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「貴院」の読み方・意味・使い方・例文5コ・「御院」との違い

更新日:2020年06月03日

言葉の読み方

よく就職時期に耳にする「貴社」という言葉の「貴」には丁寧な意味合いが含まれます。今回の記事では、病院に対して、「貴」を使うと「貴院」という言い回しになりますが、働いている立場から、「貴院」はどのような言い回しになるのかも併せてご紹介していきます。

「ご多幸(ごたこう)」とは書いて字のごとく「とても幸せであること、幸の多いこと」を表します。「貴院の発展とご多幸をお祈りいたします。」のようにやはり締めくくりの言葉として使われます。ちなみに「お祈り申し上げます」「お祈りいたします」と同じ意味で「祈念(きねん)いたします」という言葉もあります。こういった慣用表現はバリエーションを持たせることができるとなおよいでしょう。

「御院」との違い

相手方の病院を口頭で伝えるときは「御」を使いますので、「貴院」ではなく「御院(おんいん)」となります。 相手の会社のことを、文書では「貴社」、口頭では「御社」と呼びます。なぜこのような決まりになったかというと、「きしゃ」にはさまざまな漢字が当てはまり、口頭では「貴社」の意味が通じにくいためです。 ここから会社であれ事務所であれ、文書では「貴」をつけて、口頭では「御」を付けることが広まりました。

「貴院様」は正しい敬語表現か

「貴院様」という呼び方は使いません。「様」をつけてしまうと二重敬語にあたります。二重敬語は「誤り」ではありませんが、過剰な敬語は現代日本語ではふさわしくないです。 なお、「〇〇病院様」はそこまで固くない席では使用しても違和感はありません。個人につける敬称である「様」を施設である病院につけるのは本来ならば誤った表現ですが、世間一般で使われている表現ですので、使ってしまってもそこまで問題はないでしょう。

「貴病院」「貴医院」は誤った表現か

一般的に広まっているのは「貴院」という呼び方です。「貴院」と同様の意味で「貴病院(きびょういん)」という呼び方もありますが、ほぼ使いません。ちなみに自分が働くことになった病院は「当院(とういん)」と呼ぶのが一般的です。「弊院(へいいん)」という呼び方もありますが、「貴病院」と同様ほぼ使いません。

「貴」を用いた敬称

文書において相手の団体を丁寧に表現する際に「貴」という言葉が使われます。「貴重」「高貴」という言葉があるように「貴」には「大切である」「位が高い」といった意味があります。すべてをまとめると「とうとい(貴い)」という意味であり、接頭語として使うことで相手への敬意を表します。 「貴院」以外にも団体によってたくさんの単語が存在しますので、対象の団体に合わせた言葉を使うことが大切です。

「貴社」

多く使われる表現として「貴社」があります。「貴」を使った表現の中でもなじみ深く、耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。 相手が一般企業にあたる場合に使われるのが「貴社(きしゃ)」です。口頭の場合は「御社(おんしゃ)」となりますが、「貴社」と「御社」のどちらを使用したとしても決して間違いというわけではありません。ただし文章や会話の中で2つの言い方を混在させるのはやめましょう。

「貴所/貴事務所」

「貴所(きしょ)」とは弁護士事務所や市役所、区役所などの役所を表すときに使われます。相手が弁護士事務所などの場合は「貴事務所(きじむしょ)」と表すこともあります。 同じ役所でも官公庁を表すときには「貴庁(きちょう)」や「貴省(きしょう)」となります。他に「~所」で終わる団体として「研究所」がありますが、この場合は「貴所」ではなく「貴研究所(きけんきゅうじょ)」と表すのが一般的です。

「貴店」

相手が店舗の場合は「貴店(きてん)」となります。相手が個人商店の場合などは「貴社」ではなく、「貴店」を使いましょう。ただし株式会社□□スーパー△△支店などという場合には「貴社」でも問題ありません。時と場合によって正しく使い分けましょう。

「貴行」

「貴行(きこう)」の「行」とは「銀行」のことです。相手が銀行の場合は「貴行」を使いますが、さまざまな金融機関がありますのでこの場合は注意が必要です。 例えば「信託銀行」の場合は正式名称が「~信託銀行株式会社」となりますので、「貴行」ではなく「貴社」となります。また「信用金庫」の場合はこちらも正式には「株式会社」なのですが、「貴社」「貴行」ではなく「貴金庫(ききんこ)」が最適な表現です。

初回公開日:2017年05月30日

記載されている内容は2017年05月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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