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更新日:2024年08月03日
茨城県といえば関東でも北東に位置する県で、納豆や水戸黄門で有名なところです。茨城の方言も2017年のNHKの連続テレビ小説の影響で知名度が上がってきています。茨城の方言とは一体どのようなものなのでしょうか。今回は、茨城の方言についていろいろと見ていきましょう。
「なして」は「どうして・なぜ」というように、理由を聞く意味で使われる茨城のかわいい方言です。 「なして」が使われているのは茨城だけではありません。東北地方の全県や新潟県、中国地方、さらに九州と全国各地で使われています。いずれの地域でも意味は「どうして・なぜ」です。「なしてね」などと使います。
「はー」は「もう」を意味する副詞で、主に「はー来たど(もう来たぞ)」や「はー寝るっぺ(もう寝るぞ)」などと使います。 どちらかといえば、あきらめた結果として、あるいはこれで十分といわんばかりのニュアンスのような感じで使われる茨城の方言です。 「はー」は「はや・もう」と同意で、感嘆詞です。いやはや、いやもうという意味です。
「んだ」は「そうだ」を意味する方言で、茨城だけでなく全国のあちらこちらでこのような言い回しがあります。 より強調したい言い回しとしては、「んだ」に「っぺ」を続けた形の「んだっぺ」というものがあり、こちらの方がより茨城の方言らしく聞こえるかわいい表現です。「んだっぺよ(そうだよ)」と自然に出てくれば、茨城の方言を使いこなせている証拠です。
「でれすけ」とは、「でれ(だらしない)」と「すけ(ひと)」で「だらしない人、おっちょこちょい」という意味がある、かわいい茨城の方言です。 「でれすけ」は茨城以外にも福島や栃木でも使われます。2006年に公開された映画『フラガール』でも頻出した、福島の方言として有名です。 「でれすけ」の意味はあまり良いものではありませんが、語感自体がかわいい響きを持っています。「おめ、でれすけだなあ」などと使います。
「くっちゃべって」は「しゃべって」という意味で、茨城の方言ならずともよく使われるかわいい言葉です。 「くっちゃべってがら帰っぺが(しゃべってから帰ろうか)」などと使います。
茨城の方言のイントネーションはあまり強弱をつけません。 どの単語の発音にもアクセントが特になく、読みが同じで意味の違う単語についても、ほとんど区別されることなく発音されます。 ただし、同じ茨城県でも太平洋沿岸にある神栖市では、茨城の方言のアクセントではなく東京のアクセントが使われています。「茨城の尻上がり」という、語尾がやや高めのイントネーションになります。
茨城弁はとてもかわいらしく聞こえる、茨城県人の素朴な県民性を体現している方言といえます。 茨城の方言は、知れば知るほど奥が深く、興味深くかわいい言い回しがたくさんあります。この機会にぜひ、茨城の方言に馴染んでいきましょう。
方言というのは、とてもかわいい表現がたくさんあります。日本全国のかわいい方言を覚えて、普段の生活の中に取り入れてみましょう。 沖縄の「こんにちは」は、「はいさい・はいたい」です。朝昼晩使える一般的な語句で「ハロー」のように気楽に使える挨拶の言葉です。北海道弁の「したっけ」は、「そうしたら」という意味のかわいい方言です。
記載されている内容は2017年08月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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