【自己PR】人事の目を留める「気配り」をアピールする書き方・例文2つ

「気配り」は、人として大事な資質です。だれもが少なからず持っている「気配り」の経験を「強み」としてアピールするには、実はテクニックが必要なのです。こちらで学んでいきましょう!気配り上手な自己PRを書いて就活を有利に進めてくださいね。

気配りアピールESは魅力ある?

『就職白書2015』(参考資料※1)によると、企業が採用で重視する項目のトップ3は「人柄」「その企業への熱意」「今後の可能性」でした。企業は自社に貢献してくれると判断できる人を選抜していきます。とくに自己PRでは「人間性やスキルが当社に貢献できるものか」を見ていくでしょう。

自己分析で強みを見つける

自分の長所を20個、見つけられますか?就活のスタートには業界・企業分析と同時にこの「自己評価」が重要です。趣味も特技も長所の一つ。

日本の学生は長い間、欠点を指摘される育ち方をしているせいか、遠慮がちで謙遜が美徳、自己PRの習慣がないかもしれません。でも就活では、自分という商品を企業に売り込んでいかなければ採用という目的がかないません。見方を変え、短所だと思われる性格があったとしても、必ず一方に長所は隠れているはずです。

とくにアピールポイントがない? 周りの人に聞いてみよう。

自己評価が難しいときは、親しい人たち、友人や部活の仲間、アルバイト先の同僚や上司、家族と「長所・短所」をテーマに話をしてみましょう。相手のことを評価してみることで、人の長所を見出す視点に気付いていくでしょう。その人から自分を評価してもらうと、様々なエピソードとともに、あなたが特別には意識していなかった行動を、「こんなふうにしてもらって助かった」などど評価してくれるかもしれません。人と関わりながら生きていて、信頼しあう人がいるのなら、きっと美点があるものですよ。

ビジネスには「気配り」が不可欠!

人との信頼関係を築いてきているあなたの強みは、周りをよく見て行動しているということかもしれません。細かいこと、他人の心境にまで気づき、さりげないサポートができ、信頼関係を築けるということは、ビジネスではチームワークや顧客満足につながります。他人を蹴落としがちな競争社会において、心に余裕を持ち、他人も自分も生かす環境を作ろうとすることは、製造やデザインや新規事業開拓においても、非常に必要なスキルです。

しかし「気配り」のPRは要注意!

こうしてみると「気配り」は、人間関係において誰もが望ましいと思う資質、常に求められるテーマといっても過言ではないでしょう。

それだけに難しいのは、親しくしていない人、まだ人間関係を築いていない、あなたのことを知らない「就活の採用担当者」に対して「私の強みは気配りができることです」と言っても、何も響かないということです。そのほか、

「気配りができることが私の持ち味です。常に周りの人をよく観察し、優しく接するようにしています。」

「気配りを心がけています。人を和ませることができます。」

このような書き出しでは、続けて読んでもらえない可能性があります。取り組みやすい「気配り」というワードで自己PRを書いてくる学生が多いことから、採用担当者は辟易し、なんの響きもない空っぽのESと判断されてしまいがちなのです。

気配りアピールESを書くなら

ESで読んでもらえる「気配り」アピールを書くには、コツがあります。

あえて「気配り」というワードを使わずに書き出し、具体的なエピソードを語り、経験から学んだこと、努力や改善点を示すことです。

「気配り」とは言わずに、エピソードでひきつけよう

相手の立場になって考え、どうすれば喜んでいただけるかをいつも意識しています。

私は飲食店でアルバイトし、ホールを担当しています。 店にはテラス席という屋外の席があり、外で食事ができるため人気なのですが冬はとても寒いのです。私自身が寒がりということもあり、いつも「寒くないかな?少しでも暖かくなれる良い案はないだろうか。」と考え、思いついたのがひざ掛けでした。ひざ掛けを高校生の頃授業を受ける時に使用していた時とても暖かかったことを思い出したのがきっかけでした。

その日に店長に相談し提案したところ採用していただき次の日からひざ掛けを置くことになりました。ひざ掛けを使用したお客様から直接「とても暖かかったです。ありがとうございました。」と言っていただき、導入して良かったと改めて思いました。

決められた業務を間違いなくきちんとこなすだけではなく、お客様の気持ちをおもんばかることの大切さを学んだ経験でした。貴社でもお客様にたいし、小さくても少しでも役に立つ工夫を常に忘れることなく、大きな満足を与えたいです。

出典:http://es.collect-correct.com

「気配り」ワードを使わずとも、気配りを学び身につけていることを書き出しでアピールし、経験談のあと、企業への貢献性を同じ気配り能力で締めくくっています。キーワードとして使いたいなら、締めくくりで「気配り」を入れても大丈夫でしょう。(引用元;「気配り」に関連するエントリーシート(62件))

アルバイト経験での「気配り」自己PR

次はやはりサービス業をアルバイトで経験している学生の例です。

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百人のお客様に百様の対応をしたいと心がけています。

私は研修生として温泉旅館で接客をさせていただいています。女将の指導は厳しく、常にお客様に気配りを忘れないように言われています。立ち居振る舞い、歩き方、エレベーターホールでの待ち方、夕食の案内の言葉など一つ一つ細かに指示され、言葉使いのイントネーションも何度も直され、トレーニングされました。1年経ち、少しは自信もできましたし、よどみなくお客様をご案内できていると思っていました。それでも女将は少しも褒めてくれません。「人としてお客様に寄り添ったご案内をしなさい」と言われます。ご夕食の案内からあとのエスコートを一人で任されるようになった最近のことですが、私はあるお客様から注意をうけてしまいました。

その晩、ご夕食の案内のためエレベーターホールでお客様をお待ちしていました。一人で降りてこられたその方に「ご夕食にいかれますか?」とお尋ねすると困ったような表情をされ、「まだ時間がかなり早いと思うので少しこの辺を歩いて眺めようと思います」と言われました。そこで、ホールにある土産物店をご案内しました。

次の朝、チエックアウトを済まされたお二人を玄関にお送りしていくときも困ったような表情をされました。「お庭に湧水があると聞いたのですが」「お水を汲む容器はどうしたら・・・」とおっしゃっていたのですが、エントランスの案内人が来てお連れしてしまいました。

その後、お電話があり、そのお客様が当館に古来湧き出る「神泉」を少し汲んで帰りたかったこと、宿泊のお部屋が山側だったのでホテルのロビーで川を眺めながら寛ぎたかったことを言われました。

とても反省しました。お客様の問いかけに応えてさしあげなかった私はとても気配りができているとはいえません。気配りとは、決められたトークや姿勢を保つことではなく、人としてそのお客様の思うところに寄り添っていくことだと痛感しました。

この経験の後、私はお泊りになるお客様の一挙一動に目を配り、お求めになられることに気づくようにしています。一組一組に女将がご案内して回る当館の魅力を、お客様に堪能していただけるよう、滞在の間の過ごされ方にも「何かご希望はおありですか?承ります」とお聞きして気をくばるようにしています。社会人になろうとする今、もし貴社で採用していただけましたら、このように百人のお客様に百葉のおもてなしを心がけることを続け、貴社のサービスを多くのお客様に喜んでいただけるようにしたいと思います。

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いかがでしょうか。「気配り」という言葉は上司の指導として表され、それに対する研修生の努力が綴られています。「気配り」は尊い資質ですが、すぐに体現できるものではなく、ときには失敗があって学んでいくものだということを、真剣みをもって伝えています。(例文:筆者作成)

本物の気配りはアピールしない

「私は気配りをしています」という言葉が空虚にきこえる、そんなESが大量に来たら、採用担当者は読まないかもしれない、ということをわかっていただけたでしょうか?

企業の側にも気をくばり、読みたくなるESを書くためには、書き出しで気を引き止める「あなた自身の声」のような生きた言葉、続けてあなたの本当の体験を素直に書き綴れば大丈夫です。「気配り」ワードはさりげなく…が肝心ですよ!

それでは、頑張ってエントリーシートを仕上げましょう。

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