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精神科の看護師になるには|仕事内容・資格難易度・給与・やりがい

初回公開日:2017年09月11日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年09月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

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職種研究

近年うつ病の増加などから精神科に通う人が増えてきており、精神科の看護師の仕事の需要はますます高まってきています。精神科の看護師の仕事は独特なものです。精神科の看護師になりたいと考えている方はこの記事をぜひ参考にしてください。

精神科看護師はどんな場所で活躍しているの?

精神科看護師はどんなところで働いているのでしょうか。主だったところを紹介しましょう。活躍する場所によって仕事内容も異なります。

精神病院

精神科単科の病院です。外来と病棟があります。病棟は、急性期病棟や慢性期病棟といった区分がされている病院や、アルコール依存症、社会復帰、認知症、合併症など症状によって区分した病棟を持つ病院などがあります。 さらに、スーパー救急病棟を持つ精神病院もあります。スーパー救急病棟には、いくつかの条件があり、「患者10人に対して看護師が一人以上配置されること」、「個室が病室の半分以上を占めること」、「3か月以内に、6割以上の患者が退院できるようにするなど、早期退院を促すための治療体制が整っている」など、通常よりも高い基準をクリアーした病棟となります。

イマドキの精神病院とは?

精神病院というと、名前からしても若干怖いイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。 「病室には鉄格子がある」、「残虐な事件を起こした犯人が入院している」、「患者が暴れ出す」など、メディアの影響でこのようなイメージを持たれる方も多いかもしれません。 このようなイメージから、「精神病院に通っているのは、ちょっと恥ずかしい」、「心の病でも、なかなか治らない人が通う病院」と思われている人もいるでしょう。 では、実際にはどうなのでしょうか。ある病院の個室を見学すると、普通の病室とほとんど差はありません。鉄格子も全く見当たりません。やはり、鉄格子は圧迫的なイメージがあり、鉄格子を使っていない精神病院もあるようです。 ただ、そのような病院でも、窓は強化ガラスにしていることがあります。また、その他に精神病院ならではの設備上の工夫もあります。精神関連の病気の場合、患者は不安や焦り、妄想などに取りつかれたりすると、逃げようという気持ちから、患者は部屋の中で上へ行こうとする傾向があります。 ですから、そのようなことが出来ない様に、例えばトイレの手すりは床と並行ではない構造となっていたりします。 ベッドなども立てかけて上にいけない構造のベッドを採用していたりします。自殺願望がある患者もいることから、この他にも事故を防止するためにも数々の工夫が施されているのです。 一方で、入院直後の患者は、不安や緊張を抱えていることも多いことから、そうした心境を和らげる目的で、患者の気持ちをまずはしっかり受け止める傾聴中心のプログラムを用意している病院もあります。 実際には、先程も触れた自殺願望を持つ人や、麻薬や脱法ハーブの中毒者が入院してくるケースなど、一筋縄ではいかない患者を抱えるという点では、やはり厳しい側面もありますが、ハード面や患者の受け入れ体制まで含めてみれば、従来のただ恐ろしいイメージだけの病院という訳ではないようです。

総合病院に併設された精神科

総合病院の中に科目の一つとして設置されるケースです。ここに通われる患者のケースとしては、精神の病気だけではなく、身体的な病状も併せ持っていることがあります。 精神科以外の部署との連携が必要なこともあります。働くという観点では、将来的に精神科以外の科も経験してみたいという場合には、選択肢としていいでしょう。

クリニック

クリニックは、入院施設がないというのが先程の精神病院とは違う点です。通院の患者の対応が中心となるでしょう。 患者の中には、長期的に通院するケースや、患者が通院してこなかったため、しばらく未治療の状態が続いていたのが再開した等のケースもあります。それぞれのケースに応じた対応が出来るようにすることが精神科看護師として必要です。

精神科看護師のキャリア形成に役立つ資格とは

精神科看護師として活躍するのに、正看護師の国家資格はもちろん必要ですが、それ以外に特別な資格は必要ありません。 しかし、キャリアアップという観点で捉えると、関連する資格を取得して精神科看護師としてキャリアアップするというのが通例です。精神科看護師に関係する資格としては以下のようなものがあります。

専門看護師(精神看護)

専門看護師制度は、日本看護系大学協議会が運営している制度です。より質の高い看護を提供することを目的としています。 現在、専門看護分野として特定されている分野は13分野ありますが、精神にかかわる分野としては、「精神看護」というものがあります。

精神科認定看護師

日本精神科看護協会が認定する資格です。 一般社団法人 日本精神科看護協会の認定になります。看護の現場において、看護ケアのクオリティ向上を目的に、精神科認定看護師を養成しています。 協会が定める教育課程を修了したあと、認定審査に合格することで、精神科の看護領域において優れた看護能力、知識を有すると認められます。 精神科認定看護師の役割としては、「すぐれた看護実践能力を用いて、質の高い精神科看護を実践すること。」、「精神科看護に関する指導を行うこと。」、「精神科看護に関する相談に応じること。」、「精神科看護に関する知識の発展に貢献すること」などがあります。

日本精神科医学会認定看護師

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