IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

公務員看護師の年収・民間との違い|国立/県立の看護師について

更新日:2020年08月14日

職種研究

公務員として働く看護師をご存じですか。公務員と聞くと行政で行われている公務員試験が連想されると思います。公務員看護師とは一体どんな職種なのでしょうか。公務員として働くにあたって、通常の病院勤務している看護師と違いはあるのか。公務員看護師について紹介します。

看護師として働く環境

病院で働いているイメージが強い看護師ですが、現在では様々な働く環境があります。1つは先ほど記載した病院での勤務です。次に多いのが、診療所です。その他に、老人ホームなどの施設での看護師業務もあります。市役所での看護師業務では、検診のことなどを行っています。保育所・幼稚園などの看護師は、日々の子どもたちの体調の変化を観察と対応や保護者からの子どもの健康面での相談とうを行っています。民間企業で働く看護師の求人もあります。様々な場面で、看護師は人々の健康と生活を支える仕事を行っています。働く環境の場の人々のニーズに合わせた看護を実施しています。 働く環境によって、看護業務も大きく変わってきます。自分が目指したい看護師像というものがどんなものなのかをはっきりとさせて、どの環境で働くかを決めていくことが必要です。

民間企業の看護師と公務員看護師について

上記で、病院で働く看護師と民間企業で働く看護師について触れました。では、病院で働く看護師と民間企業で働く看護師に詳しく紹介していきます。

勤務する病院によって看護師は変わる

日本海総合病院 業務紹介 看護師編

運営する大元が違うだけで、看護師の種類が変わってきます。 『社団法人』などの病院などは、先ほどの紹介した看護師と変わりはありません。大学附属病院などになると、大きな病院で働く看護師になります。精神・リハビリ専門などのある分野に特化した専門病院での看護師として働くこともあります。今回のタイトルになっている公務員看護師は、『県立』・『国立』・『公立』で運営している病院で働いている看護師を指しています。 どの看護師も看護業務は変わりはありません。ですが、病院ごとによって最先端の治療を目指す病院や地域密着をしている病院があります。他にも、救急医療が盛んであったりと特色がそれぞれ変わってきます。

上記の動画の様な業務内容が、どの病院でもある程度行われています。業務量については、病院の規模や職員数と病院が抱えている病床数によって違いが出てきます。 また、専門性がある病院によっては勤務体制に違いが出てくることもあります。全ての看護師が同じ業務内容でないことや勤務体制ではないことを十分理解してください。

公務員看護師とは?

公務員看護師は、病院を運営しているのが行政機関であるため、『県立』・『国立』・『公立』といった病院に就職すると必然的に公務員扱いとなります。業務内容に大差はありません。ですが、上記でも記載しましたが病院ごとによっての特性があります。その特色に合わせた医療が展開されています。看護師もそれに合わせて看護を行っていきます。 それぞれの違いや公務員看護師についての詳細とうは、後半でお話していきます。

民間企業の看護師とは?

民間企業の看護師と言っても、あまりピンとこない人が多いと思います。通常の病院での就職ではなく、民間企業の求人で看護師募集から就職した場合になります。 □企業内医務室□  一般企業の医務室での看護業務となります。『産業看護師』と言われています。主に行  われている業務内容は、以下の6つがあります。 ①健康診断の実施: 社員一人ひとりの健康状態を管理し、疾患への早期発見に努めています。その会社にもよりますが、他の医療機関に委託して実施しているところもあると思いますが、健康検診の企画や準備などは産業看護師としての業務内容になります。(健康診断の実施期間をいつにするか。企業全体の1年のスケジュールなどをしっかりと把握したうえできかくしていかなければなりません。) ②保健指導の実施: ①の健康診断の結果から生活習慣病に繋がる可能性のある人や大きな疾患の恐れがある人に対して一人ひとりに適切な保健指導が必要になります。ここで必要になってくるのは、社員とのコミュニケーションとなります。話しやすい環境づくりや相手の思いをきちんと尊重した対応から、スムーズな保健指導が実現ができます。また、新入社員なのか長年勤めている社員かによっても対応が変わってきます。その都度、一人ひとりに対処できるようにしていく必要があります。 ③集団教育の実施: 社員全体に、安全・健康に仕事に専念できるように集団教育を行っていきます。その企業によって起こりうる危険業務について大きく取り上げ、どのように危険から回避する必要がるのか。予測される危険はどんなことなのかを掘り下げていく必要があります。正しい知識を一人ひとりに知ってもらうことでより良いワークライフを充実させていくことにも繋がります。そのためにも、企業の特色や全体の業務内容をしっかり産業看護師が把握している必要があります。ただ闇雲に集団教育を実施していては企業全体の安全・健康を支えることが難しくなります。 ④メンタルヘルス対策の実施: 社員の業務内容や人間関係で発生するトラブルとうのストレスにより精神的負担が多くなります。そこから繋がる精神疾患や自殺に対しての予防をしていく必要があります。産業看護師は、身体的な健康面だけでなく精神的な健康面にも積極的に対策を考えていく必要があります。ストレス度チェックなどから、社員一人ひとりのストレス状態を知っていくことが大切です。また、社員の方から訴えられるように環境づくりや関係づくりも重要になります。 ⑤過重労働対策の実施: 長時間に渡る業務・過重な業務内容により休息がろくに取れずにいるとうの身体・精神的な負担から繋がる疾患とうを予防できるようにしていかなければいけません。過重労働だと該当される社員に対して、産業医による面接などの実施を調整していきます。また該当者に対しての情報収集なども産業看護師の仕事になります。 ⑥緊急時の応急処置:企業の特徴によって変わってきます。薬品などを多く扱う企業であったり、火気の発生リスクなどが多い企業とうによって想定される緊急事態は異なります。そのため、あらかじめ企業の業務内容から考えられる緊急事態を産業看護師の方で把握しておく必要があります。もし、緊急事態が発生した場合の対処などを想定・計画をしたマニュアルを作成していくことが重要になります。ただ作成して終わりでなく、常にマニュアルが今の状態にあったものかを見直していきます。その他にも、災害時に対する応急処置もあります。    その他にも、社員一人ひとりの日々の健康相談も仕事の一つになります。健康診断やデータだけではありません。日々の健康相談から、小さな問題を見つけられることにもなります。コミュニケーションを図ることで、相談しやすい環境にも繋がります。(※企業にもよりますが、休職者の復職に対してのサポートなども行わています。) □その他の民間企業の看護師□ 産業看護師以外の民間企業で看護師として働く職種を紹介していきます。   ▼治験コーディネーター(CRC): 治験はあまり聞いたことがない人が多いかもしれません。治験は、製薬会社が新しく開発した医薬品を実際に人に使用することで新しい医薬品の有効性や安全性について試験を行うことです。治験を実施し、厚生労働省から認可されることで世間のルートに出回ることになります。それが治験です。治験コーディネーターは、治験を実施している施設(治験施設支援機関)や病院で、被験者の健康状態・治験中の身体的・精神的に変化や影響がでてないかの管理や治験の調整などを看護師が行います。治験は、効力や副作用の状態が実際に使用してみないとわからないこともあります。そのため、被験者の不安は精神的ストレスに繋がります。そういったケアも必要になります。 ▼臨床開発モニター(CRA): 治験コーディネーターと同様で、治験を実施してる施設や病院で被験者の状態・治験の管理や調整を業務として行っています。臨床開発モニターは、治験コーディネーターと違うところは製薬会社で直接治験を実施しサポートすることになります。治験自体が正しく実施されているかをモニタリングします。その後、治験のデータを回収し製薬会社に提出して新しい医薬品が承認されるか。一般ルートに出回るかとなっていきます。看護師は、治験を実施するにあたっての被験者への説明や精神的サポートを行っていきます。   ▼クリニカルコーディネーター: クリニカルコーディネーターは、フィールドナースとも呼ばれています。製薬会社や医療機器メーカーなどに勤務し、病院とうの医療機関や施設などに自社の新しい製品をPRし顧客を広げていきます。また、契約が成立した場合などに、実際に使用する看護師にレクチャーを行うこともあります。一般企業の営業に近い仕事内容になってきます。ですが、臨床経験や医療知識があることで自社の製品についてを分かり易くPRすることが可能になってくるでしょう。(※製薬会社や医療機器メーカーは外資系企業も多いため、語学力も必要になってくる場合もあります。) ▼看護医療系受験総合予備校: 看護学校に入学したい学生や国家試験合格に向けて勉強方法や分野を網羅した試験対策を行っている予備校の先生はすべて看護師の資格取得者です。教えることが好きな人には天職に近いかもしれません。ですが、臨床からは遠ざかってしまいます。臨床から離れたくない人には、できません。ただ勉強を教えるのではなく、常に国家試験の動向を知り過去の問題から出やす問題や今後出題されそうな問題傾向とうを把握したうえで、予備校に通う看護学生に教えていかなければなりません。常に情報に敏感でないといけない職種になると思います。 その他に、民間企業が直轄で運営している病院もあります。民間企業で働く看護師は、分野によっては内容が病院で働く看護師とは違ってきます。自分がどんな分野で働いていくかをイメージした上で、慎重に選んでいくことがいいでしょう。  

民間企業と公務員で働く利点

公務員看護師と民間企業の看護師では、それぞれ働く利点とはどうなのでしょうか。公務員看護師は、病院で働くことにより臨床経験の蓄積とスキルアップに繋がります。また、民間企業で働くよりも医療現場の知識も大幅に広げることができるでしょう。様々な医療現場や患者と関わることで更に、自分自身が目指す看護師像思い描くことができると思います。 民間企業の看護師は、医療の現場からは離れた業務内容が多いため臨床経験を積んでからの転職の時に視野に入れる職種の一つに思われます。病院勤めではなく、また違った視点から看護師として働きたい人には、適任でしょう。 まずは、病院や医療福祉の現場で働きスキルや実績を積んでから民間企業に転職される人が多いです。 民間企業か公務員かを選ぶ前に、自分がどんな看護師になって今後スキルアップしていきたいのかを視野に入れて検討してみるといいでしょう。

公務員看護師について

上記では、民間企業の看護師について詳しく紹介していきました。次は、公務員看護師についてを詳しく紹介していきたいと思います。

公務員看護師でも種類がある

公務員看護師と一括りにしてしまうと、ただ公務員であることでしか変わりません。ですが、病院を運営する行政機関によって大きく分けて3つあります。県立の病院であれば『県職員』。国立の病院であれば『国立の看護師』(※国立は、今現在公務員ではありません。下記で詳しく説明していきます。)。市立病院であれば『公務員』となります。 では、それぞれの看護師はどんな違いがあるのかを紹介していきます。

次のページ:それぞれの給料について
初回公開日:2017年06月09日

記載されている内容は2017年06月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

関連タグ

アクセスランキング