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ビジネスシーンでの「ひとえに」の意味・使い方と例文・英語での表現

初回公開日:2017年05月30日

更新日:2020年05月19日

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言葉の意味

少し固い場で感謝を伝える時に使う「ひとえに」という言葉。聞いたことはあるけど、しっかりと意味を理解していないという方もいるのではないでしょうか。この記事ではそんな「ひとえに」という言葉の意味や使い方を紹介します。感謝を伝えるときにぜひ使えるようになりましょう。

ひとえにの一般的な意味

ビジネスシーンでもよくつかわれる「ひとえに」の使い方はご存じでしょうか。意味を確認して、コミュニケーションを円滑にしましょう。

「ひとえに」は副詞

まずは挨拶文や正式な場でのスピーチなどで聞いたり、目にしたりする機会も多い「ひとえに」の意味をしっかり理解しましょう。「ひとえに」は副詞であり、名詞の「一重(ひとえ)」に格助詞の「に」から成り立っています。 ちなみに、副詞とは、「時・場所・状態」の意味付けをする言葉を指し、主に動詞、または形容詞を修飾します。「ひとえに~のおかげ」というのが最も使われるフレーズでしょう。「ひとえに」には、2つの意味があります。

意味①

“ただそれだけが原因・理由であることを強調する気持ちを表す”時に使う副詞です。 「主として」「他でもなく」「まったく」「もっぱら」などと同じニュアンスがあります。 例文: ・この研究と実験の成功は、ひとえに諸君の努力のたまものです。 ・これもひとえに皆様のご愛顧のおかげと、感謝申し上げます。

意味②

“ただそのことだけを行うさま”を表現する場合もあります。「ひたすら」「いちずに」「ただただ」と同じニュアンスになりますが、「ひとえに」の方が時間的には修飾している言葉がそう長く続かないイメージです。 例文: ・皆様のご支援をひとえにお願い申し上げます。 ・失礼の段、ひとえにお詫び申し上げます。 意味②での使い方は、やや古風な言い回しに感じられ、日常生活やビジネスシーンではあまり使われないと言えます。ですが、選挙や政治など堅さが求められるシーンでは、まだまだ常套句として使われています。

ビジネスシーンでの「ひとえに」の意味

ビジネスシーンでの意味とよく使われる場面

取引先やお客様に出す手紙や祝賀会のスピーチなど、正式なシーンである程度の堅さが求められる時に使用されることが多いのが、ビジネスシーンでの「ひとえに」になります。 主に上記の、 意味①:“ただそれだけが原因・理由であることを強調する気持ちを表す” の表現として使われます。 「ひとえに」を使うとしっかりとした文面になるので、相手に気持ちを確実・誠実に伝えたい感謝・謝罪の意の際に用いられることが多いでしょう。特に、相手の行為に対して感謝を示す場合に、「ひとえに~のおかげ」という定型文句が使われますが、フレーズとしてはややカジュアルさも含まれるので、格式の高い公式な場や公式文章では用いられません。

ひとえに/ひとえに〜おかげの使い方

ひとえにの使い方

最初に説明した通り、「ひとえに」という言葉は“副詞”です。文章で使う時には、「ひとえに」が強調したい言葉の直前に配置すると、わかりやすくポイントが伝わる文章になります。

「ひとえに~のおかげと」と「~のおかげとひとえに」の違い

「ひとえに」を何気なく使っているかも知れませんが、「ひとえに」を文章の中のどこに置くかによって、強調する言葉が違うので意味にも多少の違いが出てくる場合があります。 「ひとえに」のビジネス定型文句ともいえる、「ひとえに~のおかげ」という表現が、それに該当します。 例①: 「この度のイベントの成功は、ひとえに皆さまのご尽力のおかげと感謝しております。」 この文章では、「ひとえに」は「皆様のご尽力のおかげ」の直前に配置されています。「皆さんが力をかしてくれたので、つまり“自分の努力よりも皆さんのご協力があったことがイベントの成功の一番の要因”で、そこに感謝している」という意味合いになります。 例②: 「この度のイベントの成功は、皆さまのご尽力のおかげとひとえに感謝しております。」 こちらの文章では、感謝するという動詞を「ひとえに」が修飾しています。つまり、ひとえに感謝しています=とても感謝しています、という意味合いになり、「ひとえに」の使い方としてはやや古めかしい言い回しになります。 現代の「ひとえに」の使い方としては、「ひとえに~のおかげ」として定型文句なので、感謝や謝罪の意を伝えるための文章を、あらかじめいくつか考えておくとメールを書きたい時などに便利かも知れません。

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