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更新日:2024年08月01日
皆さんは「黙祷」の意味や正しい行い方をご存知でしょうか。中には「なんとなくやっている」という方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は黙祷の意味や挨拶の仕方、黙祷と黙想の使い分けなど幅広くご紹介していきますので、是非読んでみてください。
黙祷は、式典などが盛り上がる前に行います。まず最初に開会の挨拶があり、次が黙祷、という順番になります。内輪の集まりで行う黙祷であれば、多少順番が前後しても構いませんが、葬儀や追悼式など正式な式典であれば、開会直後に黙祷を行うのが一般的です。
黙祷には決まった時間があるわけではありません。多くの式典で、「1分間の黙祷」が行われています。正式な式典であれば、1分間の黙祷としておくのが無難です。 個人で行う黙祷は、時間に決まりがあるわけではないので、状況などを鑑みて調整しましょう。神社仏閣へのお参りの際などは、自分の気がすむまで黙祷することもできますが、混雑時には早めに切り上げるのも他人に対する気遣いのひとつです。
式典の司会者などは、黙祷の終了を合図しなければなりません。「黙祷」に続き、「黙祷終わり」と号令すると勘違いしている人もいますが、正しい黙祷の進行としては、暗に黙祷が終わったことを知らせるようにします。 「黙祷」という合図で始めた黙祷は、「ありがとうございます。おなおりください」という言葉が黙祷終了の合図になります。「ご起立ください。黙祷」で始まる場合は、「ご着席ください」が黙祷終了の合図になります。
黙祷の意味ややり方を知らなかったという人には、「社会人の基本マナー大全」をおすすめします。黙祷については、社会人であれば当然知っているべき所作ともいえます。本書を参考に、社会人が知っているべきマナーを再確認してみましょう。
黙祷には、特に厳しい決まりがあるわけではありません。それでも、最低限守るべきルールがあります。難しいルールではないので、確実に身につけておきましょう。 黙祷を行う際、「無言で臨む」「体を動かさない」というルールは知っているべき最低限のルールです。そのほか迷う人が多いのが、「合掌するのか」「目は閉じた方が良いのか」というポイントです。「知っているべきルール」「あやふやなルール」についてもご紹介します。
声を出さないことは、黙祷の唯一ともいえる絶対的なマナーです。黙祷とは、声を立てずに祈る行為であり、心の中で神・仏・個人などに語り掛けることや、自分の気持ちをみつめ・考え・整理することです。 声を出さないというマナーの黙祷の最中に、緊急事態以外で声をあげることは、大変失礼な行為にあたるので、絶対にしてはいけません。黙祷を捧げる対象への最大限の経緯として「黙って」黙祷の時間を過ごしましょう。
体を動かさないことは、黙祷としてのマナーですが、あまり厳しく考える必要はありません。黙祷は、直立不動の体制で行われますが、寸分たりとも動いてはいけないと、神経を尖らせる必要はありません。体の力を抜いて、平常通りの直立姿勢で行いましょう。 黙祷における「体を動かさない」とは、貧乏ゆすりをしたり、リズムを体で刻んだりという、黙祷の場にふさわしくない動きでなければ、気にしすぎる必要はありません。
黙祷のマナーの説明によっては、「合掌する」ということがマナーとして挙げられているものもありますが、合掌は黙祷の必須マナーではありません。単に「黙祷してください」と言われただけであれば、手を合わせることまでは求められていません。 式典によっては、「目を閉じて、手を合わせて、黙祷してください」と黙祷の手順を指示されることもあります。指示があれば、合掌も行いましょう。
黙祷の際は、多くの人が目を閉じて行いますが、目を閉じることは必須ではありません。目を開けたままでも、黙祷の対象に対し失礼になるわけではありません。自分が目を開けたままでも、黙祷の対象に対して祈りを捧げられるのであれば、目を閉じる必要はありません。 式典によっては「目を閉じて、黙祷」という形で、黙祷を促す進行の中で、目を閉じることも指示されることがあります。指示がある場合は、指示に従いましょう。
記載されている内容は2017年06月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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