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公認会計士の仕事は激務?|仕事が激務と言われる理由 /年収/給料

職種研究

「公認会計士」というと難しい試験をクリアしたエリートというイメージがあります。その一方で、「公認会計士」は激務とも言われています。実際、本当に激務なのでしょうか?今回はあまり知られていない「公認会計士」の実態を紹介します。

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公認会計士の仕事は激務?

公認会計士の仕事は激務だと言われていますがそれはなぜなのでしょうか。そもそも公認会計士がどういった仕事をしているのかご存知でしょうか。会計士と言われていますから、企業などの会計を担当するのでは?と漠然としたイメージを持っている人も多いでしょう。公認会計士は一体どんな仕事をしているのか、まずはその点から知っていきましょう。

公認会計士の主な仕事

公認会計士の主な仕事は企業の会計監査です。会計監査ができるのが公認会計士だけなので、会計監査は公認会計士の独占業務であると言えます。会計監査とは企業が作成し提出した損益計算書や貸借対照表などの財務諸表が本当に正しいのかをチェックする仕事です。これにより企業の成長率や株価、財務状況なども判断されますので、必ず外部からの公正な視点が必要だということで公認会計士がいます。この会計監査を行う義務がある企業はある程度大きな企業になってくるので、そういった企業の仕事を任される=年収は高いのではないかとイメージされているのでしょう。

企業のコンサルティング

会計監査は公認会計士の基本業務であり、独占業務です。その他の業務として企業の経営のコンサルティングを依頼されることも少なくありません。これは公認会計士の独占的な業務ではありませんが、公認会計士は会計のプロですから企業の経営についてアドバイスが期待できるとしてこういった仕事も多く舞い込みます。経営コンサルティングの依頼は個人で受けることがほとんどですので、余計な仲介がなければ給料はどこにも引かれることなくそのまま入ってきます。会計監査が本業なら経営コンサルティングは副業のような立ち位置ですので、こなせばこなしただけ年収もUPしていきます。

監査法人と公認会計士の違い

会計監査は公認会計士の独占業務ですが、監査法人にもまた会計監査は許されています。というのも監査法人とは公認会計士が5人以上集まった組織ですので、会計監査を行うことができます。大企業になると会計監査もそれだけ大規模になってきますので、公認会計士個人で会計監査をするのではなく、監査法人が監査に入るということも多いようです。

激務と言われる理由

会計公認士の仕事内容から、基本業務に加えて、経営コンサルティングなどの仕事をたくさん掛け持てば大変なのだろうというイメージは湧きますね。逆に、基本業務の会計監査だけをしていればそれほど激務ではないのだろうかと思ってしまいます。しかし公認会計士は基本業務の仕事しかしていなくても激務になりえるのです。

繁忙期は確実に激務

多くの職業に閑散期、繁忙期が存在するように、公認会計士にもまた繁忙期というものが存在します。公認会計士にとっての繁忙期は年度決算が集中する4月から5月になります。会計監査が主な仕事ですから、同時期に企業からの依頼が重なれば当然忙しくなります。公認会計士の場合は会計監査と業務が限られており、企業が決算書を出す時期も限定されているため、どうしてもその時期に合わせて忙しくなってしまいます。 その忙しさもかなりのもので、超繁忙期には0時を過ぎるのは当たり前でそれが連日続くようです。年間を通して常に忙しいというわけではありませんが、一定の時期に集中して業務が過密になるため、公認会計士の仕事は激務であるといわれています。

四半期報告制度

公認会計士は企業の会計監査をするだけではなく、四半期ごとに企業から提出される四半期報告書のチェックもしなければなりません。この四半期報告書は上場会社に提出義務が課されています。つまり、決算期に集中した繁忙期の後、四半期ごとにそれぞれまた繁忙期がやってくると言えます。四半期報告書の場合は決算期ほど厳重なチェックではなく、超繁忙期とまではいきませんが、それでも忙しいことには変わりありません。1年に4回以上繁忙期がやってくると考えれば公認会計士の仕事は激務であるという認識は間違っていないと言えるでしょう。

繁忙期以外が忙しくないわけではない

前述したように公認会計士には明確な繁忙期がありますが、それ以外の時期が全くの閑散期であるわけではありません。それ以外にも会計や税務の仕事もたくさんありそれらの仕事をこなすだけでも大変なのです。さらに経営コンサルティングの仕事が重なれば毎日が繁忙期になります。この経営コンサルティングの仕事も繋がりのある企業であれば、なかなか断ることもできません。忙しい日々の中でスケジュールをやりくりし、その上四半期ごと年度ごとに大きな繁忙期の波がやってくるのでかなりの激務だと言えます。

激務に対しての年収や給料は?

公認会計士はこれだけ激務なのですから、もちろんそれに見合った給料ももらっているはずですよね。公認会計士は国家資格ですし、取得の難易度も高く試験の倍率もかなり高いですから、そのハードルを乗り越えた者だけに与えられる好条件ももちろんあるはずです。

公認会計士の初任給

公認会計士の初任給は月およそ30万程度が相場のようです。そこに夏と冬2回のボーナスが加わり初年度の年収はおよそ500万程度。他の職業と比べると初年度での給料はかなり高いと言えるでしょう。もちろんこれはあくまで初年度の平均的な年収であって、ここからの伸び率を考えるとかなり高収入を望むことができるでしょう。

公認会計士の平均年収

公認会計士全体の平均年収はおよそ800万円と言われています。これは公認会計士全体のものなので、もちろん個人によって高い低いはあります。しかし初任給でも500万円が相場なので、そこを下回ることはほとんどないと考えれば公認会計士の年収は高いと言えるでしょう。

注目すべきは給料の伸び率

公認会計士において最も注目すべきなのは給料の伸び率です。これは個人の努力次第でいくらでも高収入を目指すことができます。例えば、監査法人に入り出世を目指すという方法もあります。監査法人内でも役職があり、出世していけばそれだけ高い年収を望むことができます。監査法人内ではそれほど競争も激しくありませんので、仕事を続けていれば自然に高収入になります。 公認会計士はどこかの事務所に所属してそこで仕事を回してもらうのが基本ですが、独立して事務所を立ち上げるという方法もあります。個人になれば給料も直接入ってきますし、事務所が大きくなれば大きくなっただけ自分の収入も増えます。また併せて経営コンサルティングなどの仕事も積極的に行えば、収入の伸び率はまさに青天井です。自分の努力次第でいくらでも給料は伸びるので、激務ではありますが、その分夢のある仕事だとも言えるでしょう。

公認会計士は激務だからこそやりがいがある

公認会計士は資格を取って就職すること自体のハードルも高いですし、必死に勉強しようやく公認会計士になれてもそこには激務が待ち受けています。もちろんそれに見合った給料はもらえるのですが、高い給料と激務でバランスが取れるのか、自分の中で一度考える必要があるでしょう。 公認会計士の基本的な業務は会計監査です。会計監査は決算期の4月から5月にかけて集中し、寝る間もなくなるぐらいの超繁忙期になります。もちろん年間を通して常に忙しく、その上繁忙期が重なるというイメージなので、その忙しさは想像を絶するでしょう。もちろんそれだけ忙しいのですから、高い収入は保証されています。そしてその年収は自分が能動的に動けば動いた分だけ増えるので、真面目にコツコツと頑張ることができる人には向いている職業と言えます。 公認会計士は大企業を相手にしますので、大きな責任が伴いますし、一つのミスが簡単に許されるような世界ではありません。その緊張感に加えて激務も続くわけですから、大変であることは言うまでもないでしょう。それでもやりきったという達成感はありますし、成果が報酬にも現れますので、やりがいを求めるなら挑戦したい職業の一つと言えます。

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