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更新日:2024年07月14日
「貴社」と「御社」の使い分けルールをご存知でしょうか。本記事では、「貴社」と「御社」の使い分け方について、例文を交えて解説しています。正しい使い分け方や敬語を学び、就活をはじめ、ビジネスシーンで自信を持って言葉を使えるように準備しておきましょう。
目次
手紙でもメールでも、宛名の敬称として「御中」が使われることも「様」が使われることもあります。「御中」と「様」はどのように使い分けたらよいのでしょう。 「御中」は「組織に属している誰か」宛ての文書を組織名宛てとして書くときに用いられ、「様」は宛先となる故人を特定できるときに個人宛てに記載するものです。 たとえば、企業の採用担当者が明らかなときは「総務部〇〇様」や「総務部採用担当者様」と書き、担当者の個人名が不明のときは「総務部御中」や「総務部採用担当係御中」と記載します。
転職面接で、以前勤めていた会社や現在所属している会社を「弊社」「当社」と呼ぶのは適切ではありません。「弊社」や「当社」は、自分が会社の一員であるという意味を含んでいるため、「前の会社を代表して発言している」というニュアンスになってしまうのが理由です。 転職面接では、自分が所属している会社のことは「現職」または「現在の勤め先」と表現しましょう。すでに会社を辞めている場合は「前職」や「以前の勤め先」と表現できます。
自分自身のことはどう表現するのが正しいのでしょう。「僕/俺/あたし/うち」などが、プライベートの呼び方であり、ビジネスの場にはふさわしくないということは理解できるでしょう。 ビジネスシーンでは、男女問わず「私(わたくし)」が一般的です。「わたくし」はかしこまった表現であり、少しだけ堅苦しさを和らげたいというときは「わたし」でも構いません。
ビジネスに長く携わっている人の中にも間違えている人が多いのが、「役職+様」という表現です。「〇〇部長様」という宛名を見かけたことがありませんか。 役職名は敬称の1つです。役職名に「様」を付けてしまうと、二重敬語という敬語のルール違反になります。役職者に対し、「様」だけで済ませるのがなんとなく心元ないという方は、氏名の前に役職名を付ける「部長〇〇様」という書き方ができます。
「役職名+様」という書き方だけでなく、文章中で使う敬語も慣れていないと二重敬語にしてしまうことがあるため、敬語についてもしっかりと学んでおきましょう。 「おっしゃられた」「お見えになられた」「ご連絡させていただく」などが、よく使われる二重敬語の一例です。それぞれ、「おっしゃった」「お見えになる」「ご連絡致します」が正しい敬語です。覚えておきましょう。
「貴社」と「御社」の使い方や敬語の使い方など、ビジネスマナーとしての言葉遣いについて理解できたでしょうか。顧客や取引先とのビジネスシーンだけでなく、就活の場でも、言葉遣いはビジネスマナーの秤になります。 言葉遣いに気を配らなかったばかりに、評価を下げてしまうことがないよう、ビジネスシーンで使う敬語についてしっかり学んでおきましょう。しっかりした言葉遣いができれば、円滑なコミュニケーションに役立つでしょう。
記載されている内容は2016年11月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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