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精神科の看護師になるには|仕事内容・資格難易度・給与・やりがい

初回公開日:2017年09月11日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年09月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

職種研究

近年うつ病の増加などから精神科に通う人が増えてきており、精神科の看護師の仕事の需要はますます高まってきています。精神科の看護師の仕事は独特なものです。精神科の看護師になりたいと考えている方はこの記事をぜひ参考にしてください。

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精神科で働く看護師ってどうなんだろう

「精神科の看護師」と聞いて、皆さんはどういうイメージをお持ちになるでしょうか。内科とか外科など、いわゆる一般的にも目にしやすいところと比較して、なかなかイメージがつきづらいところもあるのではないでしょうか。 また、独特なスキルが要求されたり、特殊な仕事環境があるのではないかと想像されたりする方もいらっしゃるでしょう。 そこで今回は、精神科の看護師と他の看護師では何が違うのか、精神科の看護師とは具体的にどのような仕事をしているのか、精神科の看護師として働くにはどうしたらいいのかなど、幅広くご紹介致します。 最後までおつきあい下さい。

他の看護師と何が違うのか

「目に見えないものを扱う。」大まかに言えば、これが精神科の看護師と他の看護師の大きく異なるところだと言えるでしょう。心理面を測るテストのようなものはありますが、心の問題だけにそれだけでは判断しきれないところが沢山あります。 患者と向き合うというのは、どの看護師でも同じですが、向き合う際の時間の流れというところでは、精神科看護師は、他の診療と比較した際、独特なものがあるといえるでしょう。 患者が示す何気ないしぐさ、態度、訴えなどから、病態の把握に努めていく必要があるという点では、他の診療と比較してもより注意深い観察力が必要と言えるでしょう。 また、患者だけではなくその家族から発せられる情報にも気を配る、さらに、精神科医、カウンセラー、ケースワーカーとの連携を密にし、自分だけではなく関係者が一体となって患者の病態改善に努めていく姿勢が求められると言えるでしょう。

精神科看護師の具体的な内容とは

では、精神科の看護師は具体的にどのような仕事をしているのか、そのうちの代表的な業務について見ていきましょう。

アセスメント及びプランニング

看護の過程は、情報収集、アセスメント、問題点の抽出、看護計画など、いくつかに区分されます。看護過程のひとつであるアセスメントとは、患者を取り巻く、看護上の問題点を論理的に整理し、分析することを指します。 精神科のアセスメントであれば、年齢や性別、これまで患者が生活してきた環境、家族関係、社会との関係、性格、そして症状などを情報収集していきます。 そして、集めた情報を「主観的情報」、「客観的情報」に区分し、それぞれの情報の関連性を検討したりすることで、看護上の問題点を抽出し、看護計画を立案していきます。 精神科看護師が、アセスメントを行う上で大事なことは、患者やその家族と十分な信頼関係を結ぶことです。そうした信頼関係がなければ、看護計画に必要な情報収集を果たすことは難しくなるでしょう。 その意味で、アセスメントを行う精神科看護師の役割は重要で、アセスメントの結果次第で、患者の経過も左右されると言ってもいいでしょう。

アセスメントを効果的に行うための体制づくり

一方で、こうしたアセスメントに限った事ではありませんが、看護全体は、看護師一個人によって必ずしもなされるのではなく、看護師側も様々な体制を取って進めるべきではないか、そうすることで看護目標を達成できるのではないかということで、最近では様々な形態をとるようになってきています。そのうちのいくつかをご紹介していきましょう。 まず、「チームナーシング」と呼ばれている形態があります。チーム制で看護を行っていく形態です。 各チームの中にはチームリーダーを作ります。チーム構成やチームリーダーは一定期間が経過したのち変更していきます。リーダーやメンバーを変えないチームナーシングもあります。 このメリットは、チームでお互いの不足点を補うことで、あるレベル以上の看護を行うことが可能になるということです。また、チーム意識が高まり、お互いに助け合うといった面での個々のメンバーの成長を果たす機会にもつながることもメリットと言えるでしょう。 しかし、患者側から見ると、誰が担当者かわからず、そのことによって自分が軽く扱われているような印象を持たれてしまうこともあるということです。 そういうことを防ぐためにも、チームリーダーとなる人は、チームをまとめるリーダーシップや責任感が必要となります。 この体制で臨むときに重要なことは、情報をクローズにせずオープンにすること、そして、特にチームリーダーへ、必ず情報を集約することが重要で、メンバーにも報告を確実にすることを求めるが必要です。 また、チームリーダーは、一部のメンバーだけが過負荷になるといったことのないように、仕事を効果的に振り分けていくマネジメント力を発揮していくことが重要と言えるでしょう。 次に、「プライマリーナーシング」というものがあります。これは、チームナーシングとは対極的に、プライマリーナースと呼ばれる1人の看護師が、一貫して患者の入院から退院まで24時間、責任を持って担当する方式です。 プライマリーナースのバックアップとしてはアソシエートナースと呼ばれる別の看護師を設定します。 この方式のメリットとしては、信頼感を築きやすいところです。1人の担当が一貫して担当するのですから、当然そのようになるでしょう。また、首尾一貫することで、看護師の主体性を高めることが出来るのもこの方式のメリットと言えるでしょう。 一方のデメリットとしては、看護師の能力にはどうしても差があるので、看護の質に差が生じやすいという所があるでしょう。また、一患者に一担当をつけようとすると、より多くの人員が必要となる傾向があります。 さらに、それぞれが、それぞれの患者を担当する体制ゆえに、看護師同志のコミュニケーションが希薄になりがちというのが、もう一つのデメリットと言えるでしょう。 プライマリーナーシングを考える上では、一患者一担当という体制といえども、お互いがどのように看護しているかを情報交換することによって、お互いの能力を高めていく仕組み作りが不可欠と言えるでしょう。 さらにもう一つ、「モジュール型看護方式」というものがあります。これはチームナーシングとプライマリーナーシングの折衷型の方式です。 具体的には、1病棟内に2つ以上のチームを編成します。そして、そのチームの中で、個々の看護師は、担当する患者の入院から退院まで、一貫して看護を行うというものです。 このように、看護師の体制には様々なものがありますが、精神科看護師がアセスメントを行う際にも、それぞれの病院の方針に沿って体制を組むことにより、アセスメントの有効性を高める取組がなされています。

医療薬の管理

精神科に来る患者にとって、薬の選択及び微調整はとても重要です。これらをどのように行うかによって、病状の改善も変わってくるといっていいでしょう。 そして、薬の選択及び調整は、何週間、あるいは何カ月といった単位で時間をかけながら行います。薬の選択を適切に行う上では、患者のちょっとした変化に敏感に気づくことが出来るような観察力が必要となります。 また、精神科の患者の中には病状を改善したいという気持ちはあるものの、薬には頼りたくないという考え方を持つ人もいます。 また、薬を受け取ったとしても、きちんと服薬しないケースもありますし、退院したタイミングで、「薬をやめてもいい」と自己判断をしてしまい、結局病状が再発してしまったということもあります。 こうしたことを防ぐために、患者が薬を飲んだかどうかの確認をすることも、精神科看護師として重要な仕事となります。また、きちんと薬を服用してもらうためにも、服薬の重要性を患者自身が理解できるようにしていくことも大切です。

自己抑制できない場合の対応

心の病気で、病状によっては自分自身で行動を抑えたりすることが難しくなってしまう患者もいます。病状が進んでしまうと、他人に対して攻撃的な言動をするケースも出てきます。 これがエスカレートして暴れてしまうといった場合には、制止させなければなりませんが、これも精神科看護師の仕事の一つです。 こうしたことから、精神科看護師では男性看護師が多く活躍していますが、これも精神科の一つの特徴と言っていいでしょう。いずれにしても、気持ちをきちんと持って対応することが必要です。

身体拘束の管理

精神科では、自傷や他害の恐れがある等、患者の病状によっては、隔離室や閉鎖病棟にて、患者の身体を拘束するケースもあります。 患者自身の身体の安全及び周囲の関係者の安全を守らなければなりません。患者の病状を落ち着かせ、改善に向けた環境を作り上げていくことは、薬による治療と同様に大事なことです。 医師と十分に連携を取り、患者をよく観察し、ふとした変化を見逃さないことが精神科看護師に求められます。

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