種等の制限がありますが、安心確実です。 プリウスの後付コンセントができる業者さんをひとつ紹介します。

車のコンセントでヘアアイロンを使っても大丈夫?

先ほど説明しましたが、シガーソケットから電気を取るインバーターの電力は最大150W程度です。そのため、ヘアアイロンも150W以下の消費電力の製品を使用してください。 また、ヘアアイロンの消費電力ですが、最大消費電力で判断してください。カタログに消費電力が載っていても、最大消費電力は載っていない場合があります。消費電力は余裕でも、最大消費電力は実は200Wかかるといった場合は、使えません。 ヘアアイロンの最大消費電力は、200Wを超える場合が多いようです。そのため、ヘアアイロンの使用は難しいというのが、一般的と言って良いでしょう。 また、ドライヤーになると電力は1000W程度必要です。もし使うとしたら、1000Wに対応するインバーターをバッテリー直結で用意する必要がありますが、現実的ではないと言っていいでしょう。

車にサブバッテリーを載せよう!

車でインバーターの利用頻度が高い人には、サブバッテリーを用意することをします。 そもそも車のバッテリーは、エンジンやライト等の電装品のために用意されており、家電製品を動かすことを考慮していません。ですから、インバーターを使って電気製品を動かす場合は、エンジンが掛かった状態で使用しないとバッテリー上がりに繋がります。 でも家電製品を使いたい時は、エンジンを切った状態で使いたい場合が多いでしょう。よって、車に付いているバッテリーとは別に、サブバッテリーを載せることをします。

載せるバッテリーは「ディープサイクルバッテリー」と呼ばれるものをします。バッテリーは使い切ってしまうと再充電出来なくなることが多いのですが、ディープサイクルバッテリーは、使い切っても大丈夫なバッテリーです。 ディープサイクルバッテリーを車の荷室に配置して、インバーターを介して電気製品を使えば、車自体のバッテリーには影響がありません。車のエンジンを掛けておく必要がなく、車中泊の際も、静かに電気製品を使用することができるでしょう。 ディープサイクルバッテリーの充電は、専用の充電器を使用してください。また、大電力の使用には向いていません。配線には万が一の短絡事故にならないように、適切にヒューズを配置してください。 ディープサイクルバッテリーから家庭用コンセントを用意する方法は、今までの説明と同じくインバーターを使います。 ディープサイクルバッテリーは、車中泊をよくする人や、キャンプをする人にとっては、大活躍するアイテムです。ぜひ、用意しましょう。

USB機器の充電には、USBカーチャージャーが

車で使いたい電気製品の1は、携帯電話でしょう。携帯電話をカーナビとして使ったり、単純に充電する用途で、車からの電源供給があると便利です。 今まで紹介してきたインバーターにはUSB出力も用意されているものが多いので、インバーターがあれば携帯電話の充電に役立ちます。 でも、100Vの家庭用コンセントは必要ないけど、USB出力は欲しいという人も多いでしょう。その場合は、車の12Vを5Vに減圧するコンバーターを用意すると良いです。製品の名称は「USBカーチャージャー」と呼ばれています。

使い方は、シガーソケットに差し込むだけです。直流から直流への変換なので、構造もシンプルでコンパクトにまとまっています。インバーターのように場所も取らず、USB機器で十分な人にはです。

災害時の非常用電源としてコンセントを利用しよう!

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初回公開日:2017年08月24日

記載されている内容は2017年08月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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