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看護師の平均転職回数|転職回数が多いが採用される人の面接・特徴

転職事情

看護師は一般企業のOLなどと比べて転職しやすい、また転職回数の多くなりやすい職業と言われます。それでもあまり転職回数が多くなってくると、就職しづらくなるかもしれません。転職回数が多い看護師が採用されるためにはどんなことに注意したら良いのか、解説していきます。

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気になる看護師の転職回数

国家資格を持っている看護師は、一般企業のOLなどと比べて転職しやすい職業といえます。しかし、何度も転職を繰り返していると、「次の転職が難しくなるのではないか」「すぐに仕事を辞める人物だと思われるのではないか」といった不安も出てくることと思います。そこで、転職回数が多い看護師が面接で気をつけるべきポイントや、転職回数の多さを武器にして上手にアピールするための方法について解説していきます。

看護師の平均転職回数は?

実際のところ、看護師は平均何回くらい転職するものなのでしょうか?何回以上転職すると「転職回数が多い」と言われるようになるのでしょうか。

転職回数0〜1回が約7割

まずは、厚生労働省が平成22年から平成23年にかけて実施した「看護職員就業状況等実態調査」の結果に基づいて、看護師の転職事情について見ていきましょう。この調査によると、調査時点で看護師として働いている人のうち「転職回数0回」が45.2%、「転職回数1回」が24.0%で、「転職回数0〜1回」の人が69.2%と、約7割を占めることがわかりました。続いて、「転職回数2回」が14.1%、「転職回数3回」が7.9%、「転職回数回」が3.7%、「5回以上」が3.4%となっています。意外と転職回数が1回以下という人が多いのですね。

都市部では転職回数が多い傾向にある?

一方、看護師専門の転職支援サイト「ナースフル」が首都圏および関西圏の看護師を対象に行ったアンケートによると、都市部では転職回数が多い傾向にあることがうかがえます。このアンケートの結果では、「転職回数0回」が23.9%、「転職回数1回」が20.3%、「2回」が23.1%、「3回」が13.1%となっています。そして、驚くべきことに「4回」が9.5%、「5回以上」が9.9%と、4回以上転職を経験している人が約2割を占める結果になっています。

平均すると転職回数は2回程度

いずれにせよ、厚生労働省の調査結果でも、ナースフルのアンケート結果でも、看護師の平均転職回数は2回程度であり、3回以上になってくると「転職回数が多い」という印象になるということがわかります。 ただし、「看護師歴3年で転職3回」と「看護師歴20年で転職3回」とでは、ずいぶん面接官に与える印象も異なってきますので、なかなか一概に「転職回数が3回を超えると多い」とは言い切れない部分もあります。

看護師の転職理由で多いのは?

給与や労働時間への不満が多い

では、転職する場合は、どのような理由で転職する人が多いのでしょうか?先ほどの厚生労働省の「看護職員就業状況等実態調査」によると、「現在の施設で働き続けたいか」という質問に対して、「現在の施設で働き続けたい」と答えた人が64%、「他施設で看護職員として働きたい」と答えた人が17.2%となっています。 他施設で働きたいと考えている人の理由は、以下の通りです。 1位 他施設への興味 2位 給与に不満があるため 3位 休暇がとれない・とりづらいため 4位 超過勤務が多いため 5位 責任の重さ・医療事故への不安があるため 6位 夜勤の負担が大きいため 7位 人間関係がよくないから 8位 キャリアアップの機会がないため 9位 本人の健康問題のため 10位 出産・育児のため 一番多い理由は「他施設への興味」。つまり、今の勤務先以外への勤務に興味があるから、ということになります。ここには、「今の職場が合わない」というネガティブなものと、「他施設でスキルアップしたい」というポジティブなものが両方含まれているでしょう。 次に多い理由としては「給与に不満があるため」。続いて「休暇が取りづらい、取れない」「超過勤務が多いため」「責任の重さ・医療事故への不安」「夜勤の負担が大きい」「人間関係」といった理由が挙げられています。給与や勤務時間など、労働条件に不満を持って転職を考えている人が多いことが読み取れます。

生活環境の変化による転職も多い

このようなデータもあります。看護師の転職支援サイト「転職で失敗したくない看護師のための転職ガイド」によると、看護師の転職理由ランキングは以下のようになっています。 1位 妊娠・出産/結婚/子育て 2位 残業が多い、休暇が取れない 3位 夜勤の負担が大きい 4位 人間関係が悪い 5位 雇用形態が不満 6位 昇進・昇給・給与が不満 7位 業務内容の専門性が低い 8位 教育・研修体制に対する不満 9位 小さい病院の適当な対応にうんざり やはり、労働時間や休暇が取れないことへの不満などが目立ちますが、1位が「妊娠・出産/結婚/子育て」となっています。生活環境の変化をきっかけに転職活動をする人が多いということがわかります。

逆に今の職場を続けたい理由で多いのは?

では、逆に今の職場で働き続けたいという場合は、どのような場合が多いのでしょうか。厚生労働省の調査によると、「通勤が便利だから」という理由が1位になっています。次に多いのが「人間関係が良いから」、そして「勤務時間が希望に合っているから」。 さらに「休暇が取りやすいから」「複利構成が充実しているから」と続きます。確かに、通勤が便利で人間関係も良好、勤務時間も自分の希望に沿っていれば、あまり転職したいとは思わないかもしれません。しかし、そのような条件がすべてそろった職場というのも、めったにないというのが現実でしょう。

転職回数が多くなるのはこんな看護師

転職回数が多くても、妊娠・出産で残業や夜勤をすることが難しくなってしまったり、配偶者の転勤などで物理的に職場を変えざるをえない場合は、やむをえない転職と言えます。しかし、転職回数が多い看護師の中には、ネガティブな理由で転職を繰り返してしまう人もいます。どのような理由で転職が多くなってしまうのでしょうか、いくつか事例をご紹介します。

人間関係のトラブルで

8年間勤めた病院を退職し、その後、4ヶ所の病院を転々としています。 数日~2ヶ月ぐらいで辞めています。理由は人間関係、病院のやり方についていけないなどです。 私の病院の選び方が悪いのか、それとも私の我慢が足らないのか・・・

私は恥ずかしながら、今年40才で転職5回目です。何処へ行っても絶対ある人間関係で悩んでいます。トラブルはないのですが、怒鳴る人や無視する人、私自身が話せない空気であると、憂鬱になり、家帰っても悩み続け結局2〜3年で辞めてしまいます。

パワハラとまではいかなくても、人間関係のストレスを抱えやすい人は、一度それを理由に退職してしまうと、次の職場でも「上司が怖い」「怒られてばかりな気がする」「友達ができない」といった悩みを持ってしまい、転職回数が多くなってしまうことがあるようです。

何となく嫌になって辞める

私は数えきれないくらい転職しました。長く続いた病院は10年くらい。あとは続いても2年とか。 今、40後半です。<中略>経験あるから採用されるけれど1日で辞め1週間で辞めたりしてると行くところなくなりました。後悔しますよ、特に休日数も給料も優良な病院はね。でも、その時は「辞めたい」気持ちが勝ってるんです。

転職多くて家族も呆れてます(笑)。老人病院、総合病院、クリニック、医院、総合病院、訪問入浴、訪問看護、総合病院、老人ホームです。 経験は25年です。一番長い職場で10年。最短の職場は5ヶ月でした。嫌になったらさっさとかわります。仕事覚えるのは早いです。いろんな職場が経験できて楽しいです。 長くいるのが一番ですが、人間関係がひどいと無理ですね。

人間関係のトラブルに限らず、「やりたい仕事と違う」「最初に言われたのと違う業務内容がある」などと、さまざまな理由をつけては転職を繰り返す人もいます。そこまでいくと、「転職癖がついてしまっている」と言ってもいいかもしれません。施設数の多い大都市の場合はいいですが、地方の場合は、主な施設はほとんど制覇してしまい、自宅から離れた街で仕事を探さなくてはならなくなる人もいるようです。

転職回数が多いと就職に不利?

自分で「転職回数が多い」と感じているのであれば、転職回数が多くなればなるほど、採用面接ではマイナスイメージになるということはすでにご存知だと思います。 親の介護や配偶者の転勤などで、やむをえず前の職場を退職しなければならなかったのであれば、あまりネガティブなイメージにはならないでしょう。しかし、人間関係やパワハラ、いじめなどが理由で転職回数が増えてしまっているのであれば、残念ながら、あまりいい印象を持たれません。 パワハラやいじめは、決してあなたのせいではないかもしれませんが、それが原因で転職回数が多くなっている人は、「また同じトラブルですぐに辞めるのではないか」と採用担当者に思われてしまいます。 またスキルアップのためなど、ポジティブな理由であっても、短期間で転職回数が増えていると、「継続力がない」「どうせまたすぐ辞めそう」という印象を与えてしまうので、そのような場合も注意が必要です。

年代別・面接で不利になる転職回数とは?

ひとくちに「転職回数が多い」と言っても、年齢や看護師歴の長さによって、面接で持たれる印象は変わってきます。先述した通り、看護師は一般企業のOLなどに比べれば、転職回数が多くてもある程度許容されるようです。 20代(もしくは看護師歴8〜9年以下)であれば、転職回数1回くらいであれば、あまり問題視されません。また、転職回数2回であっても、ポジティブな理由がきちんと説明できれば悪印象にはならないようです。 30代(もしくは看護師歴10年〜)の場合は、2回くらいの転職歴であれば、特に問題視はされません。しかし、最初の職場を長く続けたのに、次の2カ所を1年未満で転々としていたりすると、「次も1年未満で辞めるのでは」と思われる可能性もあります。目安として、直近の職場での勤続年数が2〜3年以上であれば、あまりマイナスなイメージにはならないでしょう。

看護師の転職に適した時期とは?

慢性的に人手不足の看護師業界では、年間を通して何かしらの求人はあります。しかし、いい条件で仕事を探したいとなれば、やはり求人の多い時期を狙って転職活動をすることをおすすめします。 年度始まりの4月、夏のボーナスの7月、期の変わり目の9月、冬のボーナス後の12月は、特に看護師の退職や転職が多くなる時期です。4月は年度始まりできりのいい時期でもあり、3月末で退職・転職することを選ぶ人が多いようです。また、夏・冬のボーナスをもらってから退職・転職しようと考える人も多く、この時期も人の入れ替わりが多くなります。期の変わり目となる9月も退職・転職の増える時期です。 これらの時期には、各施設で欠員が出るため、必然的に求人も増えます。そのため、より条件の良い仕事を見つけやすい時期と言えます。また、大きな病院などに転職する場合は、求人の多い時期に入職すれば「転職同期」ができて心強いかもしれません。 転職活動を開始する時期としては、求人が増える時期の3〜4ヶ月前から情報収集を始めたほうが良いでしょう。例えば、4月の入職を目指すなら、12月〜1月には転職サイトに登録するなどし、求人情報のチェックを始めましょう。 なお、求人が増える時期は、それだけ転職活動をする人も増えるので、条件の良い仕事には募集が殺到することが予想されます。気がついたら募集が終了していた、などという事態を避けるためにも、こまめな情報チェックを欠かさないようにしましょう。

看護師の転職に年齢制限はある?

看護師の資格自体に年齢制限はなく、最短で21歳で取得する人もいれば、一般のOLや准看護師などを経て、30代、40代になってから正看護師の資格を取得する人もいるので、年齢制限を設けている求人はほとんどないというのが現状です。しかし、本当に年齢は関係ないのでしょうか。

上限は59歳までが多い?

看護師の求人に限らず、2007年以降、「雇用対策法」により、原則的にすべての募集・採用に対して年齢制限を設けてはならないことになっています。そのため、求人広告には年齢制限を掲載していないケースが多く見受けられるようになりました。 しかし、施設によっては定年を60歳としている場所も多く、その場合は「満59歳まで」と記載されていることもあります。看護師の資格自体は、何歳でも取得できますし、30代、40代になってから正看護師の資格を取る人もいますので、30代、40代、50代でも就職・転職は十分に可能です。

年齢の若い人が優先されるケースもあり

とはいえ、業務内容や施設の性質によっては、同じ能力であれば、比較的に転職回数の少ない、年齢の若い人が優先されるケースも実際にはあるようです。 例えば、夜勤の多い職場では、体力が必要とされるので、若くて元気のありそうな人の方が採用されやすいという傾向はあります。しかし、年齢が高くても、目的意識がしっかりしており、前職場でずっと夜勤を続けてきたなど、体力があることを証明できれば、年齢だけを理由に不採用にされることはないでしょう。 もう一つ、年齢が採用に大きな影響を与える職場として、美容外科クリニックがあります。美容外科という科目の性質上、患者さんと接することの多い看護師にも、ある程度の年齢の若さと容姿の美しさを求めるクリニックは多いようです。 しかし、年齢が高くても、容姿が整っていて、お肌がきれいであれば採用される可能性もあるかもしれません。美容外科クリニックの求人自体、あまり多くはないので、採用されるかどうかは、もはや運の力も大きいといえるでしょう。

転職回数の多さを武器にするには?

転職回数が多くなればなるほど、次の就職へのハードルは高くなてきます。それでも、どうしても今の職場を辞めて新しい場所で働きたい場合はどうすれば良いのでしょうか。転職回数が多い人は、一つの施設だけしか経験していない人に比べ、デメリットもありますが、もちろんメリットもあります。そこをうまく見つけてアピールできるかどうかがカギになってきます。転職回数が多くても、きちんと自分の良い面をアピールできる人は、採用されています。

転職回数が多くても採用されるのはこんな人

では、転職回数が多い人は、どのように自己アピールをすれば面接で好印象を与えることができ、採用に結びつくのでしょうか?いくつか事例を見ていきましょう。

自分のやりたいことが明確になっている

短期で転職したところの理由は聞かれるだろうけど、何がしたくて転職したいのかを自己アピールすれば印象変わるんじゃないかな。 スキルアップしたいなら好印象だし、同僚とか待遇が悪いっていうと悪印象になる。 採用側はやっぱり長く勤めてもらいたいと思うのが当然なので、転職回数だけで判断すれば少ない方がいい。 でも看護師は専門職だから、スキルアップのために転職する人は大勢いる。 先輩の同期も、スキルアップで転職した人は何人かいる。 転職は回数よりも理由が重要になるから、何か目的があって転職回数が多いなら、むしろ経験豊富だと捉えてもらえるとおもう。 そんな風にいわれ、私でも転職できるかもしれないと希望が湧いてきました。 目的をはっきりさせて、転職活動を頑張れました。 見事、転職を成功させることができましたよ。

たとえ転職をする本当の理由が、職場での人間関係のトラブルや待遇面での不満であったとしても、それを正直に面接で話してしまうのは、あまり賢明ではありませんね。人間関係や待遇面の問題は、多少なりともどんな職場にも存在するものです。それをいちいち面接でぶちまけていたのでは「採用しても、またすぐに辞めそう」と思われてしまいます。 それよりは、新しい職場でどんな仕事をしたいか、どんなスキルを身に付けたいかが明確になっている人のほうが面接では好印象です。やりたいことがはっきりしていて、それをきちんと面接で話すことができれば、転職してから「思っていた仕事と違う」というミスマッチも避けられますし、転職回数を増やしてしまうことも回避できます。 休日や夜勤などの待遇面で不安がある場合は、採用担当者に率直に質問しましょう。その結果、自分の希望する待遇と違っていても、その場で「それでは困る」と自分の希望を主張するのではなく、一旦家に持ち帰りましょう。待遇面での交渉は、採用が決まってからでも遅くはありません。

直近の職場の勤続年数が長い

私は、転職したら嫌でも最低2年は頑張ります。 さすがに、半年や一年未満で理由もなく転職を繰り返すことはしません。 そんなことをしたら、人事や師長に何か問題がある人だと勘ぐられるのがオチで、良いイメージを持たれない確率が高いからです。 それに、どこでも入職から2年くらいは自分の居場所を作るために多少嫌なことがあっても目をつぶらないとやっていけません。 <中略> 私はこれまでの経験から、まず一定期間は腰を据えて働きます。 そして、違うことが学びたくなったら転職するというやり方でいいと思ってここまできています。

転職回数が多くても、一つ一つの職場で2〜3年続けて働いていれば、「着実にステップを踏んできた人」という印象になります。逆に、スキルアップのための転職であっても、短期間での転職を何度も繰り返しているようでは、「何か性格的に問題があるのではないか」と面接で余計な勘繰りをされてしまう可能性があります。 過去に短期間での転職をしたことのある人は、まずは次の転職を成功させるためにも、今の職場で2〜3年頑張ってみてもいいかもしれません。直近の職場での勤続年数が長く、そこで身につけたスキルや経験をどう生かしたいかを説明できれば、たとえ過去の転職回数が多くても、大丈夫だろうという印象を与えることができます。

面接で悪印象なのはこんな人

転職回数が多い場合、面接では、なるべく面接官にポジティブな印象を与えるのも大切ですが、悪印象を与えないように注意することも大切です。では、どのような場合に面接で悪印象を与えてしまうのでしょうか?いくつか事例をご紹介します。

前の職場でのトラブルを正直に話してしまうのはNG

3年目で4回目の転職になるので、なぜ転職を繰り返すかをどこでも聞かれます。 私は正直に、これまでの病院は人間関係をうまく作れずにいじめられることが多かったから辛くてやめたし、今の職場は休日に緊急携帯を持たされて実質の休みが無く、体力的にも精神的にも疲れ果てているので、自分の好きな病棟でイチから頑張りたい、といいましたが不採用でした。

先ほども述べましたが、人間関係のトラブルや労働時間や休日などの待遇面での不満、ストレスというのは、どんな職場にもつきものです。それを率直に面接で話してしまうと、「この人は、きっとどの職場でもうまくやっていけないだろう」という悪印象を与えてしまいます。 特に看護師という職業の性質上、「人とコミュニケーションをとるのが苦手」「人間関係を築くのが苦手」というイメージを与えてしまうと、マイナスにしかなりません。そのあたりのことは、たとえ事実であったとしても、自分の心の中だけにとどめておいたほうが良いでしょう。

スキルに自信がない印象を与えてしまう人はNG

私は、ルート確保がなさそうな職場を探して何件か面接を受けてみたのですが、どこもルート確保くらいは最低限必須だといわれました。 そして、病院や施設の雰囲気が馴染めないところだったり、人間関係でも師長や事務が冷たかったりと、私が勤務するのは無理なところばかりでした。 それでもがんばって転職活動を繰り返し、10件目に面接を受けたところで、ショッキングなアドバイスを受けました。 ルート確保は看護師として基本の手技なので、それもできない看護師が転職できるところはないと思う。 採用側としては、長く勤めてもらいたいので、手技が少しできないくらいでギブアップする看護師は困る。 そういう看護師は、おそらく人間関係においても他のスタッフと良好な人間関係を作っていくのは難しいのではないかと判断する。

新卒採用とは異なり、転職の場合は、すでにある程度の経験とスキルを身につけていて、即戦力として活躍してくれることを期待されることが少なくありません。もちろん、未経験の分野であれば、最初から全てを完璧にこなせる必要は全くありませんが、ルート確保や採血などの基本的な手技が苦手ということを面接で話してしまうと、やはりいい印象は持たれませんね。 また、「こういう手技は苦手だからやりたくない」「おむつ替えはやりたくない」など、やりたくない仕事を具体的にあげたりするのもマイナスイメージを与えてしまいます。もし苦手な手技があったとしても、「苦手」という言葉を使わずに「これまで採血をする機会が少なかったので、スキルを身につけるためにも採血の機会を増やしたい」など、ポジティブに話すようにしましょう。

転職しすぎて履歴書に書ききれない場合は?

私は今42歳、転職は6回です。 でも履歴書に書ききれません。 皆さんはどうやって書いてますか?

転職回数が多くなってくると、職歴を履歴書1枚におさまるように書くのが難しくなってきますね。履歴書は1枚におさめるのが基本です。かといって、字を小さくしてびっしり書いても読みにくくなってしまいます。転職回数が多くて職歴が履歴書に書ききれない場合はどうすれば良いのでしょうか。

あまりに短期間の職歴は省略する

数週間で辞めたり、試用期間中に辞めてしまった「黒歴史」の職歴はあえて履歴書には書かないようにしている人が多いようです。特に「仕事が嫌になって、すぐに辞めた」などたいした理由もなく辞めてしまった場合は、職歴としては何もアピールはできませんので、履歴書上は省略してしまう人が多いようです。一つの仕事を辞めてから次の仕事に就くまでの空白期間が1〜2ヶ月であれば、面接でもあまり不審に思われることはありません。

職務経歴書を利用する

職務経歴書は、看護師に限らず、これまでの職歴や業務内容を一覧にして書くことのできるツールです。履歴書同様、インターネットから無料の定型フォーマットをダウンロードすることもできますし、記入の仕方についても看護師転職支援サイトに様々なアドバイスが掲載されていますので、参考にしてみてください。 職務経歴書は、履歴書と異なり、各職場でどんな仕事をしていたのか、どんな研修を受けたのか、どんなスキルを身につけたのかを詳しく書くことができます。どんなスキルを持った看護師なのかが一目でわかるので、転職活動の際には、応募書類として要求されていなくても、ぜひ履歴書に添えて出すようにしましょう。

ブランクがある場合の再就職事情は?

さて、ここまでは、転職回数が多くても、あくまで看護師として働き続けている人について取り上げてきました。では、いったん看護師を辞めてしまった人の再就職事情はどのようになっているのでしょうか。看護師としてブランクがある場合は、どのような点に注意して再就職活動をすれば良いのでしょうか。

再び看護師として働きたい人は3割以上

厚生労働省の「看護職員就業状況等実態調査結果」によると、看護職員として就業していない人のうち、再就職の希望について「看護職員として再就職したい」と考えている人が最も多く、36.1%います。次に多いのが「未定」で24.0%。看護職員以外として働きたい」が19.6%、「就業希望なし」が17.5%という結果になっています。 「看護職員として再就職したい」と考えている人のブランク期間としては、「1年未満」が最も多く61.4%。次いで「1〜3年未満」が51.6%、「5〜10年未満」が35.8%となっています。看護師としての仕事を離れている期間が長くなればなるほど、看護師に戻りたいという割合が少なくなっていくのがわかりますね。 「看護職員以外として再就職したい」と考えている人のうち、その理由として「看護業務から離れていたことに対する不安がある」と回答した人が22.3%いました。やはり、一度看護師の仕事を離れてしまうと、戻りづらいと感じる人が多いようです。

看護師の退職理由で多いのは?

厚生労働省の「看護職員就業状況等実態調査結果」によると、看護師の職を離れてしまった人の退職理由ランキングは、以下の通りです。 1位 出産・育児のため 2位 結婚のため 3位 他施設への興味 4位 人間関係が良くないから 5位 超過勤務が多いため 6位 通勤が困難なため 7位 休暇が取れない・取りづらいため 出産・育児や結婚を機に、いったん退職する人が多いということがわかります。また、「看護師の転職理由」でも上位に上がった、人間関係や労働時間などの待遇面での不満から看護師を辞めてしまう人もいます。

看護師として再就職したい理由で多いのは?

ではいったん看護師としての職を離れても、再び看護師として働きたいと考える人は、どのような理由が多いのでしょうか。

収入を得るためが最も多い

「看護師として再就職したい」と考えている人のうち、その理由で最も多かったのは「収入を得る必要が生じた」で30.6%でした。次に多いのが「知識や技術を生かしたい」で24.5%、そして「社会に出たい」で14.8% という結果でした。経済的な理由をあげる人が多い一方で、やはり看護師の資格を生かしたいと考える人も多いという結果になっています。

子どもが小学生になってから再就職したい人が多い

再就職の時期としては、末子の年齢が0〜3歳の人は、約6割が「数年後に再就職したい」と考えているのに対し、「すぐに再就職したい」が14.4%にとどまりました。一方、末子の年齢が6〜12歳になってくると、「すぐに再就職したい」と考える人が3割以上にのぼります。子どもが小さいうちは育児に専念し、小学生になって育児や進学にかかる出費が増えてくると「そろそろ仕事を」と考える人が増えるのかもしれません。

再就職の面接で好印象なのはこんな人

看護師としてブランクがあった後に再就職に挑戦する人は、採用試験では、ずっと看護師の仕事を続けてきた転職組と同じ土俵で戦っていかなければなりません。ブランクがあった人が面接で好印象を持ってもらうためには、どうすればいいのでしょうか。どのような人が好印象を持ってもらえるのでしょうか。

退職直前の職場での勤続年数が長い

たとえ数年のブランクがあっても、退職する前の職場で長く仕事を続けていた実績があれば、採用担当者に「きちんと仕事を続けられる人だな」という印象を与えることができます。逆に、退職前に何度も転職を繰り返している場合は、「再就職しても、どうせすぐに壁にぶち当たって辞めるに違いない」と思われてしまうかもしれません。将来的に結婚や妊娠を機会に退職しようと考えている人は、退職直前の職場は少し腰を落ち着けて2〜3年程度続けて働いておくと、再就職の際の印象も良くなるでしょう。

目的意識がしっかりしている

何のために再び看護師で働きたいのか、どんな仕事をしていきたいのかが明確になっている人は、面接で好印象です。再就職する本当の理由が「生活費の足しにするため」だったとしても、それは面接では志望動機としては使えません。退職前の経歴をしっかりと振り返り、今後、自分がどんな看護を行っていきたいかをきちんと言えるようにしておきましょう。

いい職場にめぐり合えるように

ここまでの話のポイントを整理すると、以下の通りです。 ・転職回数が多くなればなるほど、面接では不利になるということを念頭に置く ・直近の職場での勤続年数が長い方が、面接では好印象になる ・目的意識のはっきりした転職であれば、転職回数の多さを逆に武器にできる ・履歴書に職務経歴書を添えて、これまでの経験やスキルをアピールする ・しばらくブランクがあった場合でも、同じ 新しい仕事を探す時は、いろいろと不安があるかもしれませんが、それは初めて転職する人でも、転職回数の多い人でも同じです。ポジティブに頑張りましょう!

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